見出し画像

ノーマル四間飛車vs居飛車の矢倉囲い【棋譜添削】

△54銀が疑問手

早速ですが、この銀上がりが疑問手です。
何故か?それを解説してゆきます。

些細な違いです

角頭を攻められてしまう

理由としては▲35歩の歩交換から▲34歩を狙われてしまうからです。

振り飛車側から△34歩と打つわけにはいかない

参考棋譜

開始日時:2024/03/05 05:59:20
終了日時:2024/03/05 06:08:37
場所:将棋ウォーズ
先手:Slayer123
後手:shindannin

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲7八金 △4二飛
▲4八銀 △6二玉 ▲2五歩 △3三角 ▲6八銀 △7二玉
▲7七銀 △8二玉 ▲7九角 △7二銀 ▲6八角 △3二銀
▲6九玉 △9四歩 ▲7九玉 △9五歩 ▲8八玉 △4三銀
▲6六歩 △5二金左 ▲5八金 △6四歩 ▲6七金右 △7四歩
▲5六歩 △4五歩 ▲3六歩 △5四銀 ▲3七銀 △7三桂
▲3五歩 △同 歩 ▲同 角 △6五歩 ▲3四歩 △4四角
▲同 角 △同 飛 ▲2二角 △3四飛 ▲1一角成 △6六歩
▲同 銀 △3三角 ▲同 馬 △同 桂 ▲3五歩 △同 飛
▲2四歩 △6五歩 ▲7七銀 △2五桂 ▲3八香 △3七桂成
▲同 香 △3六歩 ▲2三歩成 △3七歩成 ▲2四飛 △4八と
▲3七歩 △5八と ▲3二と △6九銀 ▲7九金 △6六香
▲同 銀 △同 歩 ▲同 金 △5七角 ▲6七金 △7九角成
▲7七玉 △5七と

まで80手で後手の勝ち

一手戻ります

ここでの次の一手に沿う条件は△43銀のままで保留すること

43に銀が居た方が3筋の歩交換に強い

△63金

他にも△84歩や△73桂でも大丈夫です。

これだと▲24歩が怖くないか?と質問されそうだが

▲24歩からの総交換

四間飛車の△43銀が浮いている為、取られて不利かと思いきや
居飛車も▲48銀が浮いている為、この局面は四間飛車優勢です!

将来の2枚飛車が強い

△54銀と上がるタイミング

それは▲37桂と跳ねてきた時です!

45の歩を狙ってきています

角頭を放置して良い

なぜ桂跳ねに銀上がりかと言いますと、

理由は角頭を攻められにくくなるから

▲35歩

弱い角頭を攻められて同じじゃないかと思うかもしれませんが
違います。

△35同歩▲同角に△36歩

桂頭も弱点なのです。

お互い弱いところ

全てが全て△54銀が悪いわけではないですが
居飛車に▲37桂を跳ねさせてから△54銀
これがノーマル四間飛車の理想だと思っています。

以上です。
微妙な箇所なので上手く伝わっていたら良いなぁと思います。
読んでいただき、ありがとうございました!

励みになります!