連休の中日にはアニメを観なくてもいい

もちろん観ても良いんだが。

というわけで、久々に乗り鉄活動をするか~ということで朝から夜まで千葉方面の私鉄を乗り回していた。


乗り鉄

京成を中心に千葉県の私鉄を大体乗りつぶした形になった。移動ってそれだけで原初の娯楽だと僕は思っているわけだけれども、鉄道というのは僕にとってちょうどいい移動手段で、自分で何かやらなければいけないことが「乗車する」だけであり、移動の最中は何もする必要がなく移動しているという実感を得ているだけでいい(車窓を眺めるだけでいい)ところが僕好みだ。今回乗った路線は割と千葉県内の住宅街に向かって伸びていく路線が多く、そうなると当然ながら終着駅で降りて周りを歩いても住宅しかない。これは地方で盲腸線に乗っている時とは明確に違うことで、都市部での乗り鉄ならではの景色を見ることができて良かった。

聖地巡礼:ゼーガペイン(舞浜)

聖地巡礼といっても舞浜駅と駅から少し歩いたところにある河川敷だけの簡易版ではあるが。でもかなり満足度が高かった。一番良かったのは、強い西日と距離と大気の状況とで、遠く対岸に見える東京が「どうやってもたどり着けない場所」に感じられる舞浜からの感覚が少し掴めたことだ。電車に乗っていれば上述のとおり放っておいても東京にすぐ行けてしまうのが舞浜という街の本来の立地感覚だと思うのだけれども、その感覚が手の中から零れ落ちてしまうような印象を、舞浜大橋の下から望む東京は与えてくれた。

学マス:有村麻央さんTRUE

これにて現状実装されている10人全員のTRUEを読んだことになる。有村さんを最後にしてしまったのは……まあしょうがないよね。第4話くらいまでを観て一番気にならなかったのは事実だから。話の方はというとまあなんというか無難なアイドルモノという感じで、特段の驚きはなかった。王道には王道の良さがあると僕は思っているけれども、そう思えるほどの力強さもなく、単にどこかでみた話の焼き直しという感じがどうしてもしたかな。だって「可愛い」と「カッコいい」を両立するだなんて、それこそ20年前に同じくアイマスの菊地真さんの話ですら散々やったことで、そこに落ちぶれた子役の話を追加してみたって別にそれが効果的だったかと言われると全然そんなことはないし……。これは同じライターさんがやっているらしい偽姉のシナリオの時にも思ったんだけど、他の8人ではなかった(と記憶している)ライブ中の心象描写でこれまでを肯定するやり口もなんというか古いんだよな~。アニメでライブシーンに被せてやろうもんならオタクたちにボッコボコに言われる奴だよ。

学マス:花海佑芽さん親愛度10

最初のうちはTRUEを観た順番と同じようにお姉ちゃんの親愛度10を先に見ようと思っていたんだけれども、一向にA+が取れないので、気分転換に妹の方をやったら上振れしてしまった。これが数値的な才能ってことか~~と勝手に納得して、覚悟して読むことにしたんだけど、なかなかどうして悪くない順番だったかもしれない。お姉ちゃん√と妹√で、姉妹対決ライブの結果って果たして違うのかなあというのは今回少し疑問に思ったことで、結局彼女たちはお互いのことが大好きで尊敬していて、そんな二人が輝きに輝いた対決の後、それぞれが「負けた」「勝てなかった」と思っているのではないか? 今僕の中にはそんな疑念があり、確かめるためにもやはりお姉ちゃんの親愛度10を確認しなくてはならない。妹から姉に向けられる全幅の信頼のことが好きすぎる。でも僕はやっぱり兄だから、お姉ちゃんの目線になってしまうんだよな……。

観たアニメ:伊藤潤二『マニアック』

第11話、帰宅が間に合ってしまった上に、お風呂も間に合ってしまったから、じゃあもう観ない理由はないな~ということでリアタイ。本当に楽しい。前半はなんなんだそれみたいな設定からスタートして、今回の被害者である石田君の行動力はなんなんだよと思っていたところからのオチが予想外すぎてかなり面白かった。この中学生、しれっと6人も殺しているうえに存外マヌケで変なキャラクターだったな……。後半は本シリーズ内においてはかなりオーソドックスなホラーで、真っ当に怖いし真っ当にキモいし真っ当なオチだしでかなり理解しやすい話ではあった。首のない石膏像たちが自分たちの数よりも少ない首を奪い合っている絵がバキバキに決まっていて良かった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?