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夜と踊る もう来ない"いつか"を求め

毎度のごとく、楽しさに殺されたら日記をつけることにしているので書いていきます。何が流れたかとかは楽しすぎて全然覚えてないのでほぼ感情だけ書いてありますので悪しからず。強い表現は愛なので許されろ。

Batsuくんに後ろ髪引きずり回されたオープン

 オープンと同時にfastで入るとIslandではBatsuくんのDJが始まっていました。これが本当に凄かったんですよ。23:00からスタートし23:30のタイミングでarenaが開くタイムテーブル。次の章で触れることになりますが、最後のバーチャフリークで、arenaで、そのトップバッターをつとめるエハラミオリという男を見る。この1点に何か特別で大きな気持ちを抱えていた人は多かったでしょう。私もその1人でした。だからでしょうか、最初から全力、こっちを見ろ!といった感じでかけ声したくなる曲やこのイベントに深い結びつきのある曲達が流されて、久々の声出しありにちょっとついて行けないくらいオタクがザワついていたのが印象的でした。オープンとしてこれ以上のモノはなかったと思います。


 最初は空いていたIslandも入場が進むとだんだん人で埋まってきて、arenaへの列がじわじわと作られていく中、絶対にarenaに行かなきゃという思いとこのままここに居たいという思いで揺れ続けました。

 列を進んでる途中で友達がある曲にイントロで気づいて声が漏れた数秒後にボーカルで曲に全体が気づく反応を見て「おせぇだろ!」ってちょっとキレてたりしたのが個人的にはバーチャフリークに帰ってきた感じがして堪らなかったです。始まったんだな、バーチャフリークがと再認識されられ後ろ髪をギリギリと引かれながらもarenaに向かいました。

原点

 マジでなんも覚えてね〜〜〜〜〜。楽しいと泣きそうの感情で塗りつぶされてて翌日アーカイブ見るまでは殆どの記憶が蘇らないくらい感情に呑まれていました。ここでやられた層は多分、初回から追ってた人やなによりsummer nightに参加してたオタクが多かったと思うんですが私はその頃、クラブカルチャーのクの字も知らないような人間でした。せっせこ就活してましたしね。その次の回のバーチャフリークの映像を後にTwitterで見て、こんな楽しいことが世にあるの!?ぐらいなカジュアルでライトな層。

 そんな私が何故彼に心を囚われてるかと言うと、あるMVの撮影でエキストラの募集があり、そこに偶々当選したことがきっかけでした。内容としてはクラブで遊ぶお客さん役を撮影するものでしたが当日まで彼が来ることは伏せられていて、サプライズでの登場でした。そこで私は人生で初めて"DJ"というものを生で見ることになります。音は流さなくても成立する行程であえて音を出してクラブの雰囲気を味わせてくれて、最後に「DJってこれだけが全部じゃないから是非、クラブに遊びに行ってみてください」(記憶だけで書いてるので多少表現が違うかもしれません)と言われ、そのまま19年末のバチャフリになんのアテもなく参加して現在に至ります。

 自分の人生はここでねじ曲がったんだなと今になって思います。変な入り口だったけどあの場にいた誰にも遜色なくしっかりと終わりになれた1人でした。なにが流れたとかはなんかもうアーカイブ買って無限に聴いてください。感情爆破にキリがないので。

KMNZ→ワニコー→somunia の流れ考えたやつひょっとしてアホなんかな…

 エハラミオリにバチボコに殴られたあとでこんなん外出られるわけないだろ。この流れが始まる頃は1人で踊ってたのに終わる頃には中央に友達とキュッと集まってソのSad Machineイントロでタスケテ…って言ってました。

 なかでも1番喰らったのはワニコーの事故のとこですね。ヤカさんのPCがフリーズしても誰も楽しむのを遮ることなく手拍子で透明な日曜日を続行させたとき、とりまく矢印の実在を可視化された気がしてその一部になれたのが堪らなく嬉しかったです。

 エンタス周年のバチャフリでオタクが大合唱してる動画見て俺もこれになりたい!って思ってたのに約2年もの間まともに声も出せない時間が続いての偶発的な事故で結果として夢を叶えられて生のイベントの面白さってここやな〜と。本来の演出を完遂できなかったのは残念ですが個人的には最高の瞬間でした。

