なんか気づいた夜

やっぱり世界は自分がどんなメガネをかけているのかで、見え方が全然ちがうんだ。

現実が違うんじゃなくてメガネが違う。

年末年始は久しぶりに気持ちがどん底に落ちて、なんのやる気も出なくて、もう占い師として仕事をやっていくとか、やりたい事を突き進める生き方はやめようかな、なんて考えていた。

アニメを見て、家事をして、子供たちとコミュニケーションをとって、夫と笑って生きていく、それで充分じゃないかって。

夢を叶えるとか、願望実現とか、もううんざりって。

だけど、なんだかイライラした。

頑張らないし、追われるようなやる事リストもないのに。すごく休んでいるのにまだまだイライラして憂鬱だった。

外の人と関わるのをやめたら今度は家族にイライラし始めた。

夫とは２年以上喧嘩してないけど久しぶりにイライラしたし、子供たちを怒鳴り散らして寝かせ、私も布団にはいる。

涙が溢れてくる、こんなはずじゃないのに、と。

なかなか眠れなくて頭の中はぐるぐるといつまでも色んな考えが巡って止まらない。

そんな中で、お義母さんのLINEを思い出した。

能登半島地震で被災しまだ水道も復旧していなくて、車も地割れで山の中に置いてきて戻ってない。
なのにすごく前向きで、がんばってる。

今回の地震には大変な目に遭ったけど神様が守ってくれたと信じている！まだまだ 家の修繕とか、色々 課題が山積みだけど、今まで以上にたくましいスーパーおかんになる。世界いち 強じんなばあばになる。 命あるだけ丸儲けだ。時に冷たい事もあるかも知れないが、満点の人間もいない。感謝を忘れず生きて行こう。

（今読んでも泣ける。すごく響く。たくましくて素敵な人だと思う。）

それで、私は圧倒的に感謝がなかったんだと気づいた。

感謝がないから欠乏感でいっぱいで周りが敵に見えるんだって。

感謝感謝、おかげさま…

目を瞑りながら心の中で呟いていると、眉間の辺りの筋肉が緩んだ気がした。

ずっと顰めっ面をして難しい顔をしていたのかもしれない。

難しいメガネをかけて神経を尖らせていたのかも。

感謝感謝、ありがたいなぁ。幸せだなぁ。

そう思えるものがいつも自分の近くにあって、こんなにも安心していいのに。

私が傷つけてしまった人、ごめんなさい。