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全部分かる!闇創作

創作設定闇創作編です
普段は描くことはそんなに多くないけど、古株な方で割とお気に入りの創作だったりします
闇創作はストーリーのない創作なので、舞台設定とキャラ設定がメインになります
分からないこととかあればマシュマロでいつでも聞いてください‼️
⚠️含有成分
・百合 ・殺人 ・倫理の崩壊


舞台設定

神やら悪魔やらが存在するファンタジー世界
この世界では数百年前に悪魔との契約というものをある国家が始め、戦争に勝ちまくりとんでもない力を手に入れたことから、悪魔と人々が共に生活するようになった
といってもお互いに利用するだけの関係なので、それぞれ欲に従い契約しては望みを叶えてもらうだけだった
悪魔の力は恐ろしく、正しい対価を払えばその望みは(多少歪な形になることもあるが)叶えられる
そんな物が世界中に広がり、一般人も手が出せるようなものになってしまったら……
当然待つのは世界の崩壊
国による統治などは反逆によって直ぐに崩壊し、個人個人の力で生きていくのが当たり前になった
軽率に人が死ぬし弱いやつには人権のない世界ってことです
そんな世界で生きる人々の話

悪魔との契約

悪魔は別世界に存在する生命体で、特定の手順を踏むことで召喚が可能 対価を払うことで人智を超えた力も手に入れられる
元々かなり契約というものは難しく、こちらの世界に呼び寄せるのには貴重なものが沢山必要だったり、そもそも手順を知る人がほとんどいないとかで人と交わることはほとんど無かった
しかし、例の国が悪魔について古の文献とか読み漁ったりそういう家系の人を攫って吐かせたりして得た情報を、(比較的)現代的な技術と組み合わせることで簡略化して簡単に召喚できるようにしてしまった
弱い悪魔なら召喚専用の本を用意して、そこに書いてあることを読み上げるだけで召喚できたりする
まあ、今の世界は色々な人が召喚しまくったせいで悪魔はその辺に普通にいる(悪魔的に契約はうま味しかないので、こちらの世界に滞在することにしたらしい)ので、そんな手順を踏まずとも悪魔と契約するだけなら簡単に出来る
悪魔は基本的には目に見えず、何かしら強い願望を持った時に目の前に現れる
というか悪魔側が契約を結べそうな人に目星をつけていることが多い 心が弱ったり、強い覚悟を決めたりすると、甘い言葉で誘い込んでくる
大抵こういう状況で契約内容もよく効かずに契約すると、大した力も貰えず代償だけ沢山持ってかれて、自衛のための力すら無くなりこの世界で生きていくことが困難になる なかなかきつい世界だね
悪魔も十人十色なので、狡猾な悪魔もいれば人間のことをかなり気に入って激甘条件でずっとそばに居てくれるような奴もいる
基本的に悪魔は契約する事になんかしらのメリットがあるけど、契約しなくても特に問題は無いし、この契約は割と娯楽な部分が多いので、人間が困っても人間が助かっても正直どうでもいいのだ
ちなみに人間は一体の悪魔としか契約できないのに対し、悪魔は何人でも、自分の力が及ぶ範囲までなら契約できるので、そこら辺も悪魔の気分次第
契約した人間の傍で人生を見守ってる奴もいれば、契約だけしてどっか消えちゃう奴もいる
創作っ子達についてる悪魔は大抵おもしれー奴!って気に入ったから契約したようなのが多く、割と普通にそれぞれ仲良くしている

土地の話

この世界はほとんど国というものが存在していないので、かつて国だったものになんとなーく集まって、緩やかに集落を作っていたりただ寝るだけの場所として利用していたり、かなり緩く生きている
国という統治が無くなっただけで、農業して生活してそれぞれ商売をしてるような平和な場所もあれば、殺して奪ってを繰り返して生きる治安終わりの場所もある
基本的に闇創作で焦点を当てているのは、数少ない形ある国家のブロキュス王国と、その周りにある治安最悪集落です
この治安最悪集落は特定の形を持っている訳ではなく、なんとなくそこに人が集まってそれぞれやばめの商売をしている……という感じ
爆発音がするのが日常 死体が落ちてるのも気にしない なんなら飢えた人間が死体食ってるかもしれん 最悪〜〜〜
あとはアラクラとサリュが暮らしている花畑が国と最悪集落から離れたところにあります ここは人がいないため(アラクラが追い出すため)静か
まあ正直な話国以外のことは深く決めてないので、とりあえずそんなんがあるんだなーくらいでいいよ

