英語とわたし-2

この投稿はWARPSPACE Advent Calendar 2021の3日目の記事です。

去年に比べるとたくさんの優秀な方々入ってきました。外国企業との接点もますます多くなってきたので、日々の会話すら英語に切り替わっていく勢いです。去年からこうなることは分かったいたのでいろいろと努力してきたものの、完全に英語のみで難しい会話をこなすのはやはりストレスですね。英語が流暢に話せたからといって売り上げがあがるわけではないのですが、さまざまな精神衛生上のハードルを下げるべく、こつこつと慣れていかなくてはなりません。しかし、日本の教育制度を全うする程度では到底難しく、きっと1年程度の留学でも全然足りないだろうと感じています。すでに第二言語としてしっかり話せる人は相当努力したんだろうな、と思う次第です。

私の同級生には高校英語教師がいまして、やはり高校英語教師の9割は話せないということでした。話せない人が教えられる訳もないのですが、その中でもかつて話せる実用英語を如何にして学生に伝えるか、というミッションにこだわってボランティアで先生が集まって教育メソッドを作る会に一度参加させてもらったことがあります。学生だけではなく、幼少のころからの英語教育メソッドから、中学生・高校生向けの英会話メソッドまで、いろいろと考えてチャレンジしているんだな、とひどく感動したことを覚えています。逆に言えば、そこまで現状の英語教育とは乖離してしまっているということで、なんだか非常に残念です。最近高校一年生の長女に英語を教えるべく、並び替え問題や穴あき問題などのプリントに向き合って一緒に考えたりしてるのですが、案外パッと見てわからないケースが多い。全くと言っていいほど試験慣れしてないからかもしれないけど、すでに高校一年生レベルで教えられる英語は、あまり普段使ってないものもあるせいか、結構難しいです。そろそろ砕けた英会話から、しっかりとした文法整理もしていかないといけないなと感じたりします。話すことに集中すればするほど、文法は置きざりになりがちで、きっと文章のパターンとして覚えずに言葉を切ったり繋いだりしているので適当になってくるのかな、と冷静に分析したりしています。

先日10月9日には初の英語カンファレンスのモデレーターとしてチャレンジしてみました。いままで日本語だったらいろいろなモデレーターもこなしてきたのですが、さすがに英語はやばい。かつて青森県で80歳近い市長候補者の公開討論会のモデレーターをやったときも半分聞き取れないという恐ろしい現場だったのですが、それはまだ日本語。うまいこと飛んでしまった日本語たちを頭のなかでくっつけて、さらに大きな日本語で包んで話すという、普通の言葉のキャッチボールの工程にいくつかの工程を割り増しして2時間フルフルやり切りました。わずか2時間程度なのに超疲れましたが、今回はまたちょっと違うストレスなわけで、未知系によるものです。まぁこれもいつかは慣れるのかなと思いつつカンファレンスの1か月半前からGABAに通って特別レッスンをしていました。おかげかどうか分かりませんが、なんとか当日は大怪我もなく、命も取られずに終わったわけです。

最近はeスポーツを通じた英会話なんかも現実的に増えてきました。子供たちなんかは、例えばオンラインで偶然出会ったプレイヤーから、いきなりハロー、ふぁっちゅあねーむ?と聞かれることもしばしば。使う単語はわずか数個で、ごー!ウェイト!ショットガン!などなど。特にアジア系じゃない欧米系はフランクにカジュアルに一緒にプレーする文化のようで、そこらへんから言葉の壁とは心の壁と同一なりと思う次第です。

さて、今年に入ってからはおよそ実践英語を強制されているわけで、とんでもなく高いオーダーを英語で交渉したりしますが、これが対カスタマーだと思うとゾッとしますね。日本語ばりに相当気を使うと思うのですが、微妙なニュアンスは英語ではなかなかでてこない。すぐにでもバレてしまいそうな浅い掛りのフィッシングのようで、あっという間に逃げられてしまうことでしょう。いろいろ会話をしていて初めて分かったのですが、日本語ではかなりマルチタスクで処理していることに気付きました。会話を聞きながら一方で調べ物をしたり、何か漁ったりするのですが、英語での会議でこれをやると、あれっ?と知らない間に中身が抜けていることに気づくのです。言葉の翻訳?に意識を集中しないと、満足に会話が続けられない状態でして、こんなレベルでは満足にやり取りすることはまだまだ出来ません。このペースで習得してるとまだ何年か掛かりそうな雰囲気です。もっと普段から英語を標準的に使う環境を自ら生み出さなくてはならない。ということで、私も子供たちに習うべくオンラインゲームの国際ステージから始めようかと思う長閑な年末を迎えるのでした。

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