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ノーマル三間飛車の迎え撃つ形


古の居飛車急戦

三間飛車で早めに△43銀型を作ると狙われるのが
図の▲46歩です。居飛車は▲45歩~の角交換を狙っています。

△43銀型を悪手にするべく作戦

よくある対策

4筋から攻められそうなので△42飛(図)と
回っておくのがよくある作戦。

しかし折角、三間飛車にしたのだから
仕掛けられる前から四間飛車にシフトチェンジするのは
少々気に入らないと思っています。

これなら最初から四間飛車で戦えば良い

金で受ける

私は一段金を活かすべく△42金(図)と上がる指し方を
おススメしたい。

角交換には△33同金で取れるようにしています。

参考棋譜


開始日時:2023/11/15
持ち時間:0分+10秒
場所:81Dojo

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △3二飛
▲2五歩 △3三角 ▲6八玉 △4二銀 ▲7八玉 △6二玉
▲5六歩 △7二銀 ▲5八金右 △7一玉 ▲3六歩 △4三銀
▲6八銀 △8二玉 ▲5七銀左 △9四歩 ▲9六歩 △1二香
▲4六歩 △4二金 ▲1六歩 △1四歩 ▲3七桂 △5四銀
▲5五歩 △6五銀 ▲7五歩 △5四歩 ▲6六歩 △7六銀
▲5四歩 △4三金 ▲8六歩 △3五歩 ▲同 歩 △5四金
▲4七銀 △4二角 ▲7四歩 △8六角 ▲7三歩成 △同 銀
▲7七歩 △8五銀 ▲2四歩 △7六歩 ▲6七金 △7七歩成
▲同 角 △3五飛 ▲3六歩 △7五飛 ▲7六歩 △同 飛
▲同 金 △同 銀 ▲8六角 △6七金 ▲7九玉 △5七金
▲4三角 △7一金 ▲5四角成 △7八歩 ▲同 金 △6七銀成
▲7四歩 △同 銀 ▲5三角成 △7七歩 ▲同 桂 △7六歩
▲2二飛 △5二歩 ▲同飛成 △6二銀 ▲同 馬 △7八成銀
▲同 飛 △6八金打 ▲同 飛 △同 金 ▲同 玉 △7七歩成
▲同 玉 △8五桂 ▲6八玉 △6二金 ▲同 龍 △7二歩
▲7一銀 △9三玉 ▲7六金 △8八飛 ▲7八金 △5九角
▲同 玉 △7八飛成 ▲8二角 △8四玉 ▲7五銀 △同 銀
▲7四金

まで109手で先手の勝ち

桂跳ねで棒銀がなくなる


▲37桂で居飛車は次に▲45歩と突いてくる事が明らかになった。
三間飛車は、このまま形で▲45歩を突かせるのはマズイので
5筋の歩を突かなかった形を生かす一手があります。

次の▲45歩を防ぎつつ攻める一手は?

用意の一手


△54銀が5筋を突いていないのを活かした用意の一手。
三間飛車の角頭が薄くなる心配が付き物だが
居飛車も桂頭なのが大丈夫な理由。

居飛車の▲37桂には△54銀と覚えておく

中盤のポイント

銀が挟まれそうになっているが
引き角から居飛車の「▲75歩▲86歩」を取りにいくのが
良かった構想でした。

対局中は銀バサミを食らったかと不安でいっぱいでしたが
大丈夫でした!

取り方

▲73歩成(図)に対して三間飛車(私)の応手が良くなかったです。

銀と桂。どちらで取るのが正解か

本譜

△73同銀と取ってしまったのが疑問手でした。
バラバラな陣形で攻めなければいけなくなってしまいました。

桂は危険なので仕方ないと思ったのが良くなかった

正解の取り方

桂で取るのが正解でした!
以下、▲74歩の桂頭攻めが気になりますが
良く読めば△85桂でこちら以上に相手の玉頭が危険な状態でした。

中盤戦、コレを逃したのが痛かった

終盤戦のポイント

三間飛車が△35飛→△75飛と転換して
居飛車が▲76歩と守った局面。
ここで私は逃してしまいましたが攻めの決め手がありました。

次の一手は?

本譜

△76同飛が強烈に見えて疑問手でした。
以下、▲同金△同銀▲86角に△67金と進めましたが
駒損で攻めが届きませんでした。
居飛車優勢に。

自陣がバラバラで耐えられない

正解は

△76同銀が相手の言いなりになるようで指しにくかったのですが
良く読めば三間飛車がペースを握る一手でした。

86角が取られてしまいそうだが続きがあった

良く読むべし

読めば良いとは言え、一手10秒将棋だったので、しょうがない。
上図から▲86角に67銀成▲同金に△76金(図)で三間飛車ペース

角を取り返す事が出来た

以下▲58玉△86金▲43角が気になりますが
△76角!(王手&54金を受ける手)▲48玉△71金で受ければ
難解でした!

不慣れな戦型でしたが銀バサミされないなどが分かった実りある対局でした。

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