よそよそしい態度

最近のマイブームは自己分析だと気付いた。自分は自分で自分の首を絞めるのが得意だと思う。
正確にいうと、気付いたら「またしてもなんか絞まっている」という状態になっていることが少なくない。
それは特に人間関係においてそうだという気がする。


自分は誰かと関係を結ぶのが下手だ。
いや、結べはするのかもしれないが、「維持の仕方」の項目の点数が特にひどい。誰かとの関係をきちんと保っていられない。
結び方を誤ったままランニングシューズを履いて、立ち止まって結び直せばいいのにそのままに走り続ける。紐はさらに足をしめつけ血流は悪くなるばかり。血管は浮き出て、走る動作は緩やかに鈍くなる。こんがらがったひもは、最後には切るしかない…。なんとなく結末を想像するけれど、走り続けるほかない。
比喩的に言えばこんな感じかもしれない。


何がそうさせているのか?
そうさせている、というのは関係の維持が困難になるのはどのようなものによってなのかという意味である。
何がそうさせているのかといえば、自分の話し方や接し方、そうした諸々の態度がそうさせているのだと思う。
素直に伝えられない。すぐにパッと何かを言えない。歯切れが悪い。優柔不断。
こういう部分があるがゆえに、結果としてさまざまな「誤読」「誤解」を引き起こす。
相手と自分とでは、文脈の認識の仕方が違うんだろうなと思っても、伝えない。伝えられないと言いたいところだけれど。
要するにだらしない。身もふたもない言い方でいえば、率直に言えば、一言でいえば、とどのつまり「だらしがない」。


そして、概してこういう話はだいたいの場合自分にしか伝わらない。
考慮しなければいけない文脈が多すぎるから、何のことを言っているのかさっぱりわからない。書いてしかるべきではない類の文章だろう。
だから、こういうような話をしようとするとき、具体例を挙げてしかるべきでなのであるけれども、具体例を挙げないよりは挙げるほうが誤解を招きそうなので、やめておこう。


今日も相変わらず部屋が寒い。冬だと気付いた。


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