![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75485943/rectangle_large_type_2_d4ef3dada28ccba0d2858c0d36040ae2.jpg?width=1200)
Do you know ”MIA TAYLOR”?
皆さんこんにちわ、よつぎです。
いよいよ明日(2022年4月2日)は待ちに待った、
TVアニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」の2期が放送開始となります。
2021年5月9日、当時のメットライフドームで発表された2期制作決定の報。
この瞬間から生まれた新たなトキメキは日に日に大きく、輝きを増していき、ついに花開くときがやってきました。
この日を待ち侘びていたという感情も勿論あるのですが、毎日のように虹ヶ咲に触れて、楽しんでいた身としては、日々が充実し過ぎて、むしろあっという間だったという表現の方が正しいのかもしれません。
私は典型的な「楽しみなことがあるとソワソワしてしまう」人間なので
(例:ライブやイベント前夜に寝れないアレ)
この記事が公開されているタイミングでもきっとソワソワしていることでしょう(笑)
はじめに
さて、まずは前置きという形でこの度この記事を公開するに至った経緯から説明いたしますと、
【2日連続タグ企画のお誘い】
— ぎぬま* (@NEXT_Ginuma) March 2, 2022
Liella! デビュー1周年タグ企画#ちっぽけな昨日までの私じゃない
虹ヶ咲アニメ2期前夜祭タグ企画#明日へ夢を繋ごう
(詳細はリプライへ) pic.twitter.com/HMJeh2mxCM
こちらのタグ企画の情報がTL上に飛び込んできたからです。
せっかく2期を迎えるのであれば、放送前に何かしら準備というか心構えは済ませておきたいと思っていましたので、今回ぎぬま*さんお誘いにのっかった次第です。
もし、今この記事に目を通してくださっているそこの「あなた」が、タグ企画を通じて来てくださったのであれば、自分なりの虹ヶ咲への想いだとか考えだとかをこの先に記していきますので、少しでも楽しんでいただければ幸いです。
また、逆にこちらの記事から上記企画を知った方がもしいらっしゃるなら、
#明日へ夢を繋ごう
のハッシュタグを辿っていってくだされば、きっと沢山の想いが込められた作品で溢れているはずなので、是非覗きにいってみてくださいね。
(私も可能な限り目を通したいと思ってます!)
前置きはここまでとなりますが、
本題へと移る前に皆さんへ1つ質問をさせてください。
あなたは「ミア・テイラー」を知っていますか?
勿論こちらをご覧の方の中には既にご存知の方、そうでない方もいらっしゃると思いますので、ここで簡単なプロフィールを紹介します。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74661704/picture_pc_ecd911df53962d421df8074c1677b9cf.png?width=1200)
この僅か9行の紹介文だけでお分かりいただける通り、個性豊かなニジガクのメンバーに相応しく属性過多な女の子。それが、ミア・テイラー。
でもこういう娘嫌いじゃないんですよね〜、オタクなので。
とはいえ、上記はあくまでも簡易的なプロフィールであり、ここに記載されていないミアの魅力はまだまだ沢山あります。
「その魅力をもっと沢山の人に知って欲しい!」
「アニメ2期放送直前であり、新加入メンバーの1人であるミアのことを気にしてる方も多いのでは?」
そんな想いから、既に一足先にミアの魅力にすっかり取り憑かれてしまったベイビーちゃんとして、主に「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS(スクスタ)」のエピソードを通じて垣間見えた、彼女の素敵な部分をこれからご紹介していきますので、最後までお付き合いよろしくお願いいたします。
※本内容はスクスタメインストーリー2nd Season、及びミア・テイラーのキズナエピソード、サイドエピソードの内容・キャプチャーを多分に含みます。ネタバレ回避をご希望の方は、上記ストーリー読後にお読みいただくことを推奨いたします。
①ミア・テイラーと同好会
今回の記事は見出しにもある通り、大きく三つの章からミアのことを掘り下げていこうと思います。
第一章は「ミア・テイラーとスクールアイドル同好会」についてです。
ここでいう「スクールアイドル同好会」は、栞子やランジュも含めたスクスタ29章以降で描かれている新体制での同好会を指すこととします。
まず始めに、先程のスクスタHP上のキャラ紹介には記載がなかったミアのプロフィールを簡易的ですがまとめてみましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
追加プロフィール
肩書き:Sing系スクールアイドル
担当楽曲:I'm Still.../Toy Doll
所属ユニット:R3BIRTH
一人称:ボク
備考:学生寮住まい
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
また、交友関係に関しても同じユニットメンバーである、鐘 嵐珠(ショウ・ランジュ)、三船栞子と信頼関係にあることは言うまでもなく、スクールアイドル部を経由し同好会に合流した経緯があるため、朝香果林、宮下愛、桜坂しずくの3人に関しても、スクールアイドル部時代からお互いを認め合うような描写が作中でも描かれています。
その他では何かと対立することの多い中須かすみ(俗に言う犬猿の仲)や、同じ海外から単身で日本にやってきて、現在同じ学生寮住まいとして何かと気にかけてくれるエマ・ヴェルデ(学生寮のスクールアイドルの神様)との交流も描かれてはいるのですが、やはりミアを語る上で避けては通れないのが、
天王寺璃奈
との関係性でしょう。
ーー気づいて、小さな声
これはスクスタ第22章のサブタイトルなのですが、この22章はミアと璃奈を中心とした二人の友情関係の芽生え、ミアのスクールアイドルとしての第一歩を描いていて、私のスクスタの中でも特にお気に入りのエピソードとなります。
個人的はこの22章は、前章(21章「悩めるしずくのイノセント」)との関連性が強く、2章合わせて1つのエピソードと捉えているので、ここでは軽くですが21章の内容にも触れたいと思います。
悩めるしずくのイノセント(あらすじ)
当初は同好会に残る形でスクールアイドル活動を続けていたしずく。しかし彼女はある出来事をきっかけに急遽部へと移る決心をします。
部での恵まれた環境に加えて、努力を積み重ね着実に実力を伸ばしていったしずく。ついにはセンター曲を用意される程の成長を見せてはいましたが、親友であるかすみからは、しずくの部でのパフォーマンスでは「声」が届かないと指摘を受けます。
言葉では説明できないこの「声」をしずくへと伝えるべく、かすみはゲリラライブを開催。そのライブパフォーマンスからしずくは、等身大のかすみの「声」を感じ取ります。
それが成長した今の自分に足りていないものであると気づいたしずくは、今一度自分を見つめ直し、今度は自身のライブで、最初にスクールアイドルとして披露した「あなたの理想のヒロイン」に、しずくなりの「声」を乗せた全力のパフォーマンスを披露。
