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壽とわたし[ちょっとだけ追記]

【1/27 追記】
お題箱への投稿は、Twitter(@mz1_25)で随時お返事しています。
記事最下部にお返事ツイートへのリンクを貼っておくので、お返事を読みたい方はそちらからどうぞ

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平素よりお世話になっております。みづさんです。


相変わらず陰鬱な気分になるニュースばかり流れてきたり、かと思えばモルモット車がプイプイ駆け抜けていったりなタイムラインにお住まいの皆様、いかがお過ごしでしょうか。わたしはといえば、新年明けて一発目の大きな催しが終わって、抜け殻のようになりながらこの文章を打ち込んでいる次第です。

ミュージカル刀剣乱舞五周年記念の催し「壽 乱舞音曲祭」が終わりましたね。
わたしは全て配信での参戦となりましたが、公演初日、千子村正出陣初日、前楽、大楽の4公演を鑑賞しました。巴形薙刀役のはるちゃんさんが降板したり、緊急事態宣言が発表されたりと気が気でない準備期間でしたが、いざ本番が始まってみると一公演一公演があっという間に過ぎていきました。特に後半公演のみだった村正に関しては、出陣から大楽までの日々がまさしく一瞬だったように感じました。

そんな音曲祭、個人的には良くも悪くも思い出になった公演となりました。
いい思い出、悪い思い出、どちらも覚えているうちに書きなぐろうと思い、今回キーボードをばちばちと叩いている次第です。
なお、公演期間中/前後のつぶやきと重複する箇所もあるとは思いますが、ご理解いただけると嬉しいです。

また、まさかこんなインターネット的にも刀ミュ界隈的にも辺境の地で起こりえないとは思いますが、悪いバズり方をしたりあんまりにもぶっ叩かれたりということがあればこの記事はさっさと消してしまいますので、どうかよしなに。
※note自体を広げていただくこと自体は全く問題ありません。ただただいぢめないでねというあれです
※このnoteを書いている段階で某記事が広まっているのを見てちょっと怯えていますが少なくとも便乗記事ではないです

それでは、今回もよろしくお願いします。



わたしの刀ミュ推し公演は三作目の作品「三百年の子守唄」です。日頃何かと石切丸さんと村正さん(と彼らを演じる人たち)にばかり現を抜かしておりますが、大前提としてわたしはみほとせ公演、ひいてはみほとせチームはまるっと箱推ししています。もちろん人間組も。
しかし今回の音曲祭では、みほとせ公演に出陣した男士からは三振りのみが参加で、加えて村正に至っては後半のみの出陣と、みほとせ箱推しの人間からするとかなり寂しい編成でした。
とはいえ、刀ミュが五周年を迎えたことは素直に嬉しかったし、稽古に励んでいる俳優さんたちのツイートを見て少しずつ公演への期待も高まっていきました。
ガラコンサートとは何ぞや?いつもの二部や冬の祭りとは何が違うんじゃ?という、どんな公演を見せてくれるのだろうというわくわくした気持ちもある一方で、このご時世で公演を完走することができるのかという不安、現地での観劇が叶わないことの寂しさ(19日の村正初日公演は現地観劇の予定でした)など、一言では表現できないほどたくさんの感情が自分の中で渦巻いていました。

そうして迎えた初日。抱えたいろんな感情を消化しきれないまま、配信に臨みました。

音曲祭はまさしく、刀ミュの5年間の足取りを振り返る公演だったと思います。
これまでの公演で歌われた曲を、出陣した男士たちが物語を振り返りながら歌う姿には、やはり心に染み入るものがありました。音曲祭に出陣できない男士がいることや、逆に本公演出陣回数が少ない、あるいは出陣していない男士がいることから、本公演で歌われた時とはどうしても違う旋律になってしまう曲もありましたが、それでも完成度は決して悪くなかったと思います。
1部と2部に分かれた構成や、2部で特別な衣装で歌や舞を披露する姿も、今までの刀ミュ本公演を踏襲しているようでとてもすきでした。「静かの海のパライソ」公演出陣男士や桑名がパフォーマンスする姿を見るのは今回が初めてでしたが、古参男士たちにも負けない力強さを感じました。現地観劇された方からの豊前や浦島くんのファンが日に日に会場に増えていったという発言も、何となくわかる気がします。
何よりも刀剣男士全員が心から楽しそうに、嬉しそうに歌っている姿が見れたのが本当にうれしかったです。この場に立てていること、五周年という記念すべき記録を、毎公演噛み締めているような姿を見ていると、それだけでにこにことこちらまで笑顔を浮かべてしまいました。

