バーバパパさんトークイベント Q&Aざっくりまとめ
個人的に言葉をまとめているので話した内容そのまんまの書き起こしではないです。ご了承ください
また、何か問題があった場合、記事は予告なく削除する場合があります
こちらの対談記事で紹介されております、Stability AI 日本公式さんのディスコ―ドサーバーで2023/06/11に開催されたトークイベント
質問部分の書き起こしになります
バーバパパさんのYouTubeURLはこちら
https://www.youtube.com/@ajotto
自己紹介
「バーバパパというチャンネルでCGとか音楽とか使った動画を上げてる人です」
Neroさんからの質問
Q.インタビューを受けた際の感想はありますか?
「自分の活動に関して人に言葉で伝えることがなかったので、新鮮な経験やったかなと思いますね」
Q.動画制作時間について、ヴィエはどれくらいかかりましたか?
「あれ実はめちゃくちゃ短くて、七日くらいで作った記憶があります」
「当時持ってる全力を出したとかではないので、あんなに伸びるならもうちょい頑張っとけよと後から後悔してます」
Q.音楽も含めて七日ですか?
「そうですね」
Q.サンプルで使ってるような3Dモデルの配置はどれくらい時間をかけてますか?
「(画面上の写真に対して)これは以前に作ったモデル(「没」の動画に出てくるビル群)を再利用していて、一日もかかってないですかね」
視聴者さんからの質問
Q.どんなきっかけで作品制作を始めましたか?
「今のCGスタイルの話だと、最初の部分はVirtualYouTuberになりたくてblender(※1)を使ってunity(※2)で動かそうとしたんですけど、それがうまいこといかなくて。blenderで直接アニメーションしたれ!ってやったのが始まりですね」
(Neroさんから)
補足Q.今もunityじゃなくblender一本ですか?
「今も動画制作で言えばblender一本ですかね」
※1 3Dモデリングソフト
※2 ゲームエンジンソフト
Q.作品内での独特な発想・着想はどうやって得ていますか?
「自分の感性が独特ってのは思ってなくて、基本的にあるものに別の要素を追加するってことをよくしてます」
「そういうスタイルを商業的なプロの方たちが今までやっていなくて、素人がとってつけたような部分が今までにないユニークなところとして(視聴者に)ウケたのかなと思います」
補足Q.魔法のない世界に魔法という要素を足すみたいな感じですか?
「その場合もありますけど、例えば隣同士の部屋でリモートワークをしていて、隣なら直接会えばいいじゃないかとなるところを、実はリモートじゃないといけない理由があった!みたいな」
「変な設定に対してもう一個要素を付け加えて適当にオチをつけるみたいな。それを去年の動画ではよくやってましたね」
Neroさんからの質問
Q.インタビュー記事内でパースの言及がありましたが、パースをご自身で考えるのは大変でしたか?
「これは直観ですね。大体これくらいかなというのを今までの経験からもとに配置したのでそんなに時間はかけてないですね」
視聴者さんからの質問
Q.にょーりくんや白いお兄さんは今後も登場しますか?
「ネタバレになるかもなんですけど、過去に登場したキャラクターは一応出す予定はありますが、今後どうなるかはわからないかもしれないです」
補足Q.にょーりくんの続きは出ますか?
「そうですね、にょーりくんの続きは……四話ぐらいに予定していた内容で国の大統領を暗殺するってシーンがあったんでやめたんですけど、ようよう考えたらそのシーンをなかったことにすればいいかなというので」
Q.アルバムやサブスク等は今後出す予定はありますか?
「やろうとは思ってるんですけど、前のアルバム以降出せていないのは曲のクオリティが拙いなってのがありまして。時間を空けたらマシになるかなと」
「過去の作品についても、リマスターというかクオリティを上げて配信するのを予定していたら時間が空いちゃって。挙句の果てにプロジェクトファイルはぶっ壊れるわで時間かかっちゃってるんですけど」
「(アルバムについて)言ってくださる方も多いのでどっかのタイミングで出せたらなと思ってます」
補足Q.kakeruという別名義で活動もされてますが同一人物ですか?
「そうですね。一緒だと思います」
「名前がよろしくなかったですね。もうちょっと似たような……(人がいない名前にすればよかった)というか、チャンネル名もよろしくないので変えんといかんのですけど」
Q.動画内で出てくるギャグやシュールな表現等、何か影響されてるものはありますか?
