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1/14「雨でも銭湯」

AM 7:30

その日は嫌な夢を見ました。

親が「いってらっしゃい!」と見送るから通学路を歩き出すけど、学校めっちゃ行きたくねぇ!そんな記憶が掘り返される感じの、しんどいやつでした。

僕は最近、朝起きたらSNSをとりあえず見ちゃう習慣からなんとか抜けれるようにがんばってます。

でも、こんな日はノーカンです。

なので、インスタをバァーっと見てました。
するとフォローしている近所の銭湯がストーリーを更新してて、僕は思いつきました。

そうだ。
銭湯、行こう。

僕は最近、思い立ったらとりあえず行動に移すようにしてます。でも、もっと考えてから動けよ。って思うこともあるけど。
でも僕の場合、何かをする前に考え始めると、どうしてもネガティブになっちゃって、後になって「うわー、もったいなかったじゃん!」と思う質なので、とりあえず動きます。

2023は、
「とりあえず動く」をがんばりたいです。

なので、スマホで調べて出てきた降水確率が90パーセントでも、🚲 で銭湯に向かいました。(一応、カッパは持った✌️)

朝風呂の時間に行ったため、空いていました。ラッキーじゃん。
僕のよく行く銭湯は、44℃寝そべれるタイプと、44℃座るタイプと、41℃のぬるまミルク風呂と、水風呂があります。多分、東京の銭湯によく行く人はわりと知ってる場所だと思う。

ささっと頭と体を洗い、さっさと湯船に。
ざばーんと、まずは44℃の熱い湯に浸かります。
入ると、慣れてない肌がピリピリとするけど、だんだんと体が慣れてきて、はぁーってなって、早速さっきまでのしんどい気持ちがぼやけていきました。やったね。

最近僕は、友達の家(呼称:モテ男)に行った時「コストコでこんなでかいバスソルト買っちゃったからさ、入っていいよっ!」(ブルジョワめ)と言われ、人の家の風呂に入りました。

その時僕は、
やっぱり「お風呂って大事じゃん」
と思いました。

だから帰って直ぐに掃除して、家風呂もしたけど、銭湯はまた別物です。
浸かっていると、口が自然と半開きになってしまい、終いにはアホみたいな顔になっちゃいます。
こればかりは止められない。どうしようもないんだぜ。

熱いのに浸かったら今度は水風呂へ。
緩んでた身体が急速に冷やされると、肌を押さえつけられているようにぎゅっとなります。
僕はこの瞬間が好きで、慣れてくると身体の中の熱だけで、何故かあったかく感じるあの不思議な感覚も好きです。

銭湯やお風呂に入っている時は、なんにも考えられません。
次の短編のネタとか、書きかけのシーンのこととか一生懸命考えようとするけど、全部がぶわぁーっとぼやけてしまいます。
でも多分、これでいいんだと思います。

自分で言うのもアレだけど、僕は普段から、常に考え事をしてます。
例えばそれは、書きかけの描写のこととか、今度どこに写真取りに行こうとか、どうやったらもっと売れるのか、知ってもらえるのかとか、今日の夕飯とか、録画したドラマ見なきゃとか、とはいえもういい歳だしもっとしゃんとしなきゃとか、育ててくれた親に悪いよなとか……
片っ端から引き出しを開けては、中のものを引っ張り出して、自分の周りが随分と散らかってるのには気づかず、子供みたいにまだ開いていない引き出しを開け続け、惨状にやっと気づいて途方に暮れる。
そんな感じです。

正直、毎日しんどいです。
あとそれのせいかはわからないけど、いっつも眠いです。
もう無理。もう息してるだけで精一杯だから……そんな日もあります。

だから、
これからは「なんにも考えない時間」を大事にしていこうと思います。
水風呂に入って、光の屈折の関係で平たくなった指先を見つめながら「うわ、僕の指うっす。ペラペラじゃーん」と思えるくらいには、頭の中空っぽにする時間を作れるようにしよう。

がんばろう。


ちなみに、帰りは雨が降ってました。
でもパーカーのフードかぶったらギリ行けたのでよしとしよう。

おしまい。


銭湯が出てきて、好きな映画

「わたしは光をにぎっている」

あと、湯を沸かすほどの熱い愛とかね。
ちょっとベタか。

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