キモいオタク全員友達事件

 怒涛の連打に一旦なにも情報を入れたくなくなってしまい腹ごなしをしに外へ。ケバブは相変わらず美味しかったし外の空気を吸えるのは気持ちの切り替えとして大事な要素。酒と飯があって雨風を朝まで凌げるのでやっぱりクラブは宿です。食べながらここが無くなっちゃうのか…なんてしばらく感慨に浸ったりしてました。waterの音を遠くに聴きながらゆっくりしつつ、ぶぎぼのターンにはバーカンの方に向かいます。 

 VJブース横の柵に陣取りいよいよ開始。坂神蟬丸が出た瞬間「きゃ〜蟬丸〜俺の蟬丸〜〜」って叫んだらお前のじゃねぇだろと友達に怒られましたが俺の蟬丸(体感)です。裏が尋常じゃないメンツなのにギュウギュウで、ぶぎぼが狭く深く刺すを続けてきた結果、濃いファンが集ってるのが最高でした。

 続いて遊美深夜さんのターン。ここの開幕が1番楽しかった。Aiteが流れた瞬間奇声を上げて爆速で駆け寄り踊り散らかしてた自分含めた5・6人が全員知ってる顔ぶれで、その奥を見るとVJブースで働いているの人らも全員知ってる顔というカオスな状態。あの瞬間になんの示し合わせもなく同時にキモくなれたことに縁ってこういうもんなのかなと思ったり。
 最近照れずに遊んでるみんなを友達と呼べるようになってきたのでちょっと言うと、遊びに行った先で友達が頑張ってるのを見るというかなり贅沢な楽しみ方をさせてもらってます。デカくなろうが知らん。一緒に遊ぼうね。

お前の勝ち、俺の負け

 死にたくね〜と思いながらギリギリまで動かずIslandへ。ギチギチに混んでて、シンプルに見たいやつがこんなに居て、ここに来れてるのは素晴らしいことだなと。普段からちゃんとファンで居る人に絶対譲りたくてちょっと前に行きつつ端に居たけど割と良い位置で楽しめました。暴カワのときもだけど素直なやつが1番良いしそれを見ると良いモンを見ることができてんだなって再確認できるので少し下がった位置がちょうど良かったのかも知れない。視界の収まりも良かったしね。

 セットリストは俺が俺を殺すならこうするなと思うとこドンピシャでした。誰よりもこっち側に立って殺し方考えるのが上手いなといつも思わされます。with Night〆は大犯罪。どういう気持ちでここに立ってここで歌ったのか、その全てを推し量ることはできないけど、自分にとって最後のバーチャフリークには欠かせない存在だったしこれからも様々なパーティや人々にとって大事な存在であって欲しいなと思います。貴女に殺されにここに来てよかったです。

始まったら終わっちゃうんだぞ

 勝手に自分の中で一区切りついちゃってそのあとはダラダラと歩き回ったりお酒飲んだりarena前の座っても回復しないちょっと座高が高い椅子?パイプ?にぐったり座ったりして気づいたらバーチャルねこさんのターン。いよいよラストに差し掛かります。
 最初から知ってるのに知らない曲掛かってめっちゃキレちゃった。窓辺のモノローグが1番好きなんですよね…バーチャルねこさんもしかして俺のこと…。バチバチと楽しいパーティの〆をしてもらいこの人、いや、このねこなしでバーチャフリークはあり得ないと全身で感じ取りました。最後はUp-to-date。この曲じゃなかったら何で終われるんだと言わんばかりのマッチ具合。かかった瞬間急に「あっ終わるんだこの時間」って急にぐいっと気持ちも持ってかれてしまい、最後のシンガロンをいつまでもいつまでもやっていたかったです。バーチャフリークの無い新しい日々に、"こんにちは〜"と上手く言えてたら良いな。


終わりに

 名残惜しいけどこれで終わり。告知出た頃から多分終わる意味も理由もなんとなくみんな分かってて、それでも最後なのは寂しかった。少し時間置いた今でも未練が無いとは言い切れなくて、でも"また"とか"いつか"があるのかなんて誰にも分からないし、これだけのムーブメントを身と心で楽しんで何も残さないなんてことできなくて長々と書き連ねました。
 バーチャルに関わるシーンもパーティもこの先続くし、生まれるし、お別れをするかと思いますがそのひとつひとつを大事に楽しんで行けたら良いなと思います。全部当たり前じゃ無いから。バーチャフリークに関わる全ての人、一緒に楽しんだ全ての人に感謝を。本当にありがとうございました。楽しかった〜。

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