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少しの気持ちと少しのぶどう

今、すごくむしゃくしゃした気持ちでずっと気分が悪い。
そして家に帰ってご飯を食べようとしたところだ。何を食べようかと、周りを見た時に目に入ってきたのが、1パックのぶどうだった。
そのぶどうは食べかけで、少し時間が経っていて柔らかい。

少し押せば簡単に潰れてしまいそうだ。
そんなぶどうを2·3粒摘んだ。
美味しい。だが、酸っぱい。いつもより酸味が強い。昨日食べたぶどうとは少し違う。

まるで、今の自分をぶどうに例えたような感覚だった。
今、そのぶどうを食べながら少し後悔した気持ちが押寄せる。
もっと思いやりを持って、優しい心で接したら良かったと。
だが、悔やんでも遅い。
もう時間は過ぎている。時効だ。
起きたことは起きた事として収めるしかない。
全て自分の責任だ。
何でもかんでも、人に押し付けるのは良くない。

悔やんでも悔やみきれない、やるせない気持ち。

今食べた、あの酸っぱいぶどうが頭の中を駆け巡る。頭で駆け巡ると共に楽しかった思い出も蘇る。

あと、3回しか行かない学校。
最後の学校生活を有意義に過ごしたいと思う。

毎日景色の違う苦くて、酸っぱくて明るい世界で。

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