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何度もぶり返す細菌性膣炎の体験談と治療方法

 ある日突然トイレの時に、嗅いだ事のない臭いがしていることに気が付きました。その臭いが、おりものからくる臭いとすぐに気が付きました。この段階では、何やらチーズの様な乳製品の臭いがしていました。そこですぐ婦人科で診てもらうことにしました。当時交際相手がいたので、とっさに性病をもらってしまったのかと疑いましたが、驚くことに婦人科での受診と細菌検査の結果は「異常なし」と診断され、看護師の方からは「気にしすぎ」ではないかの一言。明らかに、今まで無かった臭いを発しているのに、異常なしとは納得がいきませんでした。

 このクリニックでは、薬もなにも処方される事がなく、この後も同じ症状で悶々とする気持ちのまま生活を送っていました。仕事中も服の上から、下半身からチーズ臭がしている事に気付き、仕事中や電車の中などで自分の近くにいる人たちに対して、この臭いに気が付いていないか、神経過敏になっていました。そこで、別の婦人科へ受診することにしましたが、そこでの検査結果は、「(膣内に)少し雑菌が増えているかな。。。」というものでした。ようやく2件目の婦人科で、「クロマイ」という膣座薬タイプの抗生物質を一週間分処方してもらうことになりました。やっと治療が出来るとホッとして、その夜から寝る前に一錠を膣に挿入してそのまま就寝しました。次の日の朝からは、あの嫌なチーズ臭は消えていて、以前の様に臭いが気にならなかった時の状態に戻っていました。

 処方してもらった膣座薬を使い切って丁度一週間経ったくらいの事です。服の上から、再びあのチーズ臭がしている事に気が付きました。そこから、また前回と同じ婦人科へ行きクロマイを処方してもらいますが、また少ししてチーズ臭がぶり返してしまいます。しかも忙しい時はすぐに婦人科へ行く事が出来ないので、その状態のまま数週間放置することなった時のある日、チーズ臭から何やら魚の生臭い臭いに変化している事に気が付きました。しかもおりものの状態も異常で、グレーベージュの様な色でシチューの様な状態のものが、大量に出て来るようになりました。この時は、常にナプキンをあてる様にして、下着から漏れ出さないように気を付けていました。
こんな状態になっていてもクロマイ(膣座薬)を使うと以前の何ともない時の状態に戻るので、婦人科を数件変えて常にクロマイを処方してもらっていました。

それにしても、婦人科を何か所も回っているのに、どの医者もクロマイを処方する全く同じ対応方法で、全く完治しませんでした。

 〈私が試した治療方法は、体験談の後に記載しています。〉

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