男士全員にフォーカスした話をするときりがなくなってしまうので特に語りたい何振りかのみの話をしますね。多少の推し贔屓も入るものの、みほとせ組三振りとあつかし三振りの姿はちょっと段違いだったなぁと思います。
わたしはみほとせ初演・真剣乱舞祭17あたりから刀ミュ入りした人間で、それ以前の公演はすべて映像で見ただけですが、それにしてもあつかし三振りの成長は著しいなぁというのを感じました。歌唱力や演技力の向上はもちろんのこと、台詞や視線の動かし方の一つ一つにまで細心の注意を払っているように感じられました。(五年前の彼らや現在のほかの男士たちがそうでなかったとかいうつもりではありません)
あつかし組のすごく個人的な興奮ポイントとしては、小狐丸が歌うソロ曲「VERSUS」です。めちゃくちゃに格好良くてたまらなかったです。元々VERSUSは「つはものどもがゆめのあと」公演曲の中ではトップに食い込むくらいすきな曲なので、まず聞けたことが何よりうれしかったです。あとこれは伝わったらうれしいポイントなんですが、「天使と悪魔」の歌詞を歌うときのがっと噛みつくような歌い方がめちゃくちゃすきです。
みかちも加州くんも、トライアルからみんなを引っ張ってきただけあって1部にせよ2部にせよ貫禄がすごいなと思いました。台詞やキャラクターの立ち位置に頼るのではなく、その姿勢をもって全員を引っ張っている感じがさすがだと感じました。たった一振りで舞台に立つだけで、たった一言発するだけで、空間を彼らに持っていかれてしまうような錯覚を覚えました。前説が終わり、公演が始まって第一声目となるみかちの「しくしく くれくれ」を初日に聞いた時に全身総毛だったことを忘れられません。

みほとせ組の三振りに関してはもう、なんというか、褒めるための言葉が見つからないくらいクオリティーが桁違いだったと思います。
村正ととんぼさんは初演の頃からすでに歌の完成度に関しては言うことがなかったのですが、みほとせや「葵咲本紀」、らぶフェスなどを通してより強くなった村正派二振りの絆を歌を通じて確かめ合うような姿にぐっときました。正直後半公演が始まるまでは村正のソロ曲が来たら嬉しいななんて勝手な妄想を繰り広げていましたが、そこからの村正派のデュエット曲「Impulse」で情緒がめちゃくちゃになりました。歌合で歌われたImpulseはとんぼさんと鶴さんとのデュエットだったので、みほとせ再演ぶりの村正派デュエットが聞けて本当に感無量でした。稽古期間が短かったこともあって村正の出番自体は少なかったものの、十分すぎるほどに毎公演爪痕を残していってくれました。いろんな意味で。
先日のおおたさんバースデー配信で少しだけ言及してましたが、いつか村正の「mistake」も聞いてみたいですね。村正にmistake犯してもらいたい。
大倶利伽羅の力強い歌声も印象に残っています。力強いだけでなくめちゃくちゃに伸びるし、音の終わりもとても綺麗なのがすごいと思います、ほんとに。村正派の二振りとは歌い方こそ異なるものの、だからこその魅力があると強く感じました。
そして何より、「瑠璃色の空」でのあの、刀を握る手が悔しさで震えるシーンですよね。わたしはパライソ未見なので、みほとせ後のからちゃんがどのような心境で次の任務に臨んでいるのかはまだ知りません。ただ、瑠璃色の空でのからちゃんは吾兵を救ってやれなかったことを悔やみ、さらに強く在らんとする彼の心中が垣間見えるようで、視界がぼやっと滲みました。(からの刀を振るうからちゃん、柄で受け止めるとんぼさん、その姿を笑みながら見守る村正の図もね、よかったですよね。ね。)
2部の「Can you guess what?」も、らぶフェスや初演やらであんなに何回も見たはずなのに、かっこよさに負けて五体投地していました。ドテン。
そういえばみほとせ初演が初めての刀ミュだったということは、人生で初めて聞いた刀ミュ2部曲はCygw?なんですよね。実質わたしにとっての子守唄はCygw?ということのようです。そりゃ五体も投地しちゃう。ドテン。


