見出し画像

296分の1

私は競馬に関しては素人だけど競馬が好きだ
そんな私が競馬について少し語ってみようと思う。

2022年1月11日2021年度JRA賞が発表され、
年度代表馬はエフフォーリアになった。
デビューから7戦6勝2着1回の成績、
無敗で皐月賞を制し父父のシンボリクリスエス
以来となる3歳での天皇賞・秋制覇
それも父ディープインパクトと同じ
無敗三冠馬となったコントレイルと
後にマイルチャンピオンシップを連覇しG1 6勝を
あげた名牝グランアレグリアを降しての勝利だった。
そして年末の有馬記念では史上初のグランプリ
4連覇がかかったクロノジェネシスを破り
世代交代と現役最強の名を証明し
歴史的名馬への階段を登り始めているだろう。

ここで今回の年度代表馬の票数を見てみると
・エフフォーリア 277票
・ラヴズオンリーユー 18票
・マルシュロレーヌ 1票

ラヴズオンリーユーは昨年日本馬初となる
海外G1 3勝を達成しその中にはあの
BCフィリー・メアターフも含まれていたのだから
そちらに票が流れるのはなんら不思議では無いと思う。
もしエフフォーリアが有馬記念を制していなかったら
クロノジェネシスを含めた三つ巴の年度代表馬争いが
見られることになっていたのかもしれない。

ここで気になるのがマルシュロレーヌだ。

マルシュロレーヌは昨年日本馬初となる
海外のダートG1を勝利した。
それもダートの本場アメリカのBCディスタフだ。
同日開催されたBCフィリー・メアターフを勝利した
ラヴズオンリーユーも日本馬初の快挙であったが
アメリカのダートで勝つことは日本馬が凱旋門賞を
勝つことより難しいと言われることもあるぐらいの
とんでもない歴史的快挙であった。そのことは
BCディスタフの歴代勝ち馬がカナダ1頭を除き
全てアメリカの馬であることと、開催された
デルマー競馬場が芝コースの外側にダートコースが
走っていることから裏付けられると思う。

このG1 1勝の価値が余りにも大きく
それだけで最優秀ダートホースに選出する人が
いたこともなんら不思議なことではない。
さすがに帝王賞とチャンピオンズカップを勝利した
テイオーケインズが最優秀ダートホースに決まりは
したものの47票というまとまった票数が
マルシュロレーヌに入ったことがこの馬もまた
何かしらの賞を貰うに値する馬だという
1つの敬意みたいなものだと思う。

だがマルシュロレーヌにJRA特別賞が
与えられることはなかった。

この事はSNSで大きな反響を呼んでいたし
私個人の意見としても同馬の快挙は
JRA特別賞に値すると思うので残念だと思う。

ここで改めて年度代表馬の投票に入った
マルシュロレーヌの1票について考えてみようと思う。

上記の成績を見るに普通に考えるなら
エフフォーリアを年度代表馬に選ぶだろうし
悩んだとしてもラヴズオンリーユーだろう。
それでもマルシュロネーヌに票を入れたのは
名前も公開されている中、勇気ある行動だと思う。
単純にその人が初の海外ダートG1制覇を
本場アメリカで成し遂げたことを大きくみて
投票しただけかもしれないが、もしかしたら
マルシュロレーヌに票を入れたという事実が
2020年エフフォーリアやラヴズオンリーユーのように
これだけの活躍をした馬が居ながらただ1票別の馬に年度代表馬の票が入ったという付加価値として記録に残すことを選んだんじゃないかなと私は思ったんです。

キタサンブラックが年度代表馬に選ばれた年にも
オジュウチョウサンに年度代表馬の票が入って
満票での選出にはならなかったことと
今回の事例はもしかしたら似ているのかもしれません。

三冠馬3頭による歴史的レースとなった
ジャパンカップで有終の美を飾ったアーモンドアイが
引退し1つの時代が終わったかと思えば
2021年も1年を通して話題の尽きない
記憶にも記録にも残る年だったなぁと思います。
私も去年はウマ娘の影響もあって
今までで1番競馬を追って見てた年になりました。
コントレイルのラストランでは
ボロ泣きしてしまいました笑

今年はどんなドラマが待っているのでしょうか…?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?