その想いは無事にかすみへと届き、仲直りしたしずくはまた同好会へと戻る。
こちらがざっくりとした21章の内容になります。
ところが、このライブでかすみ以外にも「声」を感じ取った者がいました。
その人物こそミア・テイラーだったのです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75230741/picture_pc_75a27df7dc0322207ca4406c0a8f4e10.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75230431/picture_pc_f2ec817b9eda5ffef4c9b83dd5cd6070.png?width=1200)
と言っても、ミアにとって初めて触れたであろうその「声」は、ミアにとってはまだ理解し難いものであり、ここでは「ノイズ」といった表現で表されています。
このノイズが原因となってしまい、ミアは作曲家人生として最大のスランプに陥ってしまいます。
スランプから脱却すべく今まで以上に作曲活動へ没入していくミアでしたが、成果は得られず、それどころか食事もまともに取っていなかった為、ついには行き倒れてしまいます。
そこに偶然通りかかり、ミアを助け出したのが璃奈でした。
この日初めて二人だけで話をする機会がありましたが、そこでの会話も盛り上がり距離が縮まったとは決して言えず、ミアも璃奈もまだお互いのことをよく知りません。
強いていうならばお互いに「ハンバーガーが好き」「ゲームが好き」だと共通点があったということくらい。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75233155/picture_pc_65d65c4081fb59d4751f51b0b04ce2a3.png?width=1200)
それから少しして、同好会のゲリラライブは徐々に学内でも知れ渡り、お客さんが少しずつ戻ってきました。相反するように部の定期ライブではお客さんが離れていきます。
その要因を「新曲がライブで披露されないから」だと、名指しでランジュに指摘されてしまったミアは行き場を無くし、失踪してしまいます。
愛の頼みにより失踪したミアの捜索を請け負った同好会メンバー。
璃奈はシンパシーを感じていたミアの心理を読み、見事居場所を突き止めますが、そこに居たのは普段の自信満々の姿ではなく、
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75233718/picture_pc_678801bc9e18130604389ea9bdbe0957.png?width=1200)
弱々しく、小さな、膝を抱えたディーヴァでした。
失踪の理由を問う璃奈に、ミアは独り言と称しながら言葉を紡いでいきます。
自分が今スランプに陥ってしまっていること、作曲活動ができない自分には価値がないこと、テイラー家の一員としての重責、そして過去のトラウマ。
かつて歌うことが大好きだった、音楽を心の底から楽しめていた一人の少女は、テイラー家の新たなディーヴァとしてのプレッシャーに耐えることができず、試行錯誤の末、作曲家としての今の地位を築きあげた。
そんな自分から作曲活動を取り上げてしまったら何も残らない。
そう悲観するミアに届いた、自分を必要とし、友達になりたいと言ってくれた優しい「声」。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75244881/picture_pc_433a5605540efb4bbab5534e45e42fc1.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75244871/picture_pc_fb497316dd12f4f9014a0e61c93c2a63.png?width=1200)
無意識のうちに楽曲に込められていた、自分の心の中の「声」。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75244850/picture_pc_d11e2964e939b1c27a1d2353d10a8735.png?width=1200)
その自分の「小さな声」に気づいてくれて、楽曲を通して自分のことを大好きだと言ってくれた、かけがえのない「声」。
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これらの声に気づくことができた二人は、新たな三つ目の共通点を共有し合い、お互いの仲を深めていくのでした。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75246484/picture_pc_6c26b14004f333efa2d2e99be5c89df9.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75246487/picture_pc_3133d37756d8d444fb6ea9693adbdb84.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75246489/picture_pc_1a3711b14377da24f72e33fdf2c39fe6.png?width=1200)
22章本編では、この後にミアがスクールアイドルとしてトラウマを乗り越え「Sing系スクールアイドル」として歩んでいく様が描かれていますが、こちらは後述の③ミア・テイラーのスクールアイドルにて触れることとします。
さて、今回「声」にフォーカスを当てて21章、22章をそれぞれざっくり振り返って参りました。
両エピソード共にとてもお気に入りのエピソードでありますので、まだ未読の方がいらっしゃいましたら、是非フルボイスで再生していただきたいです。
声優さんの渾身の演技が加わることで、更により一層深く入り込めておすすめです。
このエピソード以降ミアと璃奈は「部」と「同好会」と、お互いの活動の拠点はそれぞれ違えど、頻繁にゲームで遊んだり、一緒に行動する際は明らかにミアが璃奈に擦り寄る様が描かれており、
部が解散し、同好会に合流した後もその様子は変わらないどころか勢いを増し、ついには愛がヤキモチを焼いてしまうほど。
日々壮絶なカップリング論争が繰り広げられているラブライブ!界隈でも、最近要注目のカプとして知名度を得ています。(個人の感想です)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75247989/picture_pc_a2242d6d90bd1c75b5cfdfe26ad677ae.png?width=1200)
と、これだけミアと璃奈の関係性を掘り下げておきながら、この記事を執筆する際に2nd Seasonを読み返していた私は、ふとこの22章に対して1つの疑問を抱いておりました。
それは、
「なぜ璃奈が小さな声に気づくことができたのか?」
ちょっと待てぃ!さっき振り返ったばかりじゃろ。璃奈とミアには共通点があって、ミアの気持ちが分かる璃奈だからこそ手を差し伸べることができたんじゃ!
