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アウターワールドDLC1感想文

●序文

つい先日(2022年1月29日)、アウターワールドのDLCシナリオの「ゴルゴンに迫る危機」をクリアしたので、熱の冷めやらぬまま感想文をしたためた。
・途中で空白期間を挟んだためストーリーを把握しきれていない
・ストーリーに踏み込んだ話を殆どしていない
・変なところの話にはやたら熱を上げている
と一見意味不明かつ支離滅裂な仕上がりの文章だが、日本文化はアウターワールドに関する情報に乏しいので、記録として残したいと思う(自分が検索していてこういう感想文出てきたら嬉しい)
何でもいいからアウターワールドの話が見たーい!という人向けのテキストです

●なぜ詰んでいたか?

TwitterでプロモーションされていたエリダノスのPVが楽しそうだったのでDLCパックを購入、エリダノスを楽しくクリアした勢いでゴルゴンにも手を付ける。当初楽しくプレイしていたが、戦闘向けにビルドしていなかったキャラがロウ博士のロボット軍団周りで苦戦を強いられる。なんとかストーリーを見届けたい一心でスキルポイントの振り直しをし、マシンガンを鍛えて再戦、ロウ博士の周りはクリアしたが、その先の(眼球センサーで入場する)研究所の前のプライマル軍団に何度挑んでも勝てず、もういいや…と投げた。たぶん2021年4月のことであった。

●なぜ再プレイするに至ったか?

ゴルゴンを挫折してからしばらくゲーム自体に触れない日々を過ごしていたが、2022年1月中旬にゲームやりたい欲が急に湧いた。新しく買う前に積ゲー多少は崩そうと、半年開いていたポケモン剣をサクッとクリアし、アウターワールドも終わらせておくか~と着手した。ロードした瞬間プライマルの群れが眼前におり、なぜ積んでたかを一瞬で思い出した。
(ちなみにsteamにも積ゲーがかなりあり、途中で積んでいるアンリアルライフはやらなくていいかな(若年層向けかな)…、ヴァルハラとFLTは覚悟が決まったらやる枠、特に後者。Switchでクリアしたナイトインザウッズのトロフィーを集めたくてsteam版も買ったけど、これに関しては録画・共有をしたいからPS4版もそのうち買うかもしれない)

●ゲームの進行

話の大筋は思い出せても、細かい部分がすべてぶっ飛んでおり、かといって頭からなぞる気力もなく「これ中断したの悪手だったな…」というのが正直なところ。サブクエは録音テープを拾うものと、コミックを追うものが残っていたがどちらも断念(特に録音テープの方は音源と謎の人物の語りが被さってわからん!もういいよ!になった)。
プライマル軍団は武器を重火器に変えたら突破できた(武器のDPSってマジで何の指標なんだ…4000近い数字出してるミニガンで撃ちこんでも全然体力減らなくてじゃあ何なら勝てるんだよ!とその辺で拾った880DPS程度のグレポンに変えたら驚くほどダメージ通って、相性もあるんだろうけど…)が、地下のロボットに惨敗。ロウ博士との会話では無力化する方法を聞いてた気がしたし、最初の部屋をステルスで駆け抜けてターミナルでセキュリティオフにしたと思ったんだけど試しにロボの前に出てみると普通に撃たれる。何?
エレベータ降りてすぐの広間、部屋に出る前に狭い廊下に押し込められてロボットにボコボコにされてどうしようもないよー最低難易度なのにこんなに死ぬの!?と思って確認したら生意気にも最低難易度じゃなかった。ので最低難易度に変えた。びっくりするくらい楽だった。(本編とエリダノスでこんなに苦戦した覚えないっていうかほとんどの戦闘を回避できるゲームのDLCがこれなの、何…)
PAMはちょっと面白かったけどエイダといいfalloutとロボットの名前被ってるのは意図的なんだろうか、PAMが敵全員倒した時点で自壊したのはそういう演出なのかタイミングよく壊れたのか全く分からん。分岐の関係でこのパート何度かやり直して、二度目以降は(演出に時間かかるし)PAMの協力を仰がずに上ったんですが、そうすると敵が赤マーカーも出なければ無反応で、PAMいらないじゃん…になった。略奪者と書いてあるけど敵じゃないのか?PAMの起動フラグ立ってるから無力化してるのか?それともバグなのか?これのせいでセキュリティオフにしても襲ってくるロボットもバグに見えるんだよな…
ターミナルまみれの研究施設はこのゲームのダメなところ(もしくはエリダノスが面白くてゴルゴンがつまらない理由)を煮詰めているな…と思った。メールの履歴が受信側/送信側双方に残るので、終盤にいくほど既視感のあるメールを見ることになる。終盤にいくほど読む価値がなくなる。ターミナル開いてメッセージの量にうわっ…となったあと、見たことある内容ばかりで徒労感に襲われる。普通序盤はどうでもいいテキストで笑わせて終盤に行くほど重要情報を開示させていくものじゃないか?ミニー母のターミナルはちょっとした日記くらい入れておいた方がよかったんじゃないか…。とにかく読んでてつまらなくてキツかった。
研究施設、被検体の死体を箱型に加工している装置が出てきたときは「おおっ!?」となってそのあたりで脳を休めるためにいったん中断して、再開してワクワクしながら近所のターミナルを読んだんだけど驚くほど情報が無かった。実験ログをもっと残してほしい…。
本編でいうと、ホープのターミナルは内容も情報開示の順番もおもしろかったし、屠殺屋クライヴ周りの工場に落ちてるメモとかも好き(豚の餌やり機械に人間の髪の毛が…みたいなやつ)。
絶対もっと面白く見せられると思うんだけどな…(というか2021年の中断前はターミナルのスクショ撮りまくってよろこんでたので明らかに終盤のターミナルがつまらない)。
あとこれは本当にド頭からなんだけど、謎の人物の翻訳テキストが女口調なせいでうっすら最初から正体の目星がついてしまったのはアウタワの面白いところであり、クソなところでもあると思う。