ブロキュス王国

この世界で珍しく形が残っている国
なぜ生き残れたのかと言うと、元々血統重視な国で、国外の人間達を毛嫌いしてクソデカ防壁を立てて完全締め出し体制をとっていたからである

物理的な壁だけでなく、神聖な力を使って巨大な結界を築いている 目には見えないけど上までドーム状に囲われているので、空を飛んで入るとか出来ない
外と関わらず、国内で資源を賄って(多分賄えてないし無理しているが)この体制のまま数百年保ち続けている何気すごい国
しかし、外の人間を入れない上に階級差別も激しいため、じわじわ衰退して今はなかなりボロボロな状態になっている

この国では図のような力関係がある
奴隷に国の資源を生産してもらい(主に農業、工業)平民にはその指揮をやらせ適度に生活させ、上流階級の人間達は貴族に代わり国の運営を行い、貴族は頑張って作られた今の環境をゴロゴロしながら貪っている(最悪)
元々はまともな人間が一番上に立っていたのだが、時間が経ってこの何もせずとも全てが手に入る環境に胡座をかきはじめる貴族が増えてしまった
そのせいで国王のようなものは存在しなくなり、国の運営は全部丸投げ!という状態に
人数の少ないこの国で自給自足するのはかなりしんどく、奴隷はバタバタ倒れているのに無理やり働かされている
平民も少ない食料しか与えられず、かなり辛い生活をしている
これでも国の形が変わらないのは、宗教のおかげ
この世界では悪魔が蔓延っているせいで神への信仰という物が殆ど失われている
しかし、鎖国状態で維持し続けたこの国は、変わらず神を信仰している上、悪魔に対して恐ろしい存在だ思っていたり、そもそも存在をよく知らない人がほとんど
おかげで、神のために働け!神のために尽くせ!貴族は神に愛された存在だから敬え!みたいなカス教育に反抗する手段も反抗する思考も持つことがなかった
ここまで徹底出来たのは、実際に神の力というものを国民が認識しているからだ
結界はもちろん、神の力を与えられる聖女様(サリュのこと)は国の未来を予知し、困ったことがあればなんでも解決出来る力がある
これは実は悪魔の力!ということでも無く、本当に神の御加護が与えられている
神も悪魔と同じように、信仰(対価)を捧げると力を与えてくれるのだ まあ欲望を叶える力では無いので、悪魔か神かなら悪魔を取ってしまう人が大半だったが
この聖女周りの話はサリュのキャラ解説の方で詳しく書きます

神と天使と悪魔

※先に書いておくけど、既存の宗教は一切参考にしてません というか調べてません まあこういう物なんだな〜くらいにおもつ

神は世界を見守る大いなる存在
基本的には命の循環の役割を担っている
神は直接地上に干渉出来ないため、天使を地上に派遣し、人間に限らず様々な生命が亡くなった時に魂を回収して自分のところまで連れてきてもらっている
この魂を天国やら地獄やらに送り、浄化された魂をもう一度地上に届ける それが神の仕事
ちなみに熱心に信仰している人間に力が与えられるのには一応理由がある
神は現状の世界を悪魔(別世界の存在)によって汚されてしまった状態だと考えているため、出来れば悪魔を排除して正しい形に戻って欲しいと思っている
しかし、神は直接世界に手を出すことが出来ないため、信者を媒介に力を与えている
それをどう利用しているのかとかは神は全然知らないんですけどね 神、仕事だからそんな感じで手助けするけどぶっちゃけ地上がどうなろうともどうでもいいので
神という肩書きが良くないんだけど、基本的に神はただの観測者 世界を見守りながらその世界の動きをお手伝いしてるだけの人
なので、与えた力、いい感じに使ってくれたら嬉しいなーと思っているし、悪用されてもまあそれも人間って感じだよねと受け入れる
しかし、神はこうでも天使はそうじゃなかったりする……(天使さん……)

