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イージータイヤセッター・ペラリオン

こんにちは、440-LABOの管理人、四志丸です。

みなさんはペラタイヤを作ったことはありますか?

レースで好成績を残すには必須級の加工、ペラタイヤ。
単にタイヤが薄くて跳ねないというだけにとどまらず、そもそも加工の過程でタイヤの回転ブレが大幅に取り除かれるため、ペラタイヤ化の恩恵は無加工に比べると絶大です。
実際、一度安定して作れるようになればもうタイヤを削らないとレースに出る気が起きないくらい。

しかしその利用価値に反して、ペラタイヤを作る敷居は低くありません。

ワークマシンと100円のヤスリでペラタイヤを作るのはとても初心者に勧められるものではありません。
あれは賽の河原で石を積むようなもの。

しかし、だからといって高価なタイヤセッターを進めるのもどうなのか。
最近はリューターを利用する比較的安価で高精度な治具も出てはいますが、あれはあれで欠点があり、そもそもリューターだって持ってないレーサーはたくさんいるはず。

タイヤ削りの治具や工具に一通り手を出して来て強く感じるのは、タイヤを削ってみたいな、と、淡い欲求を抱いた初心者レーサーが初めて手を伸ばして届くところに、ちょうどいい道具が無いという現実です。

ほとんど無料のワークマシンは苦行が過ぎ、
安価な3Dプリンターの治具はたいがいロクなものではなく、
五、六千円の治具はそれ単体では使えず、
数万円のタイヤセッターは、初心者がふらっと手を出すには高価過ぎる。

仮に高価なタイヤセッターを与えられたとして、限られた時間でミニ四駆を楽しんでいるレーサーのはたして何人が、その価格に見合うほど…ひと月に何セットものタイヤを削るでしょうか?

いいえ、ひと月どころか、年に10セットも削らないのではないでしょうか。
シーズン初めに数セットがいいところでしょう。
ですがちゃんと使えるもの、つまり性能に妥協せず、レースでしっかり結果が狙える精度の高いペラタイヤが製作できるのであるなら、それが数セットもあれば十分ステップアップできるはずなのです。

その思いから、イージータイヤセッター・ペラリオンを開発しました。

ペラリオンはタイヤセッターのコストを高騰させる動力やベアリングといった様々な部品を、ミニヨンレーサーなら誰もが持っているミニ四駆のパーツで代用することで、性能を維持したまま価格を大幅に下げることに成功しています。

タイヤ削りの苦労を最小にするためにスライドカッターの性能にこだわり、ホイール貫通やシャフトインサートといった準備の段階で迷ってしまわないよう、ペラリオン本体一つで全ての作業がこなせるように設計しています。

組み立てやすさや安全性にも最大限配慮し、さらに440-LABOの最大の特徴である漫画形式の使い方マニュアルを用意したことで、初心者でも、子供でも、誰でも簡単に使える、イージーの名に恥じないタイヤセッターになっています。

タイヤを削りの淡い欲求を抱いた初心者レーサーのおたすけグッズとして。
大仰な治具を取り回してタイヤを削るのにいささか億劫になっていたベテランレーサーの息抜きとして。
もっと気軽に、
もっと身近に。
ペラタイヤを作って楽しく遊べる。

ペラリオンがそんな充実したミニヨンライフの助けになれば幸いです。






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