GOMES THE HITMANの 友好都市宣言 第15回(00.07.15放送)
皆さんこんばんは、GOMES THE HITMANのボーカル山田稔明です。さて、今日も皆さんから頂いたメッセージなども紹介しつつ番組を進めていきたいと思いますが、今日は久々に一人です。でも、最後まで頑張ってやろうと思いますので、最後までお付き合い下さい。
それでは、今日の1曲目聴いて頂きましょう。 GOMES THE HITMANでkeep on rockin'。
♪GOMES THE HITMAN/keep on rockin'
改めまして、こんばんは。GOMES THE HITMANボーカルの山田稔明です。さて、この「GOMES THE HITMAN の友好都市宣言」は宮城県の Date-fm、静岡県のK-mixの2局で放送しています。
えー、ちょっとですね、ここで、FAXを紹介したいと思います。岩手県盛岡市FAXネーム、ヨネチエさんから。
「今更ながら、『GOMES THE HITMAN in arpeggio』を聴きました。私はGOMESの曲の中で一番『down the river to the sea』という曲が好きです。で、今回の再発にはボーナストラックに『down the river to the sea』のデモトラックが入っていますよね。私は、この歌詞がものすごく身近に聞こえます。今、私自身が学生だからかも知れないですけど、最近、何となくこんなことを考えていました。山田くんもこんな事考えていたのかなあと思うと、なんだか少し安心します。」
ということで、少し説明しますと、GOMES THE HITMANがインディーの時にミニアルバムとフルアルバムを出していたんですよね。それが、6月に2枚再発されて、これが再発全曲リマスタリング、音が良くなった、それだけではなく、ボーナストラックも入っているんですよね。
んで、ボーナストラックの中に、「universal student」という曲が入ってましてですね、これを説明するとちょっとわかりにくいんだけど、「雨の夜と月の光」というマキシシングルの中に「down the river to the sea」という、なんか格好良い曲が入っていたんですけど、それの前身、デモテープヴァージョンというのがあって、それはね、タイトルが「down the river to the sea」じゃなく「universal student」っていうんですよ。
これはね、「universal student」って、どう言う意味かって言うと、university studentって、僕が言おうとしたら間違ってuniversal studentって、言ってしまったという、大学の生徒ではなく宇宙の生徒と言ってしまったというところからですね、この間抜けなタイトルがついているんですけど、僕が大学生の時に作った歌で、それで、この再発盤に入っているのが、僕が自分の部屋で、自分一人で、カセットMTRという、すごい初歩的な機械で作ったデモテープが入ってますよね。
で、歌詞もメジャーになって出した down the river to the seaとは、微妙に違う、なんか若気の至りというか、十代の鬱々とした感じというのがすごい入った曲でして、そのuniversity studentというのは、言ってみれば「いつまでも学生」みたいな意味にも取れるかなと思うんですけど、なんか、ちょっとモラトリアムな、社会に出たくないなあみたいな、そういう若者の悩みみたいなのが色濃く出た、今思うとこの頃は若かったなあと、そういうような曲が再発されたGOMES THE HITMAN in arpeggio(管理人注:正確には、アルバムdown the river to the seaの再発盤に収録されています) というやつに入っていますので、ちょっとチェックしてもらうと、今のGOMESと比べてみると、非常に面白いかなと思うので皆さんお薦めしておきますね。
はい、ヨネチエさん、引き続きワンマンツアーの感想が来ていますね。
「ファースト・ワンマン・ツアーお疲れさまでした。私は、仙台に参加させて頂きました。それは、もう楽しかったです。とっても充実した一時でした。梅雨真っ只中で空はどんよりしていたけれど、ライブ後の爽快感といったら、幸せでした。ありがとうです。もちろん、Tシャツも買いました。みんな、欲しがっています。でも、お母さんに、あんた黄色似合わないよと言われて、ショックを受けましたが、そんなことはお構いなしに、むしろ黄色の似合う女になろうと思います。」