このような皆様からのお叱りの声が届いてきそうですね。(汗)
私も初見時、いや、つい最近までは全く同じ考えでした。
では、ここで先程の疑問文の言葉をちょっと変えてみましょう。
「小さな声に気づくのはなぜ璃奈でなければならなかったのか?」
ちょっと意地悪な言い方になってしまいますが、璃奈とミアには最初共通点は2つしかありませんでした。
共通点という点だけで見れば、エマの方がミアとの共通点が多いように見受けられます。
(海外出身、学生寮住まい、同学年etc…)
私は22章公開当時は、スクスタを始めたばかりの頃でメインエピソードには全く追いつけておらず、当時のユーザーの反応を知らないのですが、もしかしたら同じような意見もあったかもしれません。
現に、エマは部のやり方に対しては思うところがあるものの、ミア失踪時は日本に来たばかりのミアを心配するような発言をしていますし、エマの性格上困った人を放ってはおけない為、遅かれ早かれ「部」と「同好会」の垣根を超えて、親身になってミアの力となっていた世界線もあるかもしれない。
(メタ的な発言ではありますが、ここでエマのカードを切ると25章が成り立たなくなってしまいますが、今回はその点についてはスルーで。)
また、「声」にスポットを当てる話であれば、エマにも「声繋ごうよ」という楽曲があるのでこの点においても決して璃奈に引けを取らないはずです。
そのようなことを考えつつ、きっと璃奈が「声」に気づくことに意味があるはずだと信じ、自分の中で反芻した結果、22章に対してある1つの可能性を見出しました。
それは、
「22章の副題は天王寺璃奈の成長ストーリーなのではないか?」
ということです。
21章はしずくの成長が主題の話でしたが、副題として1年生同士(特にしずくとかすみ)の絆を深めるというテーマが設けられていると思います。
璃奈もしずくとかすみの仲を取り持つ為に行動を起こすシーンが描かれてはいましたが、21章中のかすみの働きと比べるとどうしてもやや物足りなく感じてしまいます。
喧嘩しつつお互いを認め合う関係性を間近にしながら、璃奈は何を思い、感じ取っていたのでしょうか。
今までの璃奈には愛という特別な存在がいました。
愛が「部」へと移ってからもお昼を一緒にしたり、変わらず交流を続けてはいたものの、同好会としての璃奈の日々の活動や練習は、同じ1年生組を中心としていたと考えられます。
そんな中突如としてしずくまで「部」に移ってしまい、かすみとしずくがギクシャクしていく様に不安でたまらなかった旨を21章ラストで打ち明けています。
(余談ですが、ここでの3人の立ち絵が璃奈を中心に集まるのと、25章で3年生組が涙ながらに抱き合うシーンがリンクしてるように感じられて、同学年の絆ってええな…ってなります。)
このような経験を踏まえた上で迎えた22章。
行き倒れたミアを最初に見つけたという運命的な要因もあったものの、その時に他の誰かに助けを呼びに行くのではなく、自分が助けに入るといったアクションを含めて、22章では璃奈が積極的に行動しているシーンが多く、21章からの成長が伺えます。
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75253406/picture_pc_3c39f42bd17e8a2bd96db0423b297e0f.png?width=1200)
さらにミアの捜索を愛が頼みに来た際も、我先にと手を挙げて、協力出来ることがないか申し出ます。
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ミアが璃奈に対して打ち明けるシーンでも、口出しをしないことを最初に約束させられていましたが、その約束を破ってまでミアのことを知ろうと対話を図り、強い言葉をぶつけられ(ミアの言葉を借りるなら八つ当たり)、それでも怯まずに想いを伝え続けられる。璃奈の芯の強さが垣間見られます。
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75253865/picture_pc_449e15acbd77014ee6ae3ed3cd6dae70.png?width=1200)
そして何より、ミアの楽曲データを分析して、人間の耳では知覚することすら難しい「音=声」に気づけたのは璃奈の最大の武器を活かした結果でした。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75253930/picture_pc_ddad8f58c1a56e8f6006db188c35e37f.png?width=1200)
以上のことから、
「なぜ璃奈が小さな声に気づくことができたのか?」に対しての答えは、
「天王寺璃奈がミア・テイラーの最も良き理解者として適しており、璃奈もまた、ミアと接することで成長することができるから」と私は結論づけました。
(また余談ですが、スクスタとアニメでは時空が異なる為、ここで引き合いにだすのは反則だと承知の上で、「小さな声」ってそれこそ最初は璃奈が発してたものだと思うんです。それに気づけたのが愛。愛は璃奈の良き理解者として常に傍にいて、時には手を引っ張ってくれていました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75254466/picture_pc_36a1cb23b55c40410df66ac94d0e9ed8.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75254467/picture_pc_b1f83d380442085cde3cdd9180779900.png?width=1200)
恐らくこれらの行動の根底には、璃奈が愛から受け取ってきたものを、今度は自分が与える番として、ミアに施してあげたいっていう気持ちが反映されているように思えるんですよね。
もしそうだとしたら、ここにも「絆」だったり「想い」がちゃんと受け継がれていて、おたくは泣いてしまいそうです。)
いかがでしょうか?
