観たアニメ(9/26)

伊藤潤二コレクション4,5、ふたきれ12(終)、異世界失格11,12(終)。


学マス:有村麻央さん親愛度10

9人目。結局パイセンのシナリオって最初から最後までずっと「本当の自分を好きになる」という話をしていたのだけれども、本当の自分ってのは可愛い自分なんだというその最初の第一歩からしてイマイチ納得できないまま結局親愛度10まで読んでしまったなあという感じ。この本当って、もう一回ひっくり返されるためのホントウなんじゃないか?

伊藤潤二『コレクション』

第4話、ウオ~~~~~キモい! すばらしい! 前半は体に穴が開いていく話。もうシンプルに蓮コラすぎてキモい! でもすごい怖くて良い……。呪われた人を追いかけてくる医者が一切ホラー存在的見た目をしていないのが一番いい。後半は人形劇の話。これまたひたすらにキモい! 主人公の男が運命の再会をして恋人になった女性が無残にも殺されてしまう不条理さがホラーの真骨頂すぎてこれまた良い。

第5話、1日1話のペースで視聴するつもりだったのに、次回予告に押切君の名前が見えたせいで思わず再生してしまった。押切君の引力には逆らえなかった……。しかも開幕から異次元人の話をしていてもうびっくりするくらい狂うね! 先にマニアックの異次元の押切君を見てしまったけれども、今回の押切君も相当なアバレキャラクターだった。なんなんだよもう。2本目は双一のエピソードで、この二人でセット運用するのはズルだろ。双一のエピソードって結構異質で、それはある程度の因果応報が働くことにあると思っている。何度も書いているようにホラーの本質は不条理であると思っているので、そんな中で他人を呪った双一に常に何かが跳ね返ってくるのは引っかかるんだけれども、これは彼が理の側に明確に存在している(人間社会の中にある)ということに他ならないのかなと思う。

恋は双子で割り切れない

第12話、最終話。本当に最後まで登場人物に誰一人として目線を寄せていくことができなかった……唯一寄せられ得る話だったのは姉妹の役割の話なんだけど、それで目線を寄せてもこの作品あんまり面白くはならないんだよな多分。カスとカスとカスが醜く罵り合うシーンをクライマックスにされてもな~~。

異世界失格

第11話、この作品、思ったよりもモリモリいい話をやっていくな……。痴情のもつれだなあみたいな気持ちで視聴していたらド姉妹愛だったのは良いズラしだったと思う。異世界で病気は折角治ったのに、元の世界に戻ったら再び病弱な体になってしまうのとか、カスの父親はどうしているんだろうとかかならずしも全面的ハッピーエンドとはいかないけれども、そんなものは存在しないけれども生きていくしかないんだってのが結構一貫して主張されていることだから今回も同じなんだろう。いやそれにしても、てっきり今回の話で最終話だと思っていたから、次回どうするんだ? 流石にさっちゃんの話まで始めるには尺が足りないと思うんだが……。

第12話、最終話。完全に冒険は続くENDではあったけれども、新たな旅立ちENDって逆に最終話っぽくてそこまで嫌いじゃないんだよな。続編への未練をそこまで感じさせなかったのもデカいかもしれない。先生の今後の旅路に世界の各所から思いが寄せられつつ、そんなこと意にも介さず、しかし珍しく自分の足で先生が歩いて行って〆なのって結構美しさがあったと思う。さっちゃんは完全に自分好みの先生を取り戻すために今後動くのだろうし、要聖王からも旅路の果てに再会があると言われている以上、次に会うのは本当に最後なんだろうな。クッソ美味しい萌え女を最終話で登場させるのはマジでズル。ギャグのテンポも当初作品に期待していたものだったし、いい最終話だったなという気分にさせてくれた。やっぱり最終話ってそれからとこれからに使うべきなんだよな。

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