「作り方に関してはさっき言った通りなんですけど、大元は小学生の頃から変わってないかなと。クラスの中で流行りを作る人がいて、それに影響を受けるというのが一番大きいです」
「小学校の頃は世の中を知らんので、入ってきた情報が常に新鮮だったのがあるかもしれないんですけど。大体なんか、高等な感じじゃなくて。小学生みたいな感性がシュールになってるんやと思います」
Q.一ヶ月の制作スケジュールをお聞きしたいです
「曲を作ってモデリングをして、アニメーションを作ってレンダリングをしてってのが大きい流れで、それぞれ一週間ずつやってます。最近はあんまりそのスケジュール感では出来てないんですけど、基本的な流れはそんな感じです」
Q.中学時代の部活を教えてほしいです
「中学時代は陸上部でした。陸上の長距離やってました」
補足Q.ジャイボールという作品も陸上っぽい感じでしたね
「走るシーンの陸上みたいなフォームは(ウサイン)ボルトを参考にしてます」
Q.名前の由来はなんですか?
「バーバパパって名前ですかね。これは本当に思い付きです。最初にチャンネル作った当初はハムソーセージって名前にしてて、今も見れると思うんですけど初投稿の動画を出した時『この力作を見てくれ!』っつってみんなに見せたら低評価いっぱい押されてたんで、二度と見れんようにしたろうと思って。バーバパパに変えました」
「当時はめっちゃいいの出来たと思ったんですけどね。今見たら意味わかんないです」
Q.構想・作曲・アニメーションなどの中で一番好きな工程はなんですか?
「ものによりますけど、最初にどういう動画を作るかって部分が楽しいような気もするんで構想ですかね。基本的に工程の中では最初と最後が一番楽しいです」
Q.AIを早い段階で取り入れてましたが新しい技術は好きですか?
「そうですね、新しいものは大好きで目について面白ければ、かつ自分で試せそうな範囲で試すってことをよくやってます」
補足Q.新しい技術を試す時、素人だと難しく感じる人も多いと思いますが、バーバパパさんはどうやって乗り越えられてますか?
「これはもう気合で解決してますね。基本的に一人なので、とにかく調べまわって、試して、ダメだったら別の方法を探してって繰り返しやってます」
「これはよくない方法なのでみなさんはマネしないでくださいね」
Q.影響を受けたアーティストさんはいらっしゃいますか?
「音楽は、いろいろですね。ロックからメタルからクラシックからEDMまで。誰っていえば……誰かな?(笑)」
「音楽は出てこないですけど映像はこの人ってのがいて、YouTubeに動画を上げてる、イギリスの方で(※)cyriakさん。gif動画で増殖するみたいな映像なんですけど、この人の影響がすごい大きいですね」
※cyriakさんのYouTubeURLはこちら
https://www.youtube.com/@cyriak/featured
Q.今後VirtualYouTuberとして活動する予定はありますか?
「またやろうと思ってるんで、みなさんもしよかったら見てください」
Q.動画制作を始めるうえで大事なことは?
「あー……なかなかすごいとこ聞きますね。答えになってないかもしれないですけど熱意ですかね。作りたいものが決まってないといいものができなかったりするので」
Q.自身の動画について、昔に比べて成長できたなという部分はありますか?
「全体的なクオリティは前の年に比べて上がったかなとは。良い悪いというのは具体的な評価指標というのがないのでー、あれ?質問なんでしたっけ」
Q.自分の作品でよりよくなったなと感じる部分があれば教えてほしいです
「ひとつ挙げるなら、画がきれいになったかなと思います。影のつけ方であったりとか、マテリアルの構成のしかたっていうのは動画を作るたびに次はこうしようとか、前の動画ではここがダメだったなっていうフィードバックを自分の中で考えながら、前の動画よりも今の動画、今の動画よりも次の動画をより良くしようってのを心掛けてます」
Q.愛媛出身ですか?
「これに関してはシークレットな部分があるんですけど、方言に関してはいろいろ混じってるところがあって。その中に伊予弁が混じってるところはあります」
Q.作品を早く仕上げるうえで意識していることはありますか?
「実はクオリティに関しては結構妥協してる部分が多くて、自分の中で一番重要だと思う部分を前面的に出して、それ以外をテキトーにすることでなんとか一か月以内には作品を出せるようにしてたんで、クオリティどうこうというところよりは自分のこだわりを限界まで押し出すというのが重要かなと思ってます」
「例えば自分が考えた面白いキャラクターがあったとして、そこにモデリングの時間をかけちゃうと背景にかける時間がなくなっちゃうと思うんですけど、だったらキャラクターに全力を出して背景はもう手書きでいいやみたいにして。緩急をつけるのがいいのかなと」
Q.AIで何でもできるようになったら将来どんなことをやりたいですか?