ここまで、「ミア・テイラーと同好会」と題して、同好会メンバーとの交流を通して垣間見えたミアの一面について触れてみましたが、楽しんでいただけていますでしょうか。
続いては、あえてこの場では触れてこなかった、ミアと「あなた」との関係性について語っていきたいと思います。
②ミア・テイラーとあなた
まず、いきなり個人的な意見から始まり大変申し訳ないのですが、ミア・テイラーとあなたとの関係はズバリ「少女漫画にありがちなイケメン御曹司と冴えない普通の少女」のソレに近いと思っています。
開幕から何を言ってるかよくわからないと思われるかもしれませんが、順を追って説明していきます。
二人の出会い。
それはスクスタメインストーリー20章の第4話「ショウ・タイム!」にて、短期留学から帰国したあなたが、初めてスクールアイドル部を訪れた際に、いかに部の環境が同好会よりも優れているかを表す一つの要素として、ランジュがあなたへミアを紹介したことから始まります。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75316292/picture_pc_15153728e610f50be96cb4cc4a80eeda.png?width=1200)
人間関係においても第一印象が良くないほど、結果的に長く気兼ねなく付き合っていけるなんてことはザラにありますし、この先も基本的にはミアはあなたに対して牙を剥いてることが多い(と言っても22章までの間は、あなたに限らず誰に対してもこんな感じ)ので、二人の関係が進展しだすのは、ミアが同好会のオンラインライブに参加して以降、すなわちスクールアイドルを開始してからになります。
(あと触れてませんでしたが、スクスタの主人公ことあなたちゃんは超がつくほどのお人好し(+強メンタル)なので、作曲家としての力量の差を見せつけられ、自分の実力不足に悲観する様子はありましたが、ミアの態度については特に気にはしてない模様。)
このまま先に進んで二人の様子を覗いてみてもいいのですが、ミアとあなたを対比する上で重要となる箇所があるので、ちょっと時を遡り21章へ。
かすみのゲリラライブから、かすみの等身大の「声」を感じ取ったしずくが、自分自身の「声」をどのように表現すればいいか悩むシーン。
ひょんなことからミアの作業風景を見学することになり、結果しずくは問題解決のヒントを得るのですが、ここでの作業シーンに大ヒット作曲家「ミア・テイラー」の成功の秘訣と、仕事への拘りが描かれています。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75320222/picture_pc_82d0480fd490c5a850ec31336ca1211f.png?width=1200)
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これだけ膨大な作業をこなしつつ、驚異的なスピードでヒット楽曲を多数飛ばしていく。勿論ミアが天才故になし得る技ではありますが、この境地に辿り着く為に数多の努力を惜しまなかったことは想像に難くないです。
言わばここで描かれているミアの流儀は、文字通り心血を注ぎ身につけた「揺るぎない成功の為の絶対的なバイブル」であったのです。
では、あなたの曲作りへのスタンスはどうでしょうか。
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75389417/picture_pc_d0c77815c1dd1b12f568d46513d29bb0.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75389423/picture_pc_123f0f6656c62ea84a3186d6c05ba5cf.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75389419/picture_pc_1da54c9cde366a253a188e11a8ada7a1.png?width=1200)
ご覧の通りミアとあなたとの曲作りのスタンスは全く異なっており、それぞれを分類するのであれば、お互いに正反対の位置に属しています。
理論や膨大なデータに基づいた上で、自分の感性を大切にし常に周囲が求めている曲を造り出すミアに対し、楽曲を提供する対象にひたすらに歩み寄ることで、その娘の「魅力」や「好き」になったところからインスピレーションを受け、その娘にしか歌えない等身大の曲を産み出すあなた。
(ここ執筆してて思ったのですが、そんな代えが効かないような曲をお互いにシャッフルして披露しあうとんでもないイベントがあったらしいですよ。「校内シャッフルフェスティバル」っていうんですけど。BDも発売中なので是非買ってください。)
本編中では、この二人の作曲活動の対比構造から、かすみのライブから感じ取ったモノの正体にしずくが気づくといった演出となっていますが、ここでのしずくは我々プレイヤー視点に近いポジションであり、しずく(=プレイヤー)が見た「あなた」と「ミア」を通して「同好会」と「部」の対比がはっきりと描かれているわけですね。
そして21章終盤で、しずくは自分の全てを詰め込んだ歌として「あなたの理想のヒロイン」を披露。
このライブをきっかけに22章でのミアのスランプに話が繋がっていくので、前回も触れました通り21章と22章は2つで1つのエピソードとして成り立っており、ミアが感じていた「ノイズ」はしずくの「声」でありながら、あなたの「曲に込められた想い」でもあったわけです。
ミアからしてみれば、自分とやり方が全く異なる作り手によって込められたメッセージを理解しろという方が難しいわけですし、得体の知れない何かが延々と脳内をループしているようなもの。「ノイズ」として処理しなければならないのも頷けます。
ここまで述べたように作曲家としてのタイプが異なるミアとあなた。
