ことばとぶんかと思春期と

昨日のダイアリーを書き付ける前にこれについてどうしても書きたくて書いている

先日、日本学科が主催する近隣高校への出張授業があって、その補助員として同行させて頂いた これからあと2回くらい、一緒にやらせていただけることになったのだけど、すごくいい経験だったので長めに、記録を取る

가평(加平カピョン)という場所、初めて聞いたのだけど、冬のソナタのロケ地であり、わたしが兼ねてから行きたかったプチフランスがあるところだった コネストのプチフランスのページ、いつか自分も必要になるから貼っておく(https://www.konest.com/m/spot_detail.html?id=7655)

話がずれてしまったけど、京春線のカピョン駅から徒歩10分くらいのところにある高校で、補助員のお仕事をさせて頂いた 行く前にルーミーと、高校生…ちょっと怖いよね…思春期だしね…という話をしていたので本当にビビりながら行ったのだけど、めちゃめちゃいい子たちばかりだったなあ

出張講義は高校の授業が全部終わって、야자(야간자율학습夜間自立学習)のような形で行われるのだけど、詳しくシステムが分からない 申請して行うものらしいので授業の一部なのかもしれないし、そうでないのかもしれない 夜7時からと、少し遅い時間から始まるので、寮に住んでいる子は私服に着替えてきていたり、面談で遅れてしまう子たちもいたりと、懐かしい高校時代が感じられたのも嬉しかった 韓国の高校に入るのなんて当たり前に初めてだったのだけど、錯乱状態に近いので制服かわい〜などと語彙力のない感想しかでなかった(笑)

授業の前に担当の先生とお話したときに印象に残ったのだけど、韓国の20代の子たちは、ジブリやアニメのお陰で日本語を聞き取れる子たちは多いらしい 確かに、大学、日本学科以外の人たちも日本語を話せる人が多いイメージあるし、現にわたしのバディー日本学科じゃないし… 文化の影響ってすごいなあと、思った

で、いよいよ授業の話を書こう(いつも前置きが長い…)
学生さんは22人くらい申請してくれていたのだけど、初回授業ということもあって、全員はいなかったかなあ カピョン高校とその他2校の高校から学生さんが聞きに来ていて、微妙に違う制服をみてまたかわい〜と心で口ずさんでました
簡単な名前とこの講義を取った理由を韓国語で、日本語が出来る子は日本語で話してもらったのだけど、ここがすごい アニメやドラマなど文化的な理由は勿論だけど、ロボット工学や化学、観光を日本で学びたい、など、すでに将来を見据えて取ったという理由も上がりひとりでめちゃめちゃ感心してた

あとは先生による日本文化の紹介をして、終了後は、補助員としてきた日本学科のオンニとわたしに質問しようのコーナー
この質問コーナーがまた面白くて、日本学科のオンニには大学に入る時には何が必要か、勉強はどのくらいすればいいのか、留学には何が必要か、専攻分野について、など、学問的な質問がばしばし飛んで、聞くだけのこっちも非常に興味深い話が聞けた 1年生もいたのに頑張るなあと、またまた感心してた 自分にも、韓国で専攻してるものは何か、日本では何専攻なのかとか 日本では韓国はどう思われてるのかとか(正直これ、少しグレーゾーンを通りそうで怖かった…)、学問的な質問が多かったかな
けれどこういう機会を通して目標を言葉にすることって大事だなあとしみじみ 精進します…

うむ…メディアなどで報じられる韓国、という国、やっぱりある程度のフィルターがかかっていたのかもなあと、どきりとする 文化的で民間レベルの交流にもっと目を向ければ、冷たい言葉なんてほとんど感じることはないのだろうし、怯えることもないのだろうけど

それと、言語について 今回のクラスの中で一番日本語ができる3年生の子が受講理由に、もっと読み書きを強化したくて、と話していた アニメや音楽で学んだのでリスニングやマラギはある程度できるけど、文字を相手にするのが苦手だ、と 完全にいまの私で、泣きそうになった 外国語を学ぶって、難しいのだけど、何か一つ自信がある、とまでは言わずともある程度なら…と言えいるものがあると、出来ないものに目を向けるのが怖くなる ネイティブの小学生程度しかできない自分を直視できない、向き合えない、「難しい」という事実にも目を向けられなくなる そんな当たり前に気づかせてくれた言葉が、あの子の言葉で、より現実てこに響いた感じ 難しいよね、外国語を学ぶのって 頑張ろうね

最後の方、またずれている気がするけど、本当に、良い経験だった 残りの2回の授業もタノシミ〜 ブレにブレたカピョンの夜、貼っておく また

#0403

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