対局中の思考(BIG1)

こんばんは醍醐です。
初noteをUPしてから10日が経ちました。
Twitterでの反響が思ってたよりたくさんあったし、会った時にnoteの事を褒められたり、もっと読みたい、と言っていただけたので
「また何か書きたいなぁ~」
とここ数日考えていました。

とはいえ
・麻雀以外の事を書くつもりがない
・自分の対局以外で考えている事を全て書くと敵を作ってしまいそう
・A1リーグ1節目の対局がスリアロのタイムシフトでもう見れない
というわけで消去法でこれをやります

この局は前回と比べてあんまり考えていませんが、この時の対局中の思考を書いていきます。

まず最初に難しかった局面がこれです

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状況を簡単に整理しますと
舞台はBIG1カップというタイトル戦の決勝戦。最終戦の南2局で現在親番です。
優勝条件はほぼトップを取った人が優勝で、自分がトップの場合は2着が中西さんの場合7900点差以上つける必要があります。
要するに自分はトップを取って中西さんを3着以下に落としたい、ということですね。

現在の局面は対面の谷井さんが2mと中をポン、下家の中西さんが6sを678sでチーしています。
そして自分の69mはフリテンとなっています。
対面の谷井さんはほぼマンズのホンイツ、下家の中西さんはほぼタンヤオ。

この時の思考を文字に起こしてみます

「中西さんの東打ち、岡田さんの西打ちからまだ二人ともこの局死んでいない。特に下家の中西さんは6sチーして1pのトイツ落としでドラを持っている可能性が一番高いのはここか・・
1枚より2枚のパターンが多そうだな・・
自分の手で一番打ちたいのは5pだけど、ここで一番怖いのは中西さんに鳴かれてマンズを勝負して谷井・中西の2人テンパイの状況になること。
南2局ということも考えると谷井さんがあがるより中西さんがあがる方が自分の優勝確率は下がってしまうかもしれない。
中西さんは4pを打っていて仮に2pトイツだとすると、ピンズメンツは4pより上の58p受けが濃厚。この自分から4枚見えていて上家の岡田さんも持っていそうな58pを鳴かせていいものか・・・
9pや7p引きはかなり魅力だが、自分の手はもう少しあがりまでに巡目が必要なのでここは9pを打とう。」

というような事を考えて9pを打ちました。ここがこの局一番難しかったところだと思います。

するとその9pを谷井さんがポン!!打4mとします。

この時考えていたことは・・・
「ん???9pポン???
谷井さんの7pは確かツモ切りだったし迷った形跡も無かった・・

これ、トイトイなのか。。
4mって関連牌なのかマンズのホンイツへの渡りで残しておいた牌なのかな??
もし渡りの牌なら55mや66mの他にマンズか字牌のトイツがあるのかな?候補は南・發・7m・8mか。
いや、7pをスッと打っているから4m持ってたのはホンイツに見せる為、って可能性も一応あるけど・・・
いやーでも谷井さんそこまでするかな~、さすがに白を打ったところで4mになりそうだから多分無いな・・
やっぱり5678mと南と發ってところかなー。」

みたいなことを考えていました。
全く正解していませんねww

そしてすぐさま6mを引いてテンパイします。

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「お、テンパった。カン6pリーチは上家も下家も持っていそうな牌だからこの手だと少し勿体ないか・・リーチしたら中西さんはやめてくれそうだけど、谷井さんは簡単には降りないしな・・
下家に鳴かれたらその時に考えるとして取り敢えず8pを打とう」

8pは中西さんに鳴かれることなく通過し、続けて6mを引いてきます。

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「これほぼ9m2山だな。5pを中西さんに鳴かれてめくり合いになることも無い。下家の南ツモ切りがかなり気になるけど岡田さんの打ち方が危ない牌を打つ感じではなかったから気にしなくてもいいのかもしれない。
そもそも9m2山+6mも1枚いておかしくないからこれはリーチしよう。ツモったらかなり優勝条件に近づくし。この手に優勝をかけるか!」

という事を考えてリーチしました。
結果は谷井さんが5579mという形だったため9mは1枚しかいませんでしたが奇跡的にツモることができて優勝することが出来ました(^^)

9p打ちは正解かどうか微妙ですが、結果としてはありえないくらいの大大大正解。
谷井さんに入っていた6m2枚が自分に流れてくるんだから(谷井さんは9p打ちが無ければ2巡後に6mでツモアガリ)麻雀は怖いですよね・・・

また放送対局に出ることがあればnote書きますので少し長いですが皆さん読んでくださいね~
それでは(^^)/


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