今までは水と油のような関係も、22章以降ではミアもあなたの力量を評価しており、親友である璃奈にこんな話もしています。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75390704/picture_pc_b8ea7ba834126743bb1e1ce038a343cd.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75390708/picture_pc_5e9ed654a99f516adf07c0eb4792ca59.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75390709/picture_pc_5f8d05ecf7b462752bb7ee240c6f18b0.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75390710/picture_pc_23a9a63870f664bc28f74133d5f5434f.png?width=1200)
今回は割愛していますが、このシーンは「同好会」と「部」の合同イベント開催にあたり、ミアがスクールアイドルとして実力不足であることを自覚している為、今回はステージには立たないことを璃奈に告げた上で、続けざまに話している内容になります。
音楽に真摯に向き合っているからこそ、自分にない魅力を持つあなたに対して、驕らず対等な立場から作曲家として勝負したいと告げるミア。
実力を認め、互いに競い合える「ライバル」として関係が一歩前進した私の好きなシーンの1つです。
(アニメでもそうですが、ライバル関係が根本にあるのが虹ヶ咲の良いところなんですよね~。)
あと、この頃からミアのあなたに対する「ベイビーちゃん」呼びが目立ち始めます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75391666/picture_pc_56b4a41c90acb434233e9548c566ea65.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75391667/picture_pc_367566261a2200d4c464305d26eb26f0.png?width=1200)
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これまでもあなたのことを、ベイビーちゃんと呼ぶシーンは幾つかありましたが、所謂蔑称としてのニュアンスが強かったので、愛称としてのベイビーちゃん呼びが浸透し始めた感じでしょうか。
(ストーリーを「ボイスあり」で再生し聴き比べていただければ、初期ベイビーちゃんとこれ以降のベイビーちゃんでは結構受ける印象が違います。流石は声のプロ。)
作曲家勝負は上記の合同イベント内トーナメントでのランジュの優勝により、一旦ミアに軍配が上がりますが、あまり日を空けずに再戦の機会が訪れます。
栞子の姉、三船薫子により持ちかけられた新たなイベント「スクールアイドルエキシビション」の虹ヶ咲学園代表を選出するための校内オーディション開催が告げられ、薫子主導の元、「部」と「同好会」が文字通り同じ釜の飯を食う強化合宿が実施されます。
勿論あなたもこの合宿に同行することになり、校内オーディションに向けてソロではなく、ユニットとして参戦することを決めた愛・果林によるユニット「DiverDiva」と、今回もスクールアイドルとしてではなく、DiverDivaへの楽曲提供という形でミアが携わることを合宿開始早々に知ることとなります。
同好会メンバーも紆余曲折の末「A・ZU・NA」「QU4RTZ」の新ユニットが誕生しますが、今まで「個」に対しての曲を作った経験はあっても、個性がバラバラなユニットにふさわしい楽曲がうまく作れず、いたずらに時間だけが過ぎていきます。
そんなあなたに手を差し伸べたのが、ライバルであり、今回のオーディションでも作曲家対決の相手となるミアでした。
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おたくここ好き…(語彙力喪失)
まず、この状況。ミアからすれば悩むあなたに対して助言を行う義理はありません。
(本人は照れ隠しでオンラインライブの借りがあるからと言っていましたが。)
むしろ、対戦相手がこのままヘタってしまえば不戦勝だってあり得る。なのにその選択をせずに敵に塩を送ったわけです。
これは虹ヶ咲に来たばかりの頃からのミアからは信じられない成長っぷりだと思うのです。
(とはいえ元々のミアの性格上からしてもさすがに不戦勝を良しとはしないでしょうが、これだけお人好しになることはなかったでしょう。)
アドバイスの内容もあなたのやり方を肯定した上で、プロとして的確な助言を送る。すなわちミアとあなたの良いとこ取りをしている。
先程二人を「水と油のような関係」と表現しましたが、今まさに目の前で繰り広げられている光景は、交わることがなかったものが調和し、新たな可能性が生まれようとしているわけなのです。
そして、それはこの二人の関係のみにあらず「同好会」と「部」の交わることがなかったものへも変化を徐々にもたらしていきます。
この強化合宿中は各メンバー毎の成長だったり、意外な一面だったり、一緒にいることで気づくこと、見えてくることを的確に描いてくれています。これだから合宿回はやめられないんですよね。
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さてさて、合宿から帰った後はメインストーリー2nd Seasonも佳境に差し掛かり、クライマックスに向けて物語が大きく動き始めます。
この辺りの過程も読んでいてとても心打たれるものではありましたが、この記事はあくまで「ミア」を中心に記しておりますので、物語全体としての行末や詳細は是非皆さんの目でお確かめください。
(これだけメインストーリーの振り返りやってるのに今更感も多々ありますが(苦笑))
ただその中でもどうしても取り上げなくてはならないのが、ストーリーの終盤に描かれている。
「ーーミアからの挑戦状」
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虹ヶ咲学園を去ろうとするランジュ。
そのランジュを引き留めるには心を突き動かすような楽曲を、ランジュに対しての「挑戦状」を叩きつけるしかない。
ランジュ以外の全員での相談の結果、ミアが最高の楽曲を造りランジュに聞いてもらう作戦に。