天使は神の使い 地上に干渉出来ない神に代わり、魂を天へ導くために日々働いている
基本的に考える脳がない 魂を導くだけの存在なので、考える必要が無い
天使さんはバグで生まれたものを考えられる個体 意志を持って動いているため、使命に背くようなことが出来る
天使と悪魔は対立していると思われがちだが、別にそんなことは無い
悪魔の契約の代償に魂があると世界の魂の総量が変化してしまうので困るなあというくらい
悪魔が契約で受け取るはずだった魂を天使が割り込んで盗んでいこうとすることがあるので、そういう面では対立しているのかもしれない
基本お互いに干渉しない どうでもいい

悪魔は別世界の生命体 悪魔の住む世界は生産力が極端に低いため、人間に自分達の持つ力を与える代わりに代償を貰うことで、自分達の世界では作れない様々なものを補っている
代償として貰うものは人間の肉体や、意識、記憶など
生命エネルギー的なものが欲しいらしい
といっても、悪魔に関してはよく分からない 普通に練っていないので あっちの世界に悪魔の親玉がいるのかもしれない 普通に契約全然しない悪魔もいるから補ってるとは言うが決して必須なものでは無いのかもしれない
普通に悪魔とペアになってる子がほとんどなのに悪魔について練ってないの致命的すぎるね……
いかにも悪魔との契約がメインです!みたいな面してここまで書いたけど正直この創作は治安終わり世界でわちゃわちゃやってる人間がメインだからヨ
なんかまあ、思いついたら書きます


キャラクター設定

立ち絵が複数枚に別れているので、天使さん死神さん武器屋さん/アラクラサリュ/マシェシュエトの区切りで配置しております

肩書きを名乗る人々は、肩書きになっているもので生計を立てていることが多い
この世界では名前は伏せられることが多く(特に治安が悪いとね)周りの人が認識できるあだ名で呼ばれることが多い
この人達は治安最悪集落に住んでいるので、本当の名前は絶対に語られないしそもそも練ってない
天使さんに関してはシンプルに名前が無いので天使さんなだけ

天使さん👼

天使のうちの一個体 本来天使というのは考える脳がないのだが、天使さんはなんかのバグで意志を持っている
めちゃくちゃに強い思想を持っており、人間達は愚か!救われない!でも神様が浄化してくれたら清い存在になる!だから私が殺して神様のところに送って世界を浄化するんだ✨と人を殺しまくっていた
神様のことを盲信しており、それ故に神の浄化は魂を巡らせるものでしかないのに、愚か人類を救う唯一の方法だとか思っている
その結果自分で殺した魂を連れて天に帰った時、激おこの神の手で羽をもがれ、再生できないように地獄の火で傷口を焼かれた
本当は存在ごと捨てるべきだったんだけど、神は天使がこんな意思を持つなんて前例が無いし、まあこんだけすれば分かってくれるでしょと思っていた
地上に堕とされ、帰る羽も無くなった天使さん いい加減反省したかと思ったのだが、特にそんなことはなく地上ライフを満喫している
自分が直接手を下すことは出来なくなった(ヘイローが壊れると力が出せない)のだが、弱った人間の前に現れてはズケズケ心に入り込んで自殺を促進させている お前が悪魔でいいよ
直接人を殺していた時は弓矢を使っていた 今も出せなくは無いけど、人間に刺せるほどの力はもう残ってないのでほぼお飾り
死神さんとは魂を取り合う存在なので、ライバルみたいな感じ
サリュのことを認知しているのだが、大好きな神の力を与えられていることが不満で煽ったりする
ちなみに神様はBIGムキムキハゲおじいさん