●ミニーとかいう女

①エリーに強い幻覚を抱いていた
②個人クエストを経てエリーは自分の思っているような女性ではないと幻滅した
③ミニーに「こうであってほしかったエリーの姿じゃないかな…」となった
④ミニーにほぼエリーと同じ理由で幻滅した
みたいな流れ。ビザンチウムに暮らす医者の娘という出自ながら、それを蹴って飛び出したエリーのアウトロ―で自由で何にも執着しない、「誰も信じるな」というスタンスが好きで好きでたまらなかったんだけど、個人クエストを経て、親に対してちょっとねじ曲がった執着を抱いているし、親を信じていないフリをしながらどこか期待していた、思っていた以上に子供っぽい、普通の女性だったことが判明し、身勝手な落胆を経験した(それはそうとエリーの個人クエストはめちゃくちゃ好き)

▼エリーにあれこれツイッターサルベージ

裕福な両親のもとに生まれ医者をしてたエリーは窮屈な生活が嫌になり家出しアウトローになった 主人公らの行き先が故郷になった時エリーが思いついたのは自分を抑圧した両親へのささいな復讐で 自分の家で出来るだけ下品に振る舞えと主人公に命じる
唾を吐いたりワインをこぼしたりやりたい放題しようとするが 家が以前よりも豪華になっていることに驚くエリー 両親はエリーが死んだことにして多額の保険金を受け取っていた しかもかなり間抜けな死に方を設定されて とにかく生きていると知られたらまずいと両親から追い返されるエリー
あまりの屈辱と度を超えた両親のキチガイ具合にさすがのエリーも錯乱しだす 落ち着いたエリーが考えついたのは 偽装の口座を作り自分の死亡保険金を両親の手元ではなく自分に行くよう仕向けることだった!(面白そうすぎてここで切った)
他のコンパニオン が軒並み人情に訴える中で ここまで「人を信頼してはいけない」と言い続けてきたエリーのクエストがどう転ぶのか 楽しみだ
エリー 「自分以外を信じるな」と主人公に説き続けていたのが両親に裏切られる形でその言葉を身をもって痛感することになる話の流れがいいし そこからこういう風に転ぶところが本当に好き 復讐の片棒を担がされてる どこまでもついてくぜ
エリーが徹底してニヒリストだったから 心の奥のどこかで両親への愛情を捨て切れてなかったことがグッときて そこからの「私の死亡保険金は私がもらう!」への切り替えがカッコいい
エリー 別に両親はエリーの帰還を喜ぶ必要はなくて エリー的にはびっくりして腰を抜かすなり その場で縁を切られるなり そういった反応ならなんでも良かったんだろうなと思うと悲しい
「エリーの偽装死で得られる保険金は 当然本人が貰うものだとエリーは考えている」のテキスト好き
検死のひと ビザンチウムでの医者業に嫌気がさして検死に転職して この仕事は最高だわ なぜなら患者がうるさくないからね!と人生をエンジョイしてて大変好ましいんだけど これ本来エリーがこうなるべきだったんじゃないの…を感じてなんか我に返ってしまう
エリーってなんか何者にも縛られず生きている強く逞しく皮肉屋の最強の女 の皮を被ったしょうもない人間だよなあ を感じてときどきさみしくなる

