観たアニメ(9/22)

しかのこ12(終)、ダリヤ12(終)、ぶいでん12(終)、伊藤潤二12(終)。


学マス:月村手毬さん親愛度10

8人目。最初のとっつきにくさはすごかったけれども、シナリオがかなり真正面から思春期の不安定な少女をアイドルとしてプロデュースする筋だったこともあり、親愛度9、TRUE、親愛度10と結構話がまとまっていて良かったと思う。親友と仲直りできて相部屋に戻るのが素直に嬉しいもんな。しかしここまで2人だけの話みたいにされていると、もう1人いたはずのユニットの人はどうなのとはなってくる。全然狂犬じゃないじゃん!

しかのこのこのここしたんたん

第12話、最終話。う~~~~~ん最後まで滑り散らしていたとは思うけれども……。でもなんかこういう滑り散らした先にあるもはや何をやっているのかもよくわからないギャグアニメの最終話のことは嫌いになれないんだよね。面白いシーンは特になかったけれども。

魔道具師ダリヤはうつむかない

第12話、最終話。話的にはそれなりに締めてきた感じがするけれども、一方でアニメ作りとしてはかなり限界を迎えている感じもするなあ。会話シーンも顔の上半分ズームが多かったり、なんで挿入されるのかよくわからない動きのない静物や風景のカットがいつもより多かったり、省力をするにしてももう少し気にならないようにうまくやってほしいな~~とは思う。最後のシーンくらいは頑張って描いてほしかったけれども、歩く二人はその場に置いて背景の方をズームすることで遠近感による「歩いていく」描写をしており、ズームされた背景の解像度が徐々に悪くなっていくのを避けるためにバリバリにぼかされているのとか笑ってしまった。画面作りの話はこのくらいにしてシナリオの話もしておくと、特に何か事件があったわけではないけれども、最終話はエピローグ的な位置付けだったらしい。前半の魔剣作りの話はともかく、後半のお墓参りをそれぞれがやる話(同じ墓苑だったんだ……)は悪くなかったんじゃないか。それぞれが死んだ親に対してこれからもうつむかずに前向きに進んでいくことを宣言して〆というわけだし。ダリヤさんのうつむかない姿勢がヴォルフさんに伝播したということでもあるし。

VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた

第12話、最終話。この作品でも終盤用の展開とかあるんだな~と思いながら先輩のライブ編を観ていたけれども、思った以上にデカい話というか、Vのガワと中の人の本質の話とか、光のインターネットの話とか、歴史改竄によってVの歴史そのものを背負いだすこととか、破天荒な最終話になったと思う。Vの本質がどこにあるかという話については、正直淡雪さんファンでシュワちゃんアンチなファンを切り捨てた回をやっておいてそんなこと言われてもなあと思わないでもないのと、今観てもやはり異常に感じるモブの描き方とでそういうメッセージを打ち出してくる無邪気さに対する恐怖心はある。とはいえインターネットの闇で回してばかりのこの時代、インターネットは光だよという話をできるとしたら確かにこういう作品なのかもしれないとも思う。急にVの歴史を背負いだした奴は……僕がV視聴者だったら感動したんだと思うけれども、残念ながら一切触れずに来たので、結果絆のアリルの話しかできなかった。

伊藤潤二『マニアック』

第12話、最終話。オムニバス形式のこの作品で最終話らしいことが起こるとは思っていなかったけれども、にしたって本当にいつもどおりだったな。不満ではない。前半の話は正直かなり好きで、生前のパートからしてもう不気味さが最高なのだけれども、自分たちに利するからと他人の不幸な状態を放置しておく判断が、尋常ならざる展開に繋がるのとかはちょっと理がありそうな話になっているんだけれども、そこまで気にならなかったな。死んだあと当然のように耳元でささやく声だけが続くのはわかっていたし、そうしたらもう何が起こるかは予測できてしまうわけで、話自体が割と理の中で動いていた方だからだろうか。後半はお待ちかねの双一で、拾ってきた可愛い子猫が双一の邪気に当てられて徐々にホラー存在になっていく過程がかなり面白かった。猫の毛が舞う部屋の絵面もすごかったが、そこからギャロンがピカチュウ先輩を超える10まんボルトを披露した時は流石に爆笑してしまった。

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