死神さん💀

恒例やば妹枠
DV父親がいる家に生まれた(いつもの)
二歳上の姉と、父親の顔色を伺いながら生きる日々
そんなある日、自分の代わりに暴力を受けている姉のために薬草を取りにこっそり外に出ていたら、自分がいないことに気がついた父がブチ切れて姉を殺してしまった
帰ってきて息のない姉を見て怒りでいっぱいになり、その辺で酒を飲んで寝ている父を酒瓶で殴り殺した
気がついた時には父はぐちゃぐちゃになっており、最愛の姉も失ってどう生きようかと呆然としていた
やっと重たい腰を上げて姉を埋葬しようとその姿を見るのだが、その死体の美しさに惚れてしまった
父の死体も落ちているが、姉の死体だけが綺麗に感じて、どうにかこのまま閉まっておきたい どうかこのままでいて欲しい……となっている所に現れたのが、悪魔のアルマだった
アルマは咄嗟に人を殴り殺せてしまうその覚悟と、姉の死体に恋(?)をする歪んだ精神に惚れ込み、自分と契約しないかと持ちかけた
了承した彼女は死体を綺麗に保管するために死神業を初めることになる この時から死神さんは死神さんになった
アルマが話したことは自分に定期的に魂を食わせてくれるのならそのエネルギーで死体を半永久的に保管できるというものだった
実際の代償としては、死神さんが保管を諦めるまで永遠に死神業をすることになる、という束縛が与えられ、ついでに歳も取らなくさせる為に人間としての肉体も失っている
姉の死体はアルマが管理している別世界に保管されており、姉の魂は死神さんのペンダントの中に収まっている
この力を得る過程で幽霊やら魂やらが見えるようになった(幽霊は意思の強い魂)のだが、姉だけは見ることが出来ないでいる
死神業の内容としては、殺しの依頼を受けることや、他の殺し屋が殺した人間の魂を回収することで魂を集めている
魂を回収することが目的なので、別に自分で殺さなくても他の人が殺しをした時に魂だけ貰っていけば十分なのだ
そのため、殺し屋をしている人とはある程度交流があり、お金を払って殺しに同行させてもらうことがある

今と若干ビジュ違うけど こんな感じで保管されてる

死神姉
死神さんのお姉さん 結構そっくりだが、髪はウェーブがかかっており、性格はとても陽気
死んだけどこの後どうなるのかな!?と思っていたら妹が自分に惚れてしまったようだし、なんか死体も魂も捕まって成仏できなくなってしまった
妹の人生で自分の存在が枷になってないかなあという姉としての心配な気持ちがある
しかし、なかなか楽観的なので自分に執着している妹を見ながら可愛いやつだなあと思っている
ポルターガイスト的にちょっとだけ干渉できるので、時々存在アピールをしているのだが死神さんには伝わっていない
死神さんは魂ごと閉じ込めているからまさか幽霊として存在しているとは思っていない……

武器屋さん

名前の通り武器を売っている
うさちゃん印の武器はその集落では割と有名で、どれもとにかく火力がバカ
あまりの危険性から武器屋さん自身の生活を守るために、この集落の外でしか使えないという制限がかけられている
子供用のおもちゃみたいな見た目をした武器が揃えられており、性能はピカイチだがあまりにもファンシーすぎるので買うのを躊躇う人は多い
幼いが勘が鋭く危機回避能力が高い 信頼を得ているだけあってかしこい女児
あざとく懐に入り込んでは営業を持ちかけている
悪魔のワポンとはもっと小さな頃から一緒に育ってきた 悪魔との関係と言うよりは親友と言った感じ
普段は水鉄砲みたいな形をしているが、基本的にどんな形にでもなれる
武器屋自身はワポンを武器として使用する上、ワポンの力で生み出された武器はワポンの支配下にあるため、買われた武器で逆に命を狙われることなどは無い
天使さん 死神さんと友達 武器の試作品を提供して試してもらったりしている


アラクラ🦂

ちょっと頭のおかしいヤンデレちゃん
サリュの世話と今住んでいる花畑の平和を守るために手を汚しまくっている
元々奴隷でひたすらに肉体労働をさせられていたのだが、ある日街を歩いていた(ごく稀 たまたま移動中だった)サリュの美しさに一目惚れする
起きている間は常に労働している空虚な人生に、その存在はあまりにも衝撃的で、いつかあの人に直接会いに行きたい……という欲望は日に日に大きくなっていた
どうしたらあの人に会えるのかを探る過程で、外に出たことがある人と話をする機会があり、そこで外の世界にいる悪魔の存在を知る(国内ではマジで情報が流れていない 国的には反逆の可能性を少しでも減らしたいというのもある)
ある日ごみ捨て(王国の外にゴミを捨てる 集落の人々はここでゴミ漁りをする)番に選ばれ、不意を着いて監視の人間を殺しそのまま外に逃げ、そのまま外で悪魔と契約し、また隙をついて国内に戻る
これだけの事をしても無事で居られたのは、少し人が減ったくらいじゃもう調査する気も起きないくらいに国がボロボロだからだったりする
日中は働き、夜は手に入れた力の練習をして、その時が来るのを待った
そしてある日の夜、王国唯一の城に忍び込み、護衛を皆殺しにしてサリュの元に辿り着いた
一目見れたらそれでいいと思っていたのだが、改めてサリュを間近で見て欲望が溢れ、ほぼ反射で一緒に来てください、と声をかけてしまう
サリュはというと目の前で人が殺されていた時も、そんな事を言われても一切動じる様子はなく、一瞬考える素振りをした後にちゃんと私の事守れる?とだけ聞いて、肯定したのを見て一切抵抗せずに身を任せた
そんなこんなで連れ去り成功 なんか上手く行き過ぎだしサリュが自ら連れ去られてもいいと言ったことに違和感は感じつつも、まあいいかと思うことに
その後安全な場所で暮らすため、少し離れた花畑で二人で暮らすことに
他の部分の話はサリュの方に書きます