その後「ビザンチウムでの医者業に嫌気がさして検死医に転向しのびのびと検死ライフを満喫しているグッドナイト医師」やミニーに理想のエリーを感じていた。

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▲この選択肢とか、結構意図的にエリーを刺しにきてると思った。(ミニールートクリア後の「そのままでいてね」はPVのエリ―の「あなたらしく生きればいいのよ」に似ているし原語だともっと近いこと言ってそう、英語わからんからわからんけど)
+とにかくミニーの顔が好きで、ゴルゴンに関してはどんな結末でもミニーのルートにつくぞ~と思っていたんだけど
・予想以上にミニーの頭が悪くて1アウト
・「母親に認められたかったんじゃないの?」がおそらく図星で2アウト
・「ビザンチウムの居住権が欲しい」とかいう完全なる地雷で3アウト
完全にエリーと同じ理由で、勝手に抱いていた幻想を打ち砕かれる羽目になった。アドレナタイムを利用して人財を使い潰して名声のために成り上がるとか、完全に割り切った悪役ならまだマシで(これはエリダノスのルドヴィコも同じく)「わたしなら上手くやれる」は母親の言う通り頭空っぽの発言すぎて呆れた(ミニーに関しては本当に根拠のない自信だし…)
母親のせいで家が没落したことへの執着とか、コンプレックスとかが痛々しいほど見えてきて、アンブローズ家、辺境の豪邸でゴルゴンの土地に想いを寄せながらワインを回している生活、それで満足しているものだと思っていたので、こいつもビザンチウムに憧れてたのかよ全然ここの生活の方がいいよ…飄々としているのは表面上とバグによる語尾だけで(ヒョウ!)内面はごく普通の野心にまみれていたのか…と落胆する
それでも初志貫徹、ミニールートを選んだ(エリダノスも壊滅させて評議会エンドを見ようと思っていたのでゴルゴンがめちゃくちゃになろうとどうでもよかった)(ところで母親の死に方大好き)(ウインクしながら指で銃を作って会話を終わらせる主人公大好き)(途中に出てくる「錯乱した殺人鬼を作る薬ねえ。いいわよ、もっと作りましょう。素晴らしい計画だわ」という選択肢大好きだしそっちに振り切ってほしかった)けど、最後の最後で耐えられなくなってミニーを殺害した。
(評議会行くつもりが想定外に)フィニアスルートで確定しているデータだったのでそのままフィニアスエンドを見たけど、主導者不在でゴルゴンがどうなったのか分からない状況で、ミニーを殺さない方が絶対に面白かったなというか、ミニー×評議会のエンディングを見たくなった(ここをやり直す気力はない…)(エリダノス寄生虫エンドは面白かった、違う方のエンディング見ているからいっそう)。
これだけ言ってるにも関わらず、妥協点探るルートはめちゃくちゃ楽しめた。親子だけしか知らない秘密のパスワード、略奪者の治療をきっかけに爛れきった親子の仲を修復する、なんだかんだでアウターワールドのこういうところが好き。自室に幼少期ミニーの絵をもらえて喜んだけど、これ母親が大事に研究室に飾っていたことにグッと来たのでお母さんに持っていて欲しかったな…とちょっと思った。

●受付係ケリー

あまり船内を見ないため、ふと見つけたときに知らない人がおり「こいつ何!?」となった。牛イベントとかの派生???と一瞬思ったけど何度船内に出入ってもいる。Twitterの検索機能で調べたところ言及している人はいなかった。
検索エンジンで調べたところ、ロウ博士がいる場所の付近にいたNPCと判明し、確かにいたし、確かに船内に避難させるみたいな選択肢を選んだような記憶がある…。うちの船の新たな船員なのかバグなのか…と判断しかねていたが、エンディング見るためにタルタロスに停泊した時専用のセリフらしきものが出てきて…7人目のクルーだ!!!!!?何でだよ、もっとあるだろ!!???になった。このゲーム最高。

●ロウ博士が面白かった

ターミナル読んでても、メール上で捻くれた性格が伺えてめちゃくちゃ面白かったし(ジャスパー・ロウはメールでも面白い男だった)、ゴルゴンの会話で一番笑ったのは、研究施設のロボットにどう対処したらいいか聞いた時のロウ博士の返答、「死ぬというのはどうだ?通常、警備ロボットは死んだ人間を無視するようにプログラムされている」とかいうクソバイス。
そいつを威圧150で黙らせられるのがまた最高なゲームだと思いました。ゴルゴンはこいつが好きだし、プレイ期間8か月は開いていたけどこいつの顔は明瞭に覚えていた。

