観たアニメ(9/14)

男先輩10、にごりり9-11、ニーア20-22、ハズレ枠10、ダンジョンの中のひと10、貼りこい11、最強王図鑑11、このふか5、モブから11、なぜ僕10、サクナヒメ11、逃げ若10、ATRI10、マケイン10、現代誤訳11、小市民10(終)。


学マス:月村手毬さんTRUE

8人目。なんか終始何なんだこの女って言っていた気がするな……なんとなくだけど、今まで読んできたシナリオの中で一番伝統的アイドルモノの女って感じがした。本心とは全然違うのについ暴言は吐いてしまうし時には手も出るとかいうのはシンプルに人間としての欠落なんだけど、アイドルを目指しているという一点において最初こちら側に彼女を受け入れる準備をさせて、そこから徐々に人間になっていく過程を描くというか。アイドルをやっている/目指す年齢層が思春期に重なる以上こういった人間的成長のストーリーが王道になるのはもっともなんだろう。と言いつつ、ここまで読んできた7人は割と精神的には成熟していたから、結構浮いた印象を持つのかもしれない。

先輩はおとこのこ

第10話、これどう終わるのか全然見えてこないな~~。怖くもあり、楽しみでもあるが。まこと君と竜二君の関係はとりあえず軟着陸して、恋愛に関しては宙ぶらりんのまま仲直りをした。そうなるとやっぱり終盤は咲さんの話になるのかなあ。OP映像的にはまだ登場していない人物すらいるのが恐ろしいのだけれども。まこと君と咲さんの母親の話も、このあと2話でどっちも終わらせられるとも思えないし……やっぱりと色々不安すぎる。

2.5次元の誘惑

第9話、コスプレ精神論が始まってから完全に三歩くらい引いたところから視聴してしまっているというのが正直な感想ではあるのだけれども……。これはもう部室の問題じゃないんだ!というのはそのとおりで、今ここでコスプレ精神論をやっていても一切漫研の実績にはならないのは事実なんだよな。先生がこっそり見に来るのはわかるんだけど、癖で衣装を持ってくるのは全然わからなくて笑ってしまった。もしかしてコスプレイヤーの引退ってカードゲーマーの引退と同じ感覚のやつなのか?

第10話、クソ! コスプレは誰かを傷つけるための道具じゃねえ、俺とバトルコスプレで勝負だ! にごりりを褒めているオタクって本当にかなりの割合で「コスプレという題材を選びながらここまでジャンプ式バトル漫画ができるとは!」みたいな褒め方をしている気がしており、ならジャンプ式バトル漫画のことが心底苦手な僕がこの作品も苦手なのって当然なのかもって思い始めた。コスプレ精神論とモノローグ会話と回想で疑似的に対話がなされていくのは不思議な味わいではある。

第11話、なんか和解したな……。ものすごい勢いでコスプレイヤーは全員光の存在でインターネットの闇とは関係ないってことになっていて笑顔が止まらなかった。インターネットの闇は全部カメコたちが背負ってくれるから、彼らに対して渡す名刺はないけどコスプレイヤー同士の連絡先は交換できるんだよね。穿った難癖はこのくらいにするけれども、とはいえカメコとしてリリサさんを支えると決めたんだから、奥村君はぼけっと囲みの人数を比較して解説役なんかやっていないでリリサさんを撮り続けるべきなんじゃないのかってのは思う。後方彼氏面としか言いようがないスタイルになっちゃっているから。あと、今後の展開もあんまり僕好みではなさそうで厳しいものがあるな~~。

学マス:姫崎莉波さんTRUE

9人目。各ルートにおけるP君は結構性格も違うけれども、今回のP君が一番頭おかしいのは間違いないと思う。お姉さん路線で売り出すと決めたとして、自分が弟になろうとはしないと思うからね。なんだよお姉ちゃんスイッチって。莉波さんは莉波さんでお姉ちゃんスイッチじゃなくて発情スイッチがONになっているしでもう狂う。君だけのお姉ちゃんじゃなくなったら特別な存在になってもいいよね?は論理が飛躍していて怖いんだけれども、まあそもそも君だけのお姉ちゃんになっているのが飛躍しているから逆におかしくないのかもしれない。

NieR Automata ver.1.1a(第2期)