というですね、熱い感想が来ています。そうなんですよ、今まで、詳しく喋ってこなかったんですけど、6月後半にやっていた初めての全国ワンマン・ツアー「夏街オーケストラ」というのが終了しまして、仙台とか、ラジオを聴いている方々も集まってくれて、嬉しいなと思いました。で、名古屋とか東京にもね、静岡から名古屋から、全国から来てくれた人が多くて、ラジオ聴いてますよってアンケートもあって非常に嬉しかったです。
もう1枚、その夏街オーケストラの感想が来ています。山形市のカズミちゃんから。
「山田さん、こんばんは。ワンマン・ツアーお疲れ様でした。ライブ、とっても楽しかったです!最後までドキドキしっぱなしでした。 TRIO THE GOMESの時とは違った感じで、山田さんの男気溢れる拳、ガッツーポーズ?なんて呼べば良いんでしょう?素敵でした。一緒にガッツポーズやりました。」
この子もTシャツ買ってくれたようで。そうなんですよ、今回の夏街オーケストラっていうツアーはね、なんか僕がやたらガッツーポーズをしていたというか、あれはね、ネタをばらすとメンバー間で拳を握って、メンバー間でガッツーポーズをすると準備OKという合図だったんですよね。
それがね、段々お客さんに向けてガッツポーズするようになって、最後の東京ファイナルでは、皆が拳を振り上げているという、GOMES THE HITMANという名前に相応しい、男らしいと言うかなんて言うかね。拳を握っても弱っちいみたいな(笑)、そういう…、僕もね、拳を握り締めるというライブは初めてやりましたね。今回の思い出というか、ちょっと恒例のアクションになるのかなという気もしているんですけども。
そうそう、全国5ヶ所6月23日名古屋から始まって、6月30日東京渋谷クラブクアトロまで、やったわけなんですけども、本当に人がたくさん集まってくれてですね、なんていうか、ちょっと本当に、ステージ上で泣いてしまうかと思うくらい感動した、そういう1週間でしたね。本当に皆さん、感謝しています。またね、全国ワンマンライブが、出来ればなと思っています。ちょっと、夏は色々イベントに出ようと思っているんですけど、もうちょっと先になればワンマンも(やるので)、それまで待っていて下さいね。
Tシャツの話題が出ていましたけど、Tシャツが凄い人気で、僕がデザインしたんですけど、なんか、もう250枚ぐらい作ったんだけど、もう200枚ぐらい売れちゃって、あとは、うちの事務所で通信販売とかするらしいんですけど、それはまた詳しい情報は追って紹介しますので、Tシャツ買いそびれた人はもうちょっと待ってて下さい。
それでは、ここで曲にいきましょう。夏街オーケストラでも熱い演奏をしました。 GOMES THE HITMANで長期休暇の夜。
♪GOMES THE HITMAN/長期休暇の夜
次のコーナーは街をゆく。はい、久しぶりですね、この街をゆくのコーナーなんですけど。えー、3週間ぶりくらいですかね。今日はですね、遠い街に行って来ました。
(博多長浜の街の音が流れる)
はい、ザワザワした独特の雰囲気のある街なんですけど、これは福岡県博多ですね。長浜の屋台という道端にですね、やたらと屋台が並んでいるところに行って来ました。ここはですね、人情溢れるというか、みんな武田鉄也というか(笑)、このね、一人喋っているのは屋台の兄さんなんですけど、屋台の兄さんとおばさんがいて、やたら話しかけてくるというですね。
僕はこの時一人で言ったんですけど、なんていうかな、色んなこと干渉受けるのが嫌いな人はね、すごい居心地の悪い街だと思うんですけど、僕は実は実家が九州佐賀県鳥栖市というところなので、九州弁文化なんで、こう言うところに行くとね、なんか会話をするのが楽しくてね。
「なんや、おまえ今日一人や(九州弁)」とか言われたりしてですね、「そうなんですよ、一人なんすよ(九州弁)」普段は出ない九州弁が出たりしちゃってですね。
今、博多の街っていうのは、やたらとお洒落になっているんだけど、この長浜っていうね、海の近くなんですけど、ここらへんに行くと未だに本当に屋台がズラーっと並んでいて、もう、皆んな酔っ払いで、本当にね、卑猥な話もしてくるしね。