しかし、ミアは今までの自分の楽曲制作のプロセスではランジュの心を響かせる楽曲を造りだせない、そのためにあなたに力を貸してほしいと頼みます。
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他者の意見や、異なるやり方を取り入れる。それが例え最善の方法であったとしても受け入れるということはなかなか簡単ではありません。皆さんも一度はそのような経験があると思います。
特に自分にとっての成功体験がある程難しいと一般的に考えられます。
だからこそ、このミアの柔軟さや自身にとっての欠点を分析し改善へ向ける姿勢は学ぶところが多いと思っています。
何度も引用しますが、ミア・テイラーは数多のヒット曲を手掛けるクリエイターであり、成功への道筋を知り、必要なプロセスを理解しています。
そのミアが過去の自分の経験より、あなたのプロセスを今回においては重要視した。
そして、プロセスだけではなく、直接あなた自身の力を貸してほしいと頼み込んだ。
ここまで読み進めていただいた皆さんなら、ミアの成長がどれだけ著しいものであることはお分かりいただけると思います。
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あなただけでなく、他のスクールアイドル達へも同様に協力を仰ぐミア。
ランジュに半ば強引に日本へ連れてこられ、燻っていたあの頃のミアの姿はもうどこにもありませんでした。
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ミアたちの「想い」が詰まった挑戦状は、無事にランジュの心を突き動かすことに成功します。
ランジュ・ミア・栞子はこの時の楽曲を引っさげ「R3BIRTH」として虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の4つ目のユニットとして活動を開始。
ここからまた一歩新たに踏み出したミアの人生がスタートするのでした。
虹ヶ咲学園に編入してこなければ彼女が決して歩むことのなかった人生。
同じ苦楽を共にできる信頼の絆で結ばれた、個性豊かな「仲間でライバル」たち、そしてステージ上には立たないものの、彼女たちを常に傍で支え続け、時に同じクリエイターとして切磋琢磨できる憎めない愛おしき「ベイビーちゃん」のおかげで彼女は今日もステージに向かうことができるのです。
と、このまま綺麗にこの章を締めたかったのですが、冒頭で述べました
「少女漫画にありがちなイケメン御曹司と冴えない普通の少女」
のような関係性にはあまり触れてこなかったので、ちょっとだけスペースをお借りして、一ベイビーちゃんである私が所有しているミアの秘蔵アルバムの一部を公開してこの章の結びとします。
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この14歳児、人を狂わせるような表情ばかりしおってほんま許せん💢💢愛してる😡😡😡 pic.twitter.com/ZL0sIpuhdU
— ベイビーちゃん (@You77baby) March 4, 2022
③ミア・テイラーとスクールアイドル
お待たせし過ぎました(汗)
ここまでは作曲家としてのミアについてばかり触れることが多かったので、最終章であるこの章では、いよいよ「Sing系スクールアイドル」としてのミア・テイラーについて語ってまいります。
既に何度か触れている通り、ミアが虹ヶ咲学園に編入した経緯としては、スクールアイドル部お抱えの作曲家としてランジュにスカウトされたのがきっかけでした。
その為、当時のミアには自分がスクールアイドルとして活動していくというビジョンはこれっぽっちもなく、そもそもプロの世界で生きてきたミアからしてみれば、スクールアイドルは学生のお遊び程度にしか映っていなかったくらいなので、スクールアイドルへの向き合い方もランジュの気まぐれにより仕方なく付き合っているだけの、ビジネスライクな向き合い方でしかありませんでした。
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しかし、そんな彼女にも転機が訪れます。
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本記事の第一章でも触れた、ミアを現在も縛りつけている過去のトラウマ。
人前で歌うことを諦めていたディーヴァに、もう一度ステージで歌う機会を導いてくれたのが、
親友の「天王寺璃奈」と、良きライバルである「ベイビーちゃん」でした。
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ミアがスクールアイドルとして最初にステージで披露した楽曲「I'm Still...」
これまでは
「曲の価値はパフォーマーなんかでは決まらない」と語っていたクリエイターが、
「ボクの曲を一番うまく歌えるのはボクだって証明したい」と言葉にし、
曲のなかに無意識のうちに込められていた「想い」を、今度は自分がはっきりと理解しながら、自分の「歌声」にのせて皆へ届けたい。
この心境の変化が、彼女を「Sing系スクールアイドル」へと駆り立てました。
また、この曲は公式の視聴動画にもゲームサイズではありますが、歌詞の和訳が記載されています。
I’m still dreaming (まだ夢見てるんだ)
この楽曲内で印象的に何度も繰り返されるこのフレーズ。
ミアが夢見続けていることがなにかについては、人それぞれの解釈があると思います。
私の考察でのミアが夢見続けていることは、
「かつての自分ができなかった、愛すべき家族と同じステージで『ディーヴァ』として歌うこと」
だから、スクールアイドル活動を通して、以前にはなかった人前で歌う機会に恵まれるようになっても、
「I’m still dreaming (まだ夢見てるんだ)」
と繰り返しているのではないかと解釈しています。
解釈というものに正解はないと思っているので、
もし皆さんのこの曲に対して何らかしらの解釈があれば、どんな形でも良いので是非私にも聴かせて欲しいです。
続いて、ミア・テイラーの2nd楽曲「Toy Doll」について。
これに関しては百聞は一見にしかずだと思いますので、まず下記のMVを見ていただきたいです。
どうでしょうか?