●ゴルゴンのいいところ、悪いところ

景色が本当にいい、複数の階層からなるマップは他の惑星には無い立体感のあるロケーションで、惑星として面白かった(反面エリダノスはコロニー船に近いロケーションだなと思った、エリアの分かりやすさとか)。
一方で高低差のせいで、マーカーを頼りにしても行きたい場所になかなか行けないもどかしさがあった。なんか一か所でも分かりやすいエレベータとかにファストトラベルが指定されていればまだ遊びやすかったと思う。
空がめちゃくちゃに好き。テラ1と同じくらい好き。幾何学模様は人工的なものなのか、自然発生的なものなのか、どちらにせよ綺麗。
ムーンマンの派生装備が手に入ったのも嬉しい、略奪者のニコチャンが書かれている素敵衣装と一緒に牧師に着せた。めちゃくちゃ怖い。
コンパニオンがめちゃくちゃ喋るし、意見も聞ける。エリーと牧師、時々ニョカというメンバー構成だったけど他の人選出しても面白いだろうな~と思う(あんまり周回はしたくない)。牧師って悟り拓いてないとFワード連発するんだろうか…。
研究所最奥の巨大設備を見たときの、牧師「昔はこういうものを崇拝していた(これ結構違うと思う/忘れた)」、エリー「フィニアスが見たら喜びそ~」という反応がめちゃくちゃ好き。
ここのメンバー、主人公が反倫理的な行動とっても茶化すなり流すなりしてくれる選出だけど(エリダノスでルーの肩持った時のエリーの諦めたような反応好き)、パールやフェリだとまた違ってきそう。
(ゴルゴンではないが、エリダノスは化学検証/数学見解の面でエリー+牧師の組み合わせ大当たりだったと思う、なんかここにこの人連れてったら喜びそう、みたいなのが分かりやすくてよかった。ホルコムにはフェリをぶつけたり(「なんもわからん…」とか言い出して笑った))
エリダノスもだけど、惑星が変わってもDLCでも、本編に出てきたクリーチャーの色違いどまりで全然新規の動物が出てこないの、本当に宇宙コロニーをモチーフにしたゲームを作る気があるのか…?(この点に関してはfalloutは偉いと思う、カリカリカマドウマが顧客の望んだものだったかは別として)(ハーバーでガルパー/ハーミットクラブ/フォグクロウラー/カニ派生/あの半魚人みたいなの…と海クリーチャー追加しまくっているのめちゃくちゃやる気あって好き)
せっかく企業ごとに装備があるのに外見はほぼ色違いだし、なんか拘りないところには徹底的にこだわらないよな~…を痛感した

●エンディングを迎えて

DLC前に少なくとも3回(フィニアスルート→評議会ルートでフィニアスを自殺に追い込めて「戦闘回避できるの!?」となる→フィニアスルート再挑戦でソフィアが引いて、ほんとだ…になる)
エリダノスでフィニアスルートを2回(ヘレン→ルド)
そしてゴルゴンでフィニアスルートを2回(ミニー→協力)やった、もしかしたらDLC前に更に行っているかもしれないが、最低でも6回フィニアスルートのエンディングを見ている。
…のだが、6回目にして初めてロックウェル議長との会話にスピークチャレンジが出てきて驚いた(こいつのこと毎度適当にあしらうなり殺害するなりしていたのか…)。
どうしても煽る選択肢が面白くて選んでしまうので、真面目に選ぶと当然ながら真面目に進行するんだな…と。
議長の協力を仰いだままラストまでいったら、議長を傀儡にして陰からハルシオンを支配する選択肢が増えて感動した。ルートの分岐は雑(タルタロスをフィニアスが支配するというか、配役変えて同じ展開やってるのは手抜きにも程がある)だと思うけど、エンディングの豊富さは本当にすごい。
パールのエンディング変わるかな?という好奇心で今回初めてジュンレイを殺害したんだけど、もしかしたら事故盗難以外の犯罪行為やったのが初めてで、簡単なスピークチャレンジでごまかせてしまって笑った。人の死が軽すぎる…(ジュンレイ殺しがこの軽さでごまかせたらダメだろ)。
その場合のパールのエンディングが、クルーとは疎遠となったけど、エイダとはしばらくメールのやりとりをしていた~みたいな内容でちょっと好きだった。あまりエイダと仲がいいイメージなかったけど、まあ当然そうだよな、みたいな納得感。