お洋服は花畑での生活を整える際にサリュの服に合わせて作って貰ったもの
花畑で暮らすのに一人で環境を整えるのは流石に無理だったので、他の人に依頼しているわけだが、その際にサリュが身につけていた高価なものをお金代わりに渡している
基本お金に価値は無い(硬貨は別だがお金ではなく金属としての価値がある)ので、物々交換や労働を対価にするのだが、サリュの持っていた貴金属はそれはもう価値が高く結構優遇して貰えたりした
二人が(比較的)平和に暮らせている理由に周りの人々を買収したというのは結構あるかもしれない

ちなみにアラクラが貰った力は致死性の強い毒を扱えるようになるというもの 大抵ナイフと併用している
悪魔は割とさっぱりしている奴だったので、他の子と違って悪魔とはその後の関わりはほとんどない
代償は自分の寿命 サリュを一目見れたらそれでいいと思っていたため、寿命を差し出したのだがなんだかんだ二人暮ししているし少しだけ後悔している
まあその後サリュとの契約でも守れなかったらお前も死ぬぞ的なことをするので、どちらにせよ長生きしない

サリュ💐

ブロキュス王国の聖女様
国の象徴であり希望の光
神から不思議な力を授かっていて、それで国を導いている 政治的な権力は直接は持っていないものの、聖女がこうしようと言ったら皆従うレベルの力がある
貴族でさえ頭が上がらないような存在
歴代聖女は皆不思議な力を持っていて、その力はさまざま
サリュは未来を見る力を持っており、それで国が危うくなる前に助言をしてきた
しかしある日、どうしようも無い国の崩壊が迫っていることを確認したサリュは、それを貴族に伝えたのだが、どうしようも無いゴミクズ貴族は適当言ってんだろ!と逆上し手を上げた
ずっとぬくぬく甘い蜜を吸って生活していきたい貴族にとって、そんな話は聞きたくもないこと
しかもサリュの力は問題を未然に防ぐもので、貴族達はいまいちその恩恵を感じていなかったのもあり、なんなら自分達より優遇される聖女への嫉妬まであったので相当酷いことになってしまった
貴族はこれをひた隠しにし、脅してサリュの口を塞ぎ、国の危機もサリュが酷いことになったことも伏せられたままになった
貴族が手を上げた時点で聖女としての神聖性は失われ、実はサリュの力も使えなくなっていたが、サリュが見た未来はそれなりに先まであった+持ち前の洞察力による予測と振る舞いで誤魔化してやり過ごすことが出来た
これがアラクラが一目惚れする数ヶ月前の話

サリュが最後に予知した未来では、自分がいなくなって国が崩壊するところまで見えていたので、なんかしら自分がこの国を捨てる出来事が起きるのだろうと思っていた
ただ全員皆殺しにして攫いにくる人が来るとは思って居なかったが
そんな感じで準備が出来ていたので特別うろたえることも無くアラクラにそのまま攫われた
サリュはもう聖女の力も無く、国も放置していれば勝手に崩壊するのであとは自由に暮らせばいいのだが、恐らく追っ手が来ることと個人的に貴族への恨みを晴らしたいという気持ちがあった
そこで、サリュはアラクラに契約を持ちかける
死んでも護ることを約束したら、こちらも離れたりしない 目と足を捧げて一生縛られることを誓うという内容
アラクラからしたら進んで自分のものになってくれる上に元々守る気だったのでそんなの関係ないし得でしかない契約だったため、変だなと思いつつも了承
アラクラにはこの契約の理由は言えないと話しているが、サリュの計画としては国の追っ手を避けつつ何かあればわざと攫われてアラクラに殺させるみたいなことも出来るということを考えていた
この契約にはマジで悪魔の契約的な効力のあるものを使っているため、サリュは特に外傷は無しに目の能力と足の能力が失われ、車椅子生活を送ることになり、アラクラはサリュを守れなかったら(死んだら)自分も共に死ぬという呪いが掛けられている