「I'm Still...」は全く違ったロック調の強いパワフルなサウンドが特徴的なイメージソング。
さらには、ラブライブ!シリーズ唯一の全歌詞英語詞というオマケ付き。
でもご安心ください、私も英語は壊滅的です(笑)
正直この手のサウンドで、ネイティブと遜色なくかつ綺麗な発音の内田秀さんの歌声を浴びせられたら、歌詞の意味が分からずともその場のノリでやれちゃうんですよね。
事実、4thLIVEでの生パフォーマンスを見たときは、中高生の頃に歌詞の意味も分からずに聞いていた洋楽ロックのアーティストの来日ライブで、周りの熱狂的なファンに気圧されながらも必死に拳を突き上げていたあの頃記憶が蘇ってくるようでした…(なお、存在しない記憶)
と、冗談も混じえましたがLIVEで物凄い熱量を浴びて楽しかったのは確かですし、そんな感じで「この曲は頭空っぽにして全力でノってこそ正解!」みたいな楽しみ方も勿論大いに有りだと思います。
ただ、今回このように記事として書いているわけですし、この曲が誕生した背景だったり、和訳から読み解く別の面白さにも目を向けていきたいと思います。
まず、「Toy Doll」はスクスタのキズナエピソード6話をクリアすることでMVの視聴が可能となるのですが、この6話のタイトルが、
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75446165/picture_pc_49e26a34146823b7a855bb2dc735a4dd.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75446257/picture_pc_19209d893ff008f2e9dc0dcf48361fd3.png?width=1200)
いや、ほんとそういうところなんですよね…
「I'm Still...」の項で、
「ボクの曲を一番うまく歌えるのはボクだって証明したい」
って、ミアの目指していく道がはっきりとした後に出す曲が、
「ボクがボクであるための歌」ですよ。
そして、実際「Toy Doll」の誕生秘話に目を向けると、まさにタイトル通りこの曲はミア・テイラー自身を体現している楽曲となっています。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75456290/picture_pc_98a212dbf56ac8b5d3aa44874f484cb7.png?width=1200)
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作曲に限らず、何かしら創作活動の経験がある方ならお分かりいただけると思いますが、自身の処女作はいつ見返したとて、それはそれはお粗末な出来でありこの世に存在させていることすら恥ずかしくなるぐらいですが、同時に自分にとってのルーツでもあり、なんだかんだ愛着が湧いていしまって完全には消しきれない。
自他共に認める天才であり、数多くの作品を造り出してきたミアでさえ、自分の「ブラックボックス」を大事にしていたわけです。
このキズナエピソード6話まではメインストーリー同様にミアのスランプが主題に組み込まれています。
といっても、22章と比べるとそこまでの焦燥感はなく、この辺りはメインストーリーを経てミアが成長していると受け取ることができます。
悩んでしまっている理由は完璧を追い求め過ぎるから。
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あなたはミアの目指すスクールアイドル像を尋ね、完璧を目指す理由について知ろうとします。
そこで、ミアの口からついに、あの日の出来事をあなたは知ることとなります。
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ミアの過去を知り、今まで以上にミアの力になりたいと伝えるあなた。
以前のスランプの時と大きく違うのは、すぐ近くに「ベイビーちゃん」がいてくれることでした。
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ベイビーちゃんの言動は、いつもミアを驚かせてばかり。でも、そんな読めないところにミアは徐々に心動かされていきます。
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完璧を目指すことも勿論素晴らしいことですが、時には行動第一、まず動き出してみた方が物事が良い方向に転ぶことも。
今回のケースはまさにそれで、一度歯車が噛み合えさえすれば力量のある娘なのですぐに問題は解決していきます。
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かつてブラックボックスだったものは、今の彼女によりブラッシュアップされ、愉快で元気をくれるトイボックスとして引き続き彼女の力となってくれるでしょう。
ところでこの曲、イメージとしては「自由」「楽しい」「ワクワク」といった要素を強く感じ取りますが、全英語詞ということもあり私のような英語に縁のない日本人では、なかなか歌詞の意味を感じ取りづらいのが玉に瑕。
せっかくの作品も相手に伝わらないとなると魅力が半減してしまいます。
ですが、製作者が意図的に全英語詞にすることでメッセージを敢えてぼかしていると考えてみるとちょっと面白くないですか?