「ひとつは、自分が今作ってる動画を全自動でやってみてほしいていうのと、ゲームを作ろうと思ってるんですけどその中に出すNPCはAIを使用して、生きた人間と変わらないような。SFで見るような世界観のものがこれから作れていけたらと思ってますね」
Q.今まで一番時間のかかった作品、気合の入れた作品はなんですか?
「覚えてるので言えば、パルフロムなんかは結構時間かかって、でもこれは2D、アニメ調で出すってのが事前に分かってたので。普段はストーリーを考えて三分から四分になるようにいっぱい切っていくんですけど、それをやらなかったせいで作業量が増えてしまったのが原因で時間がかかってしまいました」
「いいものを作ろうとして時間がかかったのはー……それこそジャイボールなんかは、あのーアニメーションの作り方を変えてるところもあって時間がかかったような記憶はありますね」
Q.AIが普及したことでプロの仕事が奪われる懸念などがありますが、バーバパパさんはそういった不安を感じなかったか、またAIと共存する道を選べたのはなぜですか?
「僕自身がCGのプロではなく、CGを作って飯を食うというより自分の作りたいもの、作品を見てもらいたいという気持ちが大きいので。AIを使うことに対して仕事を取られるという恐怖はなかったんですけど、(質問者さんはCGの)プロですよね?これに関しては今後どうなるかはなんとも言えないんですけど。結局のところAIで何でもできるといってもひとつのツールであると思うので、AIを使うことでプロの人がもっといいものを作れるようになるんじゃないのかなという見方が大きいです。実際仕事とか奪われていたりするんですか?」
質問者さん「現状はまだ現場が追い付いてないのでAIを使わず今まで通りの作り方をしています」
「だとしたら今後どこかでターニングポイントはあるかもしれないですけど、どうでしょう。難しい問題ですよね」
Q.コード進行を作るうえで考えていることは?
「これは僕でもよくわかってなくてですね。それこそAIが作るみたいな感じで、最初は結構テキトーに弾いてその過程でジャズっぽくなったりEDM進行になったり、音楽理論をちゃんと勉強してないので、考えてるところとしては自分が一連の流れを聴いて良いと思えるかどうかだけを考えてます」
補足Q.クジラ座の動画ではオーケストラっぽいコード進行でしたが、何か考えて作られましたか?
「そうですね、あれはオーケストラをやるってテーマで作ったのでテキトーに弾いてないですね。特に最後のエンディングの部分はオーケストラっぽくなるように作ってます」
補足Q.ジャズっぽいEDMもあったと思いますがエレクトロスイングの動画のコード進行は使い分けなどされてますか?
「あれはさっき言ったようなテキトーに弾いてって部分が大きいかもしれないですね。ジャズっぽく聴こえるように意識してます。没、ひねくれ妄信に関してはテキトーに弾いて作ってて、フルチャンスは……なんだろうこれ。やっぱテキトーかもしれないですね。テキトーに弾いてる中で王道っぽくなるように、曲のイメージに合わせて修正していくって感じですかね」
Q.夜ご飯はなんですか?
「夜ごはん、さっきカレー食べました」
Q.PCのスペックは?
「買ったやつは2019年のドスパラの一番上にあったやつなんですけど。えー、ちょっと見えないですわ。CPUが一万なんぼのやつで、GPUが2070でしたっけ?そんなに強くないんですよ。だから早く買い替えんとなって。調子も悪いんで」
Neroさんからの質問
Q.blenderでの書き出し時間が15時間くらいかかってかなり長いと伺いましたが、ミスってる箇所などあったら大変では?
「書き出しはかなり時間かかりますね。僕のやり方が悪くて、動画で出力してるんです。プロの方は画像で出力して間違ってるところを修正するってやられてるみたいなんですけど。これに関しては限られた時間の中でできるだけ早く動画を出したいってのがあって」
「逆ですねこれ。早くやろうとしたら修正も早くやらないといけないですもんね。容量が少ないので、この前もハードディスクぶっ壊れましたし」
視聴者さんからの質問
Q.そのままEDMにしましたの動画も夢の内容ですか?
「そうですね。まんまあの感じやったと思います。外なのに床がフローリングになってるっていうのがよく夢の中であるんですよ」
Q.ご自身の動画でモーションキャプチャーを使われているか教えてください
「VirtualYouTuberを始めた頃にバイブってやつを買ってまして。ATTCバイブ(※)かな?台湾かどっかのVR機材なんですけど、これを使ってアニメーションの一部を出したりっていうのを時々あるかな?くらいです。ちゃんとしたモーションキャプチャーの機材は持ってないです」
補足Q.全身につける感じの機材ですか?
「頭と、手で持つやつです。上半身のポーズだけ取れるものです」
※おそらくHTC社の「VIVE」シリーズと思われます
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?