観たアニメ(9/16)

モリアーティ2-6(終)、0歳児7-10、しかのこ11、ダリヤ11、ぶいでん11、ゆるり11、闇芝居10、伊藤潤二『コレクション』2。


学マス:花海咲季さん親愛度10

ウオオオオオかれこれ10回目くらいのチャレンジでようやくお姉ちゃんがA+に乗った! ぶっちゃけ一番最初にまあとりあえず信号機の赤から行くかなとプロデュースを始めてから、最初に出会った女のことを運命の女と思い込みがちなところがいかんなく発揮されており、かなり好きなんだよなお姉ちゃんのこと……。妹の親愛度10では姉の親愛度9での敗北を振り返っての話がされており、これでもかというくらいに妹→姉への意識が向けられていたわけだけれども、姉の親愛度10は結構コメディ色が強いところから始まって、もちろん姉→妹への意識は強く描かれるのだけれども、それだけではない彼女自身の魅力が詰まっていて良かったなと思う。自分がいずれ追い抜かれること、勝てなくなることを理解している頭の良さがありながら、少しでもその期間を延ばして「理想のお姉ちゃん」でいる時期を長くしようとするその姿勢って本当にカッコよくて、そしてこれでもかというくらいに姉だなと思う。前にも少し書いたけれども、花海姉妹にはどうしてもかつての自分と妹の関係を重ねてしまうところがあって、お姉ちゃんの在り方は僕もそうあろうとして叶わなかった姿だから、こんなにも心惹かれるのだろう。

未来の黒幕系悪役令嬢モリアーティーの異世界完全犯罪白書

第2話から第6話の最終話まで。テ本作をテレビ放送しているのは確か中部圏だけだったかと思うのだけれども、それで視聴者数が少なくてもまったく損失にならない程度の出来だったかな……。要素の足し算で成立している設定を活かしきれたかというとまったくそんなことはなく、完全犯罪というにはあまりにもショボい嫌がらせをしていじめっ子に復讐をするだけだし、なんか極めて低レベルな争いを見ただけという感じだった。復讐描写のために面白さの一切ないどころかただ不快なだけの描写が短いアニメの時間のそこそこの割合を占めているのもいただけない。

0歳児スタートダッシュ物語

第7話から第10話、特に言うことはないが……中身は大人なんだから6歳児がゴネても「ないわ~」じゃなくてもうちょっと優しく対応してあげなよと思った。

しかのこのこのここしたんたん

第11話、前半は授業中に鹿の子が寝ている話。角が鼻みたいになっている話、前回の花粉症と被っていないか? 後半はマタギがやってくる話。なんというか……シンプルにつまんなかったかな……。間を使った笑いがやりたかったのだとは思うけれども。年季の入ったベテラン猟師がカバーをつけ忘れるか?ってのと、そもそも何もかも忘れて慌てて歩いているってことは銃弾が装填されたままなのでは?ということが気になりすぎて、その後の最終話に向けたシリアスっぽい雰囲気を作る奴(これは絶対にシリアスにはならないと思う。そういう作品だし。)のことを流してしまった。

学マス:藤田ことねさん親愛度10

5人目。デカすぎる……恩義が……。親愛度9までの話でずっと「P、私のこと好きすぎ~♡」みたいな話をしていたけれども、それってずっとアイドルとプロデューサーとしての関係の話ですよって切り返されていた(口で言うかは別にして物語的には)のが、ここに来て急に自分が子供らしい無謀なわがままを言ったせいで家にできた多額の借金と父親の蒸発と残されたちびどもとかいう完全にそれはもうなんというか人生詰みに限りなく近いだろみたいな話を持ち出されて、プロデューサーのおかげでこれらに対する希望の光が差しこんだんだとか言われたら、それはもう恩義がデカすぎるんだよ。好きとかそういうのじゃないレベルじゃん。フジタコさん、もう自分の人生捧げる覚悟できているでしょこれ。

魔道具師ダリヤはうつむかない

第11話、このアニメ、中盤以降かなりの割合で水虫によって話を回していたな……。他の異世界転生作品(特に薬とかそういう類のものを扱う作品)でも水虫のネタって出てきたし、実際文明レベルが中世だとまあまあ大きな問題なのはわかるんだけれども、にしたってみんなよってかかって水虫の話をするからちょっと面白が生じてしまうのも事実。ダリヤさんにヴォルフさんが水虫疑惑を向けて怒ったあと、他の男たちが総出でヴォルフさんにあれはお前が悪いって言うパートが一番面白かったかも。僕もそう思う。その後はなんかヴァーリ・トゥードみたいな名前の秘密告白の儀式をヴァーリ・トゥードルールでやる話。急にそんな家族の話みたいな激重の話題から入ることあるか?とは思ったけれども、そういう話をお互いにするための言い訳として使った、ということでいいのだろうか。にしたってそういう話を始めるための助走が一切なくてびっくりしたけど。ダリヤさんの命名の由来の話が始まった時はこのまま花言葉アニメになったらどうしようとちょっと思ったけれども、そんなことはなくて少し安心した。いや別に花言葉アニメになってもいいんだけどさ。

VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた

第11話、一応1クールの〆に向けた話もあるんだな……てっきり少し前に一度あった淡雪が好きなファンとシュワちゃんが好きなファンみたいな話で終盤もうひと騒動やるのかなと思っていたけれども、引っ越した結果過去はすっぱり切り捨てて現在の話をやるぜの顔なんだ。あんなことを現実で言われたらああいうタイプの人間って300%アンチに反転すると思っていて、絶対にその話をすると思っていたのだけれども、まあ顔のないアンチよりも芸能界の仲間の話の方が大事か。相変わらずパロネタを入れるために画面の切り替えに思想が感じられない映像が続く。

異世界ゆるり紀行

第11話、サブタイトルではベクトルが大活躍するということだったけれども、前半はお料理無双をして、後半は子供たちを山賊にけしかける回だっただろ……。お料理無双の話は前にもしたからいいとして、山賊の話はもうちょっと真剣にやるべきだと思う。このアニメって仮にも冒険者をしながら「子育て」しますと言っていて、前半では落とし物を拾ったら持ち主に届ける方が良いみたいな話を教えていたりするのに、そのままの流れで盗賊に対しては勝てそうだからって普通に子供たちが攻撃することを認めるの、モンスター相手とはまたちょっと意味合いが違ってこないか?と思ってしまう。

闇芝居(第13期)

第10話、闇芝居でも時々ある因習村タイプの回だ! 因習村とか言っている場合ではなく、シンプルに化け物の村なんだけど。址亡で「あとなし」なのは当然「しぼう」とかけてあって、ここのセンスは完全に闇芝居のセンスだから、今回のタイトルを観た時にかなりテンションがあがっていたけれども、期待に応えてくれるいかにも闇芝居だな~というエピソードで大満足。

伊藤潤二『コレクション』

第2話、前半は写真の女。き、キモい……! そんな女をつい面白がって呼び出してしまったがために、関係ない女子高生まで食われてしまうのがなんともホラーだけれども、それはそれとして結構オーソドックスなホラーだなとは思う。ちょっと舐めた感じの大学生とか映画サークルとかいかにもな被害者だし。後半の長い夢は非常に好みの話だった。一切ホラー存在は出てこないんだけど、たった一つの超常的設定だけでここまで話が繰り広げられるの、すごいよ。ホラーってある意味発想の勝利がすべてだから。

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