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部下が動かないのは、 あなたのせいかも👉


部下が動かない😔

ある程度の役職になると、こういった悩みにぶち当たる方いるかと思います。

「どうしてやる気を出してくれないんだ・・・」

「なぜこんな単純なミスをくりかえすんだ・・・」


今回は、こんなお悩みを解決してくれる1冊

篠原 信さんの「自分の頭で考えて動く部下の育て方」上司1年生の教科書

をご紹介いたします。


結論

答えを教えず すべての指示を出さない


部下が動かないと悩んでいるあなたは、細かい指示を出し過ぎている可能性があります。

本書では、自ら動く部下を育てるには、どのように接していけばよいのか?
具体的に書かれています。

それでは、解説していきます。

❶ なぜ人は、指示待ち人間になってしまうのか?


あなたは、部下にこんな言い方をしていないですか?

「何度言ったらわかるんだ、この前、注意したばかりだろう😡
 少しは、頭で考えたらどうだ。ダメなことぐらいわかるだろう」

このやりとりには、部下が指示待ち人間になってしまう要素がもりだくさんです。

部下は、このように怒られることで、上司の事をこわい存在だと認識します。


部下は、怒られないように自ら考えることをやめ、指示を待つようになります。


怒られないようにするのが目的となり、少し考えればわかることでも
考えないようになり、すべて指示を待つようになります。

上司が細かい指示を出せば出すほど、自分で考えない 答えをさがさない部下の出来上がりです。

その結果、上司は部下のことを、指示待ち人間で自分の頭で考えない、と
不満を持つようになります。

あなたにも、あてはまる部分はありませんか?

上司が優秀で、気が付きすぎて、細かい指示を出せば出すほど、このパターンに陥りやすいです。

指示待ち人間の部下は自分の頭で考えられないのではなく、
叱られのが嫌だから、自分で考えるのをやめただけです。

これが指示待ち人間になる仕組みです。


❷ 教えない教え方


これまでの内容は、教え過ぎても部下は育たないという話をしましたが、この本に書かれているエピソードで、家庭教師と教え子の話をご紹介いたします。

この教え子は、先生の話は聞くのですが、すぐに分かったと言って、あまり頭の中に残らないタイプの生徒でした。

ある時、先生が教えない教え方を実践しました。

「先生、この問題 わからないので教えてください」

すると先生は、

「教科書を読んでごらん」

生徒は

「そんなのわかるわけない😫😫

先生

「大丈夫。教科書を読んでごらん 君なら出来るよ🙂

すると生徒は、この先生ほんとに教えてくれないんだ と、あきらめて教科書を読みだし

「先生、教科書のこの部分が、問題とよく似ているよ」

先生

「そこをじっくり読んでごらん」

すると生徒は、解き方をみつけ ぱっと明るい表情に😊になったそうです。

生徒は、この問題の解き方を身につけ、この先生の教えない教え方で成績もぐんぐん伸びていったそうです。

このエピソードは、指示を出しすぎないことで、自ら行動し、成功体験をつむことで成長していく ことを表しています。


❸ 上司の心構え


上司は部下より無能でかまわない

上司が部下へ、お手本を示す場面があるかと思います。
お手本を見た部下は、以下の2通りの考え方になります。

✅ この上司のようになりたい 努力しよう😀

✅ 自分はこの上司のようにはなれない 無理だ😣

上司のスキルが高ければ高いほど、部下は後者の考え方になりやすいです。

上司は、部下にきちんと仕事をしてもらうのが、仕事であって
部下のやる気を無くしては、いけません。

部下への、仕事出来るアピールはやめましょう。


答えを教えるなかれ

部下が自ら考えだした提案に対して、「それは失敗する可能性が高いから
やめたほうがいいよ」

こういった対応、最悪です。


上司が今までの経験から判断し、先回りして指導するはありがたいことですが、これでは部下が育ちません。

部下は、考えることをやめ、熱意を無くし 指示待ち人間が出来上がります。


❹ 上司が部下に教える 教え方 4つのステップ


著者は、教え方には4つのステップがあると、記しています。
それは以下の4つのステップ

1蔵(ぞう) → 2修(しゅう) → 3息(そく) → 4游(ゆう)


蔵(ぞう) ・・・ 必死に覚えようとしている時期

🔽

修(しゅう) ・・・ 覚えたことをマスターしようと繰り返し実践している段階

🔽

息(そく) ・・・ 呼吸をしているように無意識に技を発揮できる状態

🔽

游(ゆう) ・・・ 完全にマスターした技術を遊びにも似た、新たなチャレンジをするようになる


詳しくは解説いたしませんが、教え方はこの4つの流れです。

著者は、この一連の流れを、具体的な例をあげ丁寧に説明してくれています。

興味のある方は、ぜひ一度この本読んでみてください。


まとめ

✅ なぜ人は、指示待ち人間になってしまうのか?

   上司は部下に指示を出し過ぎている

✅ 教えない教え方

   教えすぎてしまうと身につかない

✅ 上司の心構え

  上司は部下より無能でかまわない

  答えを教えるなかれ

✅ 上司が部下に教える 教え方 4つの段階

   蔵 → 修 → 息 → 游


動かない部下を、悩んでいるあなた

それは、あなたのせいかもしれません。

この本を読んで、指導の仕方を見直し、自ら動く部下を育てていきましょう。

以前、あげた記事で、部下のマネイジメントについてご紹介した記事がありますので、興味のある方は読んでみてください。


これからも、役にたつ情報をどんどん発信していきたいと思います。


よければスキお願いいたします。🙏








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