第20話、機械生命体の村、ほぼほぼ壊滅しちゃった……。わずかな子供たちとパスカルさんだけが残ったようだが、パスカルさんがなんかアホみたいに強くてちょっと面白かった。A2さんもやや呆然としていたし。完全に主人公になっているA2さんを尻目に、9Sさんは無限闇堕ち編みたいになり続けながらも機械生命体の謎施設を順繰りに攻略しているらしい。ハッキングって要は精神攻撃なんだよな。しれっとヨルハ機体のブラックボックスは機械生命体のコアと同質とかいう情報が出てきて、まだまだ9Sさんの受難は続きそう。

第21話、全滅エンド待ったなし! レジスタンスキャンプとパスカル村が全滅したら、本当にもう機械生命体と戦っているのってA2さんと9Sさんだけになる? これまでの登場キャラクターを必死に思い出そうとしているけれども、大体みんな死んだ気がする。あとはデカい塔に行って最後の二人が対面したら終わりそうではあるな……。

第22話、冒頭から実写挟まって知らん話始まったと思ったらデボルさんとポポルさんが出てきて、そういえばこの二人は逃げ延びたんだったと↑の感想の誤りに気付いた。ぼんやり視聴しすぎ。まあそんなことを言っていたら当然のようにデボルさんとポポルさんも死んだんだが。描写的にはぱんぱか放送を聞いた時のデボルさんポポルさんとA2さんって結構近くにいそうだけど、助けに入れるタイミングではやってこなかったか。

ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで

第10話、もう完全に忘れていたブラワイの卵(ブラワイではない)が孵って、なんか変な馬が仲間になった……。「荷物を運んでもらうことはできるか?」とか言っていたのに一切荷物を運ばせていないのは流石に面白いけれども、乗せてみたらすごい嫌がったとかあるんかな。未来の王キリハラの力はなんで急に文字演出をしだしたのか、その思想・意義が一切不明で本当にダメなアニメの典型だなと思う。

ダンジョンの中のひと

第10話、急に休暇が降ってきて困る事ってないよな? いつでも休暇に回しているアニメが溜まっているから……。とまあ現実世界の話はさておき、ダンジョンって有給休暇制度まであるんだ。その折にふと情報収集をした結果、自分が父親のことを何も知らないなとなる回だった。そんなものかもしれないね。ゴブリンの集落があると聞いて孕み袋来るか!?と思ったけれども、まあ来るわけもなく、まさかの農業アニメが始まったのは流石に予想していなかった。設定的には面白い発想だな~と思いつつ、やっぱりゴブリンは女を襲ってナンボだよな?という最悪の感想もある。

貼りまわれ!こいぬ(第2期)

第11話、オンラインゲーム回。そんな回あるんだ。400種類のジョブが選べるのもすごいけれども、その中にステッカー貼りがあるのもすごい。でも、ステッカー貼りがバフなのはわかる。この作品の思想って一貫してそうだし。

最強王図鑑

第37話、ティラノサウルスVSデスストーカー。1回くらい(人気的)ジャイキリがあってもいいだろという思いと、だとしてもそれは逃亡者ではないだろの気持ちとがある。

この世界は不完全すぎる

第5話、前回の〆でアマノさんが完全に復讐の鬼になっていたからあんまり楽しくなさそうだな~とつい溜めてしまったんだけど、まあ観るかアニメコインも賭けたしなとなったので再開。思ったよりもアマノさんも落ち着いてはくれたけど、これもしかして社長たちがハガさんたちを追いかけて村にやってきたという事実は触れずに進むのか? それはそれで特大爆弾になりそうな感じもするが……。城への潜入も城に入ってからも、ゲームのお約束とデバッグのネタがしっかりと仕込まれているのは一本筋が通っていて好感ポイントだ。

モブから始まる探索英雄譚

第11話、ひかりんさんのために事情を知ってしまった面々ができることをやろうとするなか、でも無理をしてトラウマをこさえていちゃしょうがないよな?という容赦のない事実が高木君に突き刺さるの、つらいぜ……。今回の高木君のことを匹夫の勇というんだよな。百錬覇王が教えてくれたから。それはそれとして画面的にはずっと厳しいながらも頑張って耐えているんだけれども、スタンピードで走ってくるイノシシがめっちゃ綺麗に一列に並んでいた時は流石に笑いすぎて死ぬかと思った。あと1話で本当に終わるか?

なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか

第10話、急に脳内に語りかけてくる女神のことを信じられない気持ちってどこからやってくるんかなあ。わざわざ奥地の遺跡のその最奥まで呼び出した割に対した情報も便利な道具もくれないし、それなら遺跡の外にいる時点で全部話してくれればよかったのになとはちょっと思った。その後は精霊族の領域に突入し、敵がスライムになったことで本作の完全に死んでいる制作状況でもギリギリなんとかなっている奇跡を観てニコニコしていた。本当に、スライムの作画がもう限界だったもんな……。でも次回からはまた萌え女を描かなければいけなくて大変そう。頑張ってほしい。

天穂のサクナヒメ

第11話、石丸の再登場のさせ方がうまいな~~と思っていたけれども、そのボス化と決着の付け方までうまくて脱帽だ。サクナ様の(元々から割とデカくはあったが)馬鹿デカい器はもちろんのこと、そんなサクナ様の庇護下で迷惑をかけてばかりだった人間たちが4年の月日を経て神に連なるものとしての覚悟みたいなものを育てていたの、米作りは人作りみたいな標語もあながち嘘でもないかもなと思わされてしまうね。石丸が既に死んでいて、恨みだけで動く骨の化け物と同じ存在だというのは予想していなかった。

逃げ上手の若君

第10話、今回の話、なに? いや本当になんだったんだ。次回で本当に終わるのかと思っていたけれども、よく考えたら総集編が一回挟まったからあと2話あるんだな。にしてもこの話は必要だったのか……? まあ、変態扱いされる若君は良かったし、あやこさんがド変態を極めるのは気になるからまあいいか。後半は人ならざるものが文明によって駆逐される話をしていたけれども、室町時代はそういう話をするには流石にまだまだ先まで人ならざるものの時代があるだろと思わないでもない。

ATRI-My Dear Moments-

第10話、CMなしで通してやりたいという気持ちは理解するけれども、それをして実際に感動させるにはちょっとノイズが多すぎるかなあという感じの回だった。アトリさんが圧倒的暴力ですべてを解決するの、確かにこれまでにもやったことではあるんだけれども、やっぱり暴力なんかあって思わずにはいられない。高性能なのになあって。極めてプリミティブな解決方法で、しかも同じことがアニメ序盤でも今回でもそして31年前でも繰り広げられているのはウームという感じもする。せめて今回は何か一歩前進できなかったものか。後半の31年前の回想もよくある「やってアニメは面白くなりましたか?」という類のいじめ描写で、しかも時を経てナツ君の母親の中では微妙にほろ苦くも守ってもらった思い出みたいになってそうな表情なのがすごく気に食わないぜ。お前その親友を廃棄処分(になっていると思っているはず)にしてんだが?となるでしょ。

負けヒロインが多すぎる!

第10話、ウオ~~~~~良い。小鞠さんのこれ以上はないだろという失恋自体が第3話第4話であって、この作品って本当にずっと失恋の後の話をやろうとしているんだよなということを再確認せずにはいられないだけの時間が流れて(作中だと季節ひとつ、アニメだと6話)いること自体に美しさがある。その上で、最大の接点である部活動からの先輩陣の引退という節目をもって「さようなら」と表現すること、それ以降はまだ同じ校内にはいるけれども徐々に生活から存在が薄れていくということ、先輩たちがいなくなった文芸部において小鞠さんを支えるぬっくんの役割は恋愛の話ではないということ、大事なことがたくさん詰め込まれていた。もちろん、同じくらい文化祭の喧騒っぽさ(カスの女教師のカスとか、八奈見さんのもぐもぐとか、焼塩さんの非情さとか)も詰め込まれており、満足度の極めて高い文化祭回だったなあ。

現代誤訳

第11話、今回のネタもアニメじゃないとできないネタにはなっているんだけれども、良い話にしちゃったせいで本当にオチが弱くなっていたのがいただけなかった。マジの良い話って別に笑うものじゃないから、コントで良い話をするときも闇芝居の良い話くらいには面白さを残すべきなんだよ。とここまで書いて、別に現代誤訳ってコントじゃなくて演劇としてやっているんだから笑えなくてもいいのか……?と気付いた。

小市民シリーズ

第10話、最終話。ウオーーーーー最悪! 小佐内ゆきという女は本当に最悪の女で、僕ってやっぱり最悪の女が好きなのかもしれない。ラヘルも好きだし……。お前は犯罪者だと詰問された後の小佐内さんが小鳩君にとって一番いやな言い方で論点をズラしていくの、マジで最悪で笑わずにはいられなかった。中途半端に悪いのがダメなんだよな、マジで最悪だと面白くなってしまう。そうやってある種当然のように二人の関係に終焉が訪れて、そうして季節が夏から秋に変わっていく。ここで〆ておけば……とも思うけれども、25春には第2期という名の分割2クール目をやるということで、最終話としては完全に失格な車爆破とかいう〆になったのはアバレすぎる。岐阜ってところ、怖いなあ。

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