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case07 不動産+新築派

物件名   007 YS邸
家族構成  DINKS
建物形態  RC造マンション2階
面積    76.67平米
築年数   築20年
設計・監理 Junio Design  橋本潤
施工    株式会社SOU
写真    浅川敏
優先順位  ①築年数 ②自由設計 ③予算 ④広さ ⑤エリア・環境
叶えること 好きなアパレルショップのように洗練されていること
      新築主義の奥様にも満足できる上質さがあること
      大きな公園が近くにあり緑も多い環境であること

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180106吉田邸Bビフォーアフター02のコピー

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希望・条件
共に忙しく働くご夫婦のケーススタディ。気に入っているアパレルショップのような内装空間を実現したいご主人様。新築を好み、リノベーションに興味がない奥様。初回の面談の際、ご夫婦の意見は正反対でした。資金、面積、エリアの関係は良好でしたので、ご家族での意思統一がポイントでした。

提案
環境におけるご要望は大きな公園があり緑が望めることでしたので、沿線毎に年間不動産取引数を抽出し、希望に当てはまる物件が年間にどれだけ出てくるかを共有しました。分析肌のご主人様。この数値を見て、検討エリアを絞り込んでいきます。
ご夫婦の意思統一問題は、奥様が譲歩することで前に進んでいきました。とはいえ条件付き譲歩です。①築年数は20年以内の物件とすること②空間には上質な仕上がりとすること、このふたつの条件を満たす必要があります。築年数は当初より築浅に、空間構成にも費用がかかることが想定されましたので、物件の価格を抑えることが必要でした。

結果
ご夫婦ともに懇意にしているターミナル駅にほど近い各駅停車駅、駅から6分のところ築20年のマンションを選択しました。2階の住戸ですが、建物の前は広大な生産緑地が広がり、眺望良好です。また、家から多摩川の河川敷を20分ほど歩くとターミナル駅の商店街にたどり着きます。自然を感じながら歩き、好きなアクセススポットに出向くという行為が日常の一部にできることは、日々を忙しく働くご夫婦にはポジティブな予見でした。
設計は、床面積以上に空間を開放的にする目的でガラス素材を使用しています。外周部の床にモルタル素材を走らせたり、部屋同士の区切りに少し隙間を与えることで、各々が有機的につながることを計画しています。この隙間からは光や風が通り抜け、とても心地よい家となりました。



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