余談だが聖女の力は神様に与えられた力なので、天使さんがちょっと嫉妬する
今は力が無いのでああ〜神様に見捨てられちゃったんですよね?クスクスとかやって煽ってる うざい
サリュは天使さんも信仰対象なので煽られても丁寧な対応を崩さない ただ凄く丁寧に煽ったりしてるかもしれない


マシェ

やばい妹枠その二
王国の上流階級の人間 それなりにいい生活をしている
本来ならもう働いている年齢(といっても16歳くらいだと思う)なのだが、姉であるシュエトがしごできでそれなりに立場があり、そんなシュエトが偉い人達に直々に頼み込んでマシェの仕事が免除されている
箱入り娘といった感じで、若干常識がない
ただそういった所も天然キャラとして周りから見られており、可愛い性格もあって周りの人皆から愛されている
ちなみにシュエトファンクラブの会長をしている
他のファンの仲間とは意外と良好な関係を築いている まあ、血縁に他の人間は勝てないですからね……

ここまでがマシェの表面的な部分の話
周りの人から見たマシェの部分は可愛い、天然、という印象が大きいが、実際のところかなり賢く計算高い
あざといキャラを演じて、ちょっと抜けてる自分を演出することで、姉から守られる(そんな事しなくても十分守ってくれるのは知っているが)上に、仕事をしないことに対して周りからの不満が出ないように対処している

そしてマシェの抱えるもう一つの秘密として、殺し屋業をしている事がある
ブロキュス王国は長年鎖国体制を取っていて、外との関わりは無い、悪魔という存在も広がっていない……というのは事実だが、近年それではやっていけないと判断した国の上部の人間(国の運営をする上流階級の中でもかなり偉い人間たち)が外に向けての営業を始めた
外の世界の常識にならって、一部の国民を悪魔と契約させ、危険な仕事をさせる代わりに大金と(国内での)安定した生活を保証するというもの
これは国でも一部の人間しか知らず、シュエトなどの国の運営に直接関わる人々にも秘匿されている活動である(宗教観が崩れたらこの国は一瞬で終わるし教える訳には行かない)
仕事への勧誘は様々な方法があるが、マシェの場合はマシェの本質を見抜いた上で、育ちの話(シュエトの方で説明)などで半分脅しつつ半強制的に勧誘した
そんなこんなで外部の人間からの依頼を受け、派遣されて人を殺す仕事をしている
悪魔との契約は国が用意した悪魔とさせられる上、うっかり国内で悪魔の存在を仄めかすようなことをしてしまったら困るので、それなりに制限が着いた上で行われている
マシェは異常な視力を手に入れ、夜間に暗殺する形での殺しを好んでいる
ちなみに殺しの稼ぎはかなり良く、実はシュエトがしごできだから(まあそれもあるけど)仕事免除されているのはでなく、殺し屋業をしているから仕事を免除されているだけだし、なんなら姉があそこまで出世したのには一部マシェがそれなりに稼いできたからという理由もある
マシェは仕事について口外禁止にされているが、マシェ自身も知られたくないので、マシェの稼ぎはシュエトの稼ぎに怪しまれない程度に上乗せされる形で渡されている
最初こそ半強制的に始まった殺し屋業だが、なんだかんだ最近は楽しんでいる
可能性としてアラクラと対立するかもしれないが、可哀想なので暫くはする予定ないです

