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case06 不動産+美的感性

物件名   006 AG邸
家族構成  DINKS(+犬1頭)
建物形態  RC造マンション5階
面積    〇〇平米
築年数   築17年
設計・監理 Junio Design  橋本潤
施工    株式会社SOU
写真    浅川敏
優先順位  ①自由設計 ②予算 ③エリア・環境 ④築年数 ⑤広さ
叶えること 主観的に美しい空間をつくること
      帰ってきてホッとする、安心する街に住むこと
      落ち着きと開放感がともに得られる空間とすること 

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希望・条件
WEBクリエイターの旦那様と医療の現場に携わる奥様。生活を運営するうえでの大切な時間は各々に異なります。一つの空間で緩やかにつながり、ゆるやかに離れている「つかず離れずの距離感」を計画することが求められました。
また、お会いした当初からデザインに対しても強いこだわりを感じました。空間を刷新して、お客さまの主観的な美しさを満たすこと。これらを実現できる不動産を選択することが条件です。

提案
先ず咀嚼すべきは、お客様の「美しさ」の定義を正確に理解することでした。複数のリノベーション完成後の住まいを一緒に体験したり、キービジュアルとなるスクラップをまとめたり…現存する情報のなかから好きなものの共通項をひも解くことで、「美しさ」という限りなく主観的・感覚的な要素を言語化していきます。
①華美装飾は好まず、機能的でシンプル
②空間には余計な線は与えず、できるだけ統一性を
③部屋単位で住まいを区切るのではなく、境界を曖昧にする
上記のようなキーワードが共有できました。大きな一歩、前進です。リノベーションでこの希望を満たすことができる不動産を提案していきます。また、空間への意識が高いゆえ、工事費もしっかり確保することが必要です。物件価格をできる限り抑えることもこのプロジェクトの成功の鍵でした。

結果
築17年、角部屋で窓の多い住まいを選択しました。最寄駅からは少し距離があります。歩道橋を利用する幹線道路も駅までの道中にありますが、不便があるぶん、相場より安価に素性のよい不動産を購入することができました。
住戸全体の形状は少しいびつで、梁や柱の型が住戸内に複数あらわれていました。洗練された内部空間を求めるお客様にとって、ポジティブな材料とは言えません。
設計ではこのお部屋内の凹凸を前向きに意匠利用しています。天井の梁はデフォルメ材料の一部に、カーテンボックスや間接照明に梁型を吸収することで、空間を司る線や造形に規則性をあたえ、空間として美しさを持たせることを目指しています。

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愛知のリノベーションスタジオ、シナスタジアの事例note。公開は一部ですが、過去100件以上の経験があります。希望・条件→提案→結果の流れで、細かなプロセスを記しています。事例ともにケーススタディが蓄積されて、家探しをする方の参考資料となれば幸いです。