●おわりに(ゴルゴン一切関係ない話)

実はアウターワールドが大好きである。ネット世界のアウタワ好きは、結構反falloutの思想を掲げていて、その反骨心からアウタワを適当に持ち上げている人を散見する(特に不評の声が大きい76の後に発売された作品なので…)が、筆者はfalloutもアウタワもめちゃくちゃ好きだ(なので両者バチバチに貶しあっているのを見ると暗澹たる気持ちになる)(でも76は投げた)(その割にフォグクロウラーの話とか出して申し訳なかった)(弁明するとアウタワのその拘りの無さもそれはそれで好き)。
なので、スタンドアロンにアウターワールドの感想をあれこれ言いたいな…という気持ちが強い。アウタワはfalloutとは違う評価軸で見た方が面白いゲームなので。ゴルゴンはちょっと本編内容を追いきれなくて、枝葉末節の話を書いてしまって申し訳なかったが、エリダノスや本編はまた別に語りたい熱意があふれているので、記事に出来たらいいな~と思います(ただ思い入れのあるゲームほど書きたい要点が絞れずに、収拾がつかなくなりお蔵入りしがちで、発散的に思いついたところだけ書くのが一番気楽ではある)(ゴルゴンは終了直後だったので熱意で仕上げた)(適当な文章の方が気負わず書けていい)。
筆者が思うアウタワの魅力は、バカでコーティングされたSFの本筋の部分だと思う。トンデモ会話劇や分かりやすい倫理観ハードが話題になりやすいが、そういう表層の面白さを支えているのは骨組みの部分だと思う。
アウタワが描いているのは「宇宙進出SFモノのやらかし科学考証」だと思っており、これは他ではあまり見ない面白いものだと感じている(が、インスタントな感想は会話文まわりの話が多い気がする)。
ロックウェル議長の演説ムービーを境に、世界がひっくり返って、どんどん状況が整理され面白さが加速していく、あの快感は、議長の演説ムービー自体もバカムービーなら、そこに至るまでの伏線もことごとくバカで(偽装缶詰工場!人間の死体を肥料にした農業!究極のダイエット歯磨き粉!生きたまま肉を収穫する畜産業!)、しかししっかりと点と点が繋がっていく気持ちよさがあり、いやでもその歯磨き粉は何の解決にもならないだろ…というツッコミがその後湧き上がり、なんというか、アウタワでしか味わえない特殊な味わいが癖になる。
地球に似ている環境の星を見つけて、可食植物も、可食生物もあるからいける!と判断したのに、いざ住んでみたら、必須栄養素が摂れなかった、養殖に失敗した…とか。テラフォーミングを試みた結果バケモノが生まれてしまい不毛の土地になってしまったとか。人間の死体が肥料なのも当初悪趣味なだけかと思っていたが、異星で作られた作物に、地球人向けの栄養素が地球由来の肥料経由で付与されるというのはちょっとした納得感があった。(嘘。肥料が人間の死体なのは絶対にオブシの趣味。)
そんな感じの感想文をいつか書けたらいいなーと思っています。ただ同じ枠にfallout4・デトロイト・キャプラヴ・ナイトインザウッズ・マイアミ2がいて、いずれも全く手を付けていないので一切期待はしないでください。

●宣伝

アウタワ2周目やりたい欲はあるけどやりたくなくて、解説実況とかないかな…と探したら、あった(し化学兵器の取り方動画は当時参考に見させてもらっていた…)

この解説実況がめちゃくちゃ丁寧で、そりゃあもう自称アウタワを好きな私の目線から見ても「そこまで丁寧に見る必要あるこのゲーム…?」と引くほど丁寧で、喋りも編集もすごく面白いのだが、残念ながら途中で終わってしまっている。丁寧にやりすぎた結果サブクエのひとつも終わってない顛末がなんか好き。これが途中で終わっていたので重たすぎる腰を上げてゴルゴン再挑戦した面もあった。
そのうちこの方の1周目実況を見ようと思っている。#1-2はちょっと見た。今はゲームやる意欲がある期なので、気力が無いときにまとめてみたいです。
出来ればアウタワを実際にプレイしてほしいし(おすすめのゲームとは言わないが…)そもそも未プレイでこれを読む人はいねーだろって感じだけど、未プレイ・内容気になる・でもゲームプレイはしたくない!という特殊環境の人がいましたらこの動画を見ましょう。

そんなかんじ


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