シュエト

しごできスパダリ姉(受け)
真面目すぎて冗談が通じないタイプの人
ただ仕事においてそれが有益に働いており、真面目に仕事をして色眼鏡なしにちゃんと物事に向き合う性質から、周りからの信頼も厚い
まだ若いのにそれなりに人をまとめる側の立場になっている
仕事仲間からは尊敬されている上、そんな姿に憧れたお嬢様たちがファンクラブを設立するほどの人気がある
本人はファンクラブの存在は認知している(妹が会長だから認知せざるを得ない)が、特に止めることはしていない ただ一応恥ずかしいなとは思っているらしい
仕事のオンオフが激しく、プライベートはあまり他の人に見せない
というかプライベートはゲロ甘シスコンムーブしかしていないので仕事仲間に見られる訳には行かないのだ
毎日真面目に仕事をするのも、早く帰って最愛の妹に会うためだし、嫌な上司にもズバズバ切り込んでいくのだってそんなことで帰るのが遅くなったら困るからである

こんなにシスコンになった理由には二人の出自が関係している
二人は現在二人暮しで、親は居ない
というのも二人は没落貴族的な立場で、幼い頃に親に捨てられた(わんちゃん親死んだ)過去がある
一応他の上流階級の家に面倒は見てもらっていたものの、養子になるという訳でもなく死なれたら困るから様子は見るけどほぼ空気扱いといった感じで生きてきた
シュエトはマシェより五、六歳くらい上(決めてない)だったので、お姉ちゃんとして妹が辛くないように面倒を見て育ててきた
そんななのでマシェに対してとても過保護で、超シスコンに育った マシェもゲロ甘に愛されてきたので自信過剰シスコンになったし
仕事を始めてからシュエトはとにかく皆に認められるように、皆を実力で黙らせられるようにと努力を重ね、遂に周りからも認められる存在になった
まあ二人の親がクズだった訳では無い上、関係を乱したくないから咎める勇気はなかったものの心配してくれていた人は結構いたらしいので 好意的に受け止められている
シュエトの主観では過去の問題もどうにか出来たし、二人で生きていくだけの資金繰りは出来ているし、仕事でも信頼を得られていてとても最高な状態
本当に、妹がやばい仕事をしているという想定外すぎることが無ければね……良かったんだけどね

追加情報(24 5/13)

相関図

いやー前に新規でキャラ練ったのにここに追加するの忘れてましたね
マシェシュエト周りの情報量を増やしました
詳しい掘り下げはいつか書きます(カラー立ち絵ができたらね……)

・スキュル
新人さん この世界で働く年齢は結構早いという話をしたと思うけど、この子もその通りとても若い 16位かな? 童顔強めなのもあってかなり幼い印象がある
少しドジっ子だが、前向きに真面目に仕事に取り組むいい子

・テリア
書庫で本と書類に埋もれて過ごしている
年齢不詳 結構年齢いってるらしいが、顔に出ないし教えてくれない
国に関する情報は大抵頭の中にあり、乱雑な部屋の中のどこに書類があるかもちゃんと把握している
本人曰く今の状態がいちばん分かりやすいらしい こいつが仕事辞めた後の引き継ぎめっちゃ大変そう

・ジオーネ
常に何かに怯えているちょっと頭がおかしい人
世界平和を望んでおり、その為に害悪となる人間を殺している
自分が殺す対象を怖くて危なくて悪い人と決め付けており、何か言われても動じない(というか聞いてないだけだが)一週回って強い精神力を持つ
空気を圧縮して刃物のように扱うことが出来る かまいたち的な

・ウルス
ゆるふわバイオレンスお姉さん
趣味で手芸をしている
元々可愛いものが好きだった 殺し屋業を任された時に武器屋さんと顔を合わせ、その可愛さヤバさに一目惚れ
強くて可愛いって最高に可愛いんじゃないかな〜🌸と思っている
シンプル怪力の力を持つ

最後に

設定はこんなもんです 長かったですね😅
この創作にはストーリーは無いので、それぞれの過去から今に至るまでの設定的なストーリーと、今ある関係性を楽しんで頂ければと思います
実はこれ数ヶ月に渡って書いてるので途中で質感変わってたりするかもしれないです 話したかったこと忘れてたりするかも
質問、感想などあればいつでもマシュマロにぶち込んでください💞

次は、次こそは双子note作るので 多分 双子に関する疑問なども是非ください 書くネタが無いんです
次回がいつになるかはまじで分かりませんが ほんと 気長に待っててくれると嬉しいです
最後まで読んでくれてありがとうございました😆😆😆💞💞💞


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