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ケータイ業界(法人)はどこへ行く?⑬

みなさん こんにちは  4DL Technologies株式会社 CCOの荒巻順です。GWも終わりました。スタートとエンドに雨が降りましたが、首都圏は概ね快適な感じでした。

前回は

最終的にお客様にDXという、我々にとっては高付加価値の活動をするための基礎体力。話の切り出し方とか、質問の投げ方とか、判りやすい商品説明とかの前に、活動を「きちんと」できる。
こんな当たり前があって、はじめてDX提案への道だと思います。導入部分は「必ず動く(行動)」を担保することから見直しもあると思います。
最上位が更に難易度を上げるなら、導入部分を下げるのはバランス的に正しいという気もします。
さて、次回以降は中級認定をどうするか考えましょう。色々な意味で「ボリュームゾーン」の設計はある意味イチバン難しい。

という感じでした。

導入部分を「基本動作」を知っていることと、実践して継続しているかで認定。

中級部分、このへんから「質」を考慮した設計が必要になってきます。docomoBusinessの目指す「付加価値」をどう身につけているかを学び、評価するかという感じでしょうか。

認定としては、一般的には「筆記」「実技」だと思います。ここの「筆記」をまず変更していく必要があります。

記憶に頼る「点」知識を身につけていることも大事なことですが、それをどう「線」として結びつけて使うかが本来の実務に直結する話ではないでしょうか。

もちろん、実務では様々なケースがありますので、全てに対応できるような試験などは開発不可能です。たぶん、AIとかで学習モデルができれば無限の問題作成とか可能ですが、データをどこから持ってくるのか、野良データをどう排除するのかなどのコストを考えると難しいでしょう。

なので、筆記試験は対策ができるといえばできますが、いくつかのパターンを作って採点でしょか。

問題は、点の知識ではなく、線の実践的な筆記とはなんぞや。試験をどう作るかはテクニカルな話なのでどうにでもなると思います。

論点は「営業としての付加価値」を筆記で問うとはなんぞやです。実技と組み合わせてどこを目指すのか、筆記と実技の目指すところをどこに置くのか。

付加価値をうむ源泉がどこにあるか。その源泉を利用して案件に繋げていくかを考えていきます。

営業で大事なことは「行動量を最大化する」と他にも原則論があると思います。基本的な原則論を裏側から見ると「行き当たりばったりの行動をしない」ことでしょう。

闇雲に行動してはダメよって話です。

言い方を表から表現してみると「行動の前に準備をする」「準備をしてから行動する」でしょう。

これが、質を担保するための第一歩。ここを中級レベルの筆記でどう問うかでしょう。

知識ではなく、ユーザーケースに対して、何を準備するかの問う筆記でいいと思います。

筆記というのが適切でなければ、記述式で回答を求める。選択式も含めユーザーケースに対して「どのような事前準備が必要か」という、事前準備の理解面を選択式で。

「このお客様をどのように捉え課題を捉えているか」という分析を記述で書いてもらう。

こんな二面で良いと思います。

テクニカルな面で、こんな記述も含めた採点をどうするか。人間がやっていたらコストばかりかかってしまいます。

選択式の筆記試験は、システムがオートマチックに採点してくれるけど、実務的にどうなのよ?という懸念点。

記述式の場合は、ユーザーケースを分析するという実務に近い設定ができますが、人間が採点するとコストの問題と採点のブレが生まれる可能性が高い。

論はあると思いますが、この辺こそAIに採点させればセミオートマチックにできるはず。

通信キャリアの認定試験の採点を、例えばChatGPTに放り込むのが情報セキュリティ上どうなの?という論点は抜きにして書いていますのはお許しください。

でも、その辺は割り切る時代だと個人的には思いますけどどうなんでしょうね。

質を担保する入り口としての中級の筆記試験は、実務にどれだけ近づけるかという点と、運用のコストの面をバランスをすると「記述をAIで採点する」という案です。

じゃぁ、どんなユーザーケースにすればいいのかというのを考えていきたいと思います。

では、長いので次回に引き続き。




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