なんか、楽しい楽しい夜の街を味わえるという。皆さん、宮城の人も静岡の人も福岡って結構遠いから、あんまり行かないかも知れないですけど、福岡に立ち寄る機会があったら、是非博多長浜という地名を覚えておいて、タクシーの運転手さんに長浜の屋台に行きたいんですけどっていうと、「どこ行きたい?人がいっぱいいるところ?Hなとこ?」とか聞かれて(笑)、すぐ連れて行ってくれるので、ちょっと博多長浜を覚えておいて下さい。
ラーメンがね、本当に、ラーメンで締める感じなんだよね、それまで焼き鳥とか食って、なんか腹八分目になったなら「じゃあ、おばちゃんラーメン頂戴」みたいな。そう言う街なので、お酒を飲んだ後に行っても、良い。そういう街なので、皆さん、是非訪ねてみて下さい。
それでは、ここで曲を聞いてもらいましょう。ベル・アンド・セバスチャン でリーガル・マン
♪Bell And Sebastian/Legal Man
はい、次のコーナーは、今週のヒットマン。このコーナーは、僕のお薦めするあらゆるジャンルの物事を紹介するコーナーなんですけど。今日はですねフィッシュマンズ、日本のバンドです、紹介したいと思います。
先週なんですけど、先週の土曜日に東京の高円寺にある、高円寺はROCKの街なんですけど、高円寺にある小さな喫茶店みたいなところで、僕イベントをやったんですよ。
それは、GOMES THE HITMAN山田稔明とは離れて、すごいプライベートなところでやったんですけど、「フィッシュマンズに酔う夕べ」というイベントをやったのね。僕が、ひたすらフィッシュマンズのレコードをかけて、僕が何曲かフィッシュマンズの曲をギター一本で弾き語るというイベントをやったんですけど、それをやったばっかりなのでフィッシュマンズを皆さんに紹介したいと思います。
フィッシュマンズというバンドは、そうだな、一言で説明するのはすごく難しいバンドなんですけど、レゲエをベースにしながら、独自の音楽性を発展させていったというですね、世界を見ても、こういうバンドはいないんじゃないかと言う音を作っているバンドです。
で、僕が大学生の頃からすごい好きで、東京でライブがある時は追っかけのように、どの会場にも行っていたんですけど、自分でミュージシャンをやるようになて思うのは、フィッシュマンズがいなかったら、僕はこうやって今音楽をやっていなかっただろうなと思うぐらい、それぐらい影響を受けてて、もう本当に色んなライブ会場に行ってフィッシュマンズを見るたびに何故かこう涙が出てくると言うか、そんなにドラマチックな音楽をやっているバンドではないというか、本当に日常の、何も起こらない日常っていうのをすごい簡単な言葉で表しているバンドだったんですけど。
惜しい事に、ボーカルの佐藤伸治さんがなくなってしまってですね、今は、フィッシュマンズとして表立った形ではないんですが、ドラムをやっていた茂木欣一さんという人が今MariMari rythmkiller machinegunというバンドをマリマリさんという女の人と一緒にやっていて、そういう形でも、フィッシュマンズは生き残っているという。僕が21世紀に是非残したい、すごい遺産というか、貴重な音楽だと思って今日は紹介しています。
で、ですね。ここで紹介するフィッシュマンズの曲、フィッシュマンズはあまり派手な曲はあまりなくって、そのなかでも有名な曲がみたいなのがあるんですけど、今日紹介するのは、地味も地味多分クラブでフィッシュマンズの曲をかけると言ったら、誰もがかけないような曲をここで聴いてもらおうと思います。
フィッシュマンズで、幸せ者 。
♪Fishmans/幸せ者
さて、それではもう1曲聴いて頂きましょう。 GOMES THE HITMANでmaybe someday。
♪GOMES THE HITMAN/maybe someday
さて、いかがでしたでしょうか、GOMES THE HITMANの友好都市宣言。今日は久しぶりに、僕一人だけで進めてきたんですけど、いかかがでしたでしょうか?夏も熱くて、皆さん頑張って。眠れるように、エアコンを利かせたりして下さい。
(ハガキの宛先、FAXナンバー紹介)
えー、今日はひとりで寂しく、でも、頑張って楽しく進めてきたんですが、来週は、またゲストが。なんと、キリンジ。堀込兄弟を迎えますので、楽しみにしていて下さい。
今日は、どうもありがとうございました。お相手は、GOMES THE HITMANのボーカルの山田稔明でした。さようならー。
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