さて、大はしゃぎしてまいりましたが、ここからはどちらかというとあまり面白くない方の感想です。
楽しい気持ちでいたい方は読まないでね。


音曲祭の公演内容としてはかなり楽しむことができましたが、正直、音曲祭を楽しめば楽しむほどみんなで出陣する姿が見たかったなぁというお気持ちが募りました。
先ほども話題に出した瑠璃色の空という曲は、みほとせという公演を語るにあたって欠かせない要素の一つだとわたしは思っています。そして同時に、瑠璃色の空にはみほとせに出陣した六振りも欠かせない要素だったと思っています。だから、瑠璃色の空をみほとせ組三振りと一緒に、みほとせに出陣していない刀三振りが歌う様子を見て、「歌ってくれてありがとう」という気持ちと同じくらいに「歌わないでほしかった」という気持ちでいっぱいになりました。
パライソや歌合で初めてお披露目となった男士たちは、どうしても(特に1部曲は)歌える曲数が少なくなってしまいます。それを補うための参加なのだということは理解していたつもりだし、言ってしまえば瑠璃色の空以外にも公演に参加していない男士が歌う曲はありました。
それでもどうしても脳裏に浮かぶのは、みほとせ初演の、あるいは再演の光景でした。大変失礼な物言いを承知で言うと、思い出を上塗りされたような、寂しくもあり悔しくもありという気持ちが拭い去れずにいました。

大千秋楽のカーテンコールで、こぎが言った言葉とその時の光景が今でも印象に残っています。
「我らの本丸はこんなにも大きくなりました」と彼は言いました。配信カメラはステージ全体を映し出し、二十振りの男士の姿を映しました。けれど、刀ミュ一作目から出陣していた今剣や岩融、そして石切丸の姿は、そこにはありませんでした。嬉しくてたまらないはずのこぎの言葉なのに、嬉しさと感動で泣くべきはずの言葉だったのに、わたしはひたすら寂しさで泣きそうになりました。
この出陣男士問題ばかりは、本当に解決が難しいことなんだと頭では分かっています。三十人弱の役者さんのスケジュールを合わせるだけでも大変なのに、加えてこの御時世です。そもそも開催すら危ぶまれていた公演に対して、完走以上のことを求めてしまうのは酷なことだと自分自身でも思います。
それでも、六振りで歌う瑠璃色の空が聞きたかったし、曲の合間にふざけ合う六振りが見たかったし、成長した六振りの歌声の熱量を感じたかったし、六振りとともに五周年を祝いたかった。もっとわがままを言っていいなら、刀ミュ本丸の男士全員と五周年を祝いたかったというのが正直なところです。


自分がここ数年、年末が近づくにつれてわくわくしていた気持ちは、刀ミュそのものへのわくわくもありましたが、それ以上にみほとせ組を見られることへのわくわくだったんだなぁというのを、音曲祭が終わった今になってひしひしと感じています。
村正と物吉くんを中心としたわちゃわちゃとか、それを見守ったり便乗したりするまるさんやあおえさんとか、ツッコむとんぼさんとか、我関せずと一歩離れた場所にいるのに最終的に絡まれてしまうからちゃんとか。六振りが横一列に並んだ時の背丈のでこぼこした感じとか、まとまりがなく言葉すら少なに見えて、でもそっとお互いを思いやってるところとか。
そんなみほとせ六振りがだいすきだったんだなぁ、見たかったんだなぁと思います。


音曲祭が終わって数日経ち、改めて思うこともあります。
「みほとせ組の出陣が見たい」と思ったわたしと同じように、音曲祭を見ていた多くの人たちにも「あの男士の出陣が見たい」「だいすきな曲をだいすきな編成で歌ってほしい」という、要望というか、言うなれば先の公演への期待・希望が生まれた、音曲祭はそんな公演だったんじゃないかと思います。
そうやって興行が終わるごとに、これから先の未来に対して前向きな期待を抱かせてくれるところは、刀ミュだからこそ持ちうる力だなぁと素直に思います。

果たして次にいつみほとせ組が六振り揃うのか、そもそも果たして揃う機会があるのかすら分かりませんが、その希望がわずかにでもある限りは刀ミュというコンテンツを追いかけてみようと思います。
とりあえず、にっかり青江単騎出陣に関しては是が非でも観に行きたいという所存です。
燕尾服で「Stay with me」を踊るみほとせ組をを見せてくだしあ




貴重なお時間を割いていただきありがとうございました。
お題箱を用意しましたので、匿名で感想を投げたい方はそちらに入れていただけると大変励みになります。ディレイ配信で見るべきポイントとか、教えてくれてもいいんですよ。
あと地味に隙自語の話題がなくなり始めて困っています。中身の薄い人間で申し訳ないです。いいかんじの話題とか、提供してくれてもいいんですよ。

それではまた、機会とご縁がありましたらば。

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以下はお題箱へのお返事です



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