40年前のアコギの弦を茹でる

 アコギのエリクサーは2000円前後。エレキギターは1700円前後。エレキベースは5000円。尚、アコースティックベースも5000円。エレアコベース弾いている人見た事ない。そんな訳でベースの弦は茹でるのがお約束である(お約束ではない)。今ベースの弦を茹でると私は終わってしまうのでアコギのを茹でる事にする。


 さて、今回お料理していくのはコチラ!

40年前のアコギの弦!
適当過ぎる比較用


 何というか……黒い。入手ルートは親。親が高校生?の頃にギターやるので、親戚?から譲り受けたものらしい。親曰く「一度も弦を交換した事がない」まぁ何回か何十回か弾いてそれきりだったらしいから、そんなものだろう。その弦を4年前に初めて私が交換した。先日、部屋の掃除をしていたら、出て来たのだ、ソイツが。捨てた記憶がないから何処かにはあるはずだったのだが発見されるとは。私の部屋は四次元ポケツト状態なので、掃除するたびにアホほどギターピックとヘアクリップが出て来る。ギターの弦、捨てるのが億劫で角2の封筒にぶち込んで放置している事が多いのだよな。何か下手に触ると怪我しそうだし。そんなわけでアコギの弦を茹でる。


被害が少なそうな、お鍋さんなのだ!


 と言っても4年前の私はペンチで切断してしまったので、茹でたって試しようがないのだが。アコギ新調したいのよね。その、40年(ギター自体は更に前?)ほど前の初心者用のアコギを私がパクって使っているのだから。エレキを4年前に買って、いつだか、新しいの欲しいなぁ〜とか思っていたら、何か知らんがエレベ買っていたし。アンプ欲しいなぁ〜ってAmazon徘徊していたら安いエフェクター買っていた。理解が出来ない。まぁ初心者だから音の違いなんて分からないのだがな。多分。ただ、ギターが悪いのか自分の腕が悪いのか試す意味でも、一回他のアコギを弾きたい。そもそも弾けない。誰か店員のいない楽器屋、知りませんか?試し弾きしたいです(したいです)。ブッコフで楽器を買う人はドラッグストアやコンビニでコスメを買う人と同じであると、私は考えます。店員に話しかけられないというにおいて。ブッコフでネックが剃りまくったアコギを、教本片手にレジへ向かうオッサンを見て、悲しくなった、いつだかの冬。


 10分茹でる。下手な鍋でやると発火しそうだからな。発火したってお湯の中だから大丈夫なのか?知らねぇが。そもそも発火するのか?多分しない。


10分経過

 白く濁っているのは、関係ない。待っている間にアイスクリームを食べていたのだが「コレを落としたらどうなるのだろう……」と、クソバカ思考に陥ってしまって、スプーンで一掬いして入れたらこうなった。当たり前過ぎる。阿呆だよ。もう、やめなよ。ニンゲン。


1本だけ茹でられた弦と切断された片割れ
1本茹でて、1本は茹でていない比較用


 結構、色は綺麗になった。が、少し強めに引っ張ったら切れた。耐久性が相当落ちたのだろう。スラップしたりビブラートかけたら一発で切れると思う。まぁ派手なカッティングしてもダメだと思うから何してもダメだと思う。1弦とか2弦だったら尚更、切れやすいはず。細い弦だとダメだから、一般的に茹でられるのはベースの弦なのだろう。

 結論はベースなら実用に足り得るであろう、だ。アコギ、ましてやエレキは恐らく無理。なのでアコギとエレキは素直にコーティング弦でも使って、エレキベースは何か適当なのを張って、練習用なら1回か2回茹でて、騙し騙し使えば良いのではないでしょうか!


 ※茹でた弦はスタッフがポン酢で美味しくいただきました。


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