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今はもうどうしようもできないことについて考えて、一人物悲しくなってしまう。東電OL殺人事件の被害者は最後の瞬間何を考えていたのかとか、宇宙の藻屑となってしまったライカ犬は打ち上げられるロケットの中必死に吠え続けただろうとか、会ったことのない私のおばあちゃんはもう死んでいるのだろうかとか、元恋人と深夜に立寄ったサービスエリアの蛍光灯のまぶしさとか。こんなこと考えても意味ないし、むしろ悲しくなるだけなのに考えて自分の不甲斐なさに泣いてしまったりする。

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