ここでは引用はしませんが、Toy Dollの和訳を読んだとき、ミアがこの詞を書き上げたと考えると「相当に『ベイビーちゃん』にお熱なんだなぁ~」とニヤニヤしてしまいました。
まだ、未読の方は是非歌詞カード片手に聞いてみてくださいね。
ミアのソロ曲は既に紹介した、
「I'm Still...」/「Toy Doll」と本日(2022年4月1日)段階ではこの2曲のみではありますが、もう1曲、ソロではないですが、ミアが歌唱担当をしている楽曲があります。
それが、
「MONSTER GIRLS」
メインストーリー28章ラストでランジュの心を動かした、ミア作曲のあの楽曲です。
メタ発言にはなりますが、実際の作曲担当の「Dummy Dog」氏もDiverDivaの表題曲も担当しており、本編さながら同一作曲家がスクールアイドル部に属していたそれぞれのユニットソングを担当してくれたことが個人的にアツいポイントだったりします。
リアルの時系列だとDD発足→スクールアイドル部設立→R3BIRTH誕生なので、スクールアイドル部側にDDを所属させることにより、「部」としての繋がりを持たせて本編に逆輸入してくれたのがテンションあがりました。
ミアは自身の性格上、人付き合いが下手なので心を許して話せる相手はどうしても限られてしまいます。
先述の璃奈やあなたが代表例ではありますが、ユニットメンバーであるランジュ・栞子に対してもある程度心を開けているのかなと思える場面は多々あります。
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スクールアイドルとして活動してる時も、プライベートの時も、ただ仲が良いだけの関係とは少し異なり、お互いに日頃から認め合い、高め合うのに必要と判断すれば相手を思ってしっかりと指摘ができる。非常にストイックな関係で私は正直こういうユニット大好きです。
というか、既にもう片足は余裕でのまれ、腰の辺りくらいまで沼に浸かっています。
今回はミアの記事なのであまり触れられていませんが、いつかランジュや栞子、それこそR3BIRTH単体でも何か記事を作ってみたいです。
まだまだR3BIRTHには未知な部分が沢山あります。
それこそ明日より始まるアニメ2期でも3人は初登場なわけですから、スクスタと違う部分でどのような旋風を巻き起こしてくれるか今からとても楽しみにしています。
アニメでもスクスタでも、この3人だからこそ魅せることができる世界がきっとあるはず。
それを見届ける為、私はこれからもR3BIRTHの3人のことを応援していきます。
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あとがき
なんとかアニメ2期に対して話を繋げることができたので、ぼちぼちこちらの記事も締めに向かっていきたいと思います。
ここまで書き上げての率直な感想としては、
「長すぎやろ」
もう、これにつきます(笑)
文量も執筆期間も想定の何倍にも膨れ上がり、校正作業も一切手がつけられていないのに現時点で公開日当日の深夜なので、リカバリが間に合わず恐らく誤字脱字多々あると思います。先に謝っておきます。すいませんm(_ _)m
昔から作文も文量だけはいっちょ前で中身を簡潔にすることが課題だったので、学生時代とその辺何ら成長がみられてないですね…ミアを見習います。
今回の記事は書き始めがnoteだったので、そのままnote上で公開となりますが、後日加筆修正だったり、もっと視認性を良くした内容のものを、はてなブログあたりでアップすると思いますので、気が向きましたらそちらもチェックしていただけると嬉しいです(泣)
さて、オタクは油断するとすぐ自分語りが長くなっちゃうのでこの項くらいは手短にいきます。
今回の記事のタイトル
「Do you know ”MIA TAYLOR”?」
ですが冒頭に記載したとおり、
アニメ2期に際し、初登場となるミアのことをまずは知ってもらう。
そしてあわよくば好きになってもらうための魅力をあげていくことをテーマに書き進めて参りました。
ただ、実はこれ自問自答の意味合いもありまして。
私の今の推しが、好きになるきっかけを与えてくれた「優木せつ菜」と、意識し始めてからは、せつ菜を凌ぐ勢いで好きが増している「ミア・テイラー」の2人になるのですが、ふと思ったわけです。
「あれ?自分はミアのどんなところが好きなんだ?」
「そもそもミアのこと、ちゃんと知らない気がしてきた。じゃあ向き合うか!」
この精神で、タグ企画発表以降は可能な限り、追える範囲、目を通せる範囲でミアが絡む媒体に手をつけてきました。
そしてその結果がこの記事になります。
正直なところこれだけ書いてもまだまだミアのことを私はよく知りません。
さらにアニメも始まるのでおそらくこれからもどんどん供給が増えていくことでしょう。嬉しい悲鳴があがりますよほんと。
推しも好きもいろんな形があって然るべきなので、漠然と好きっていうのも勿論悪いことじゃないと思います。それも立派な一つの好きの表現なので。
ただ、スクスタ2nd Season中のしずくやミア、果林達のように、
「わからないことをわからないままにできない」私のスタンスなので、あれこれ模索した結果、以前よりちゃんとミアの好きなところが見えてきた気がします。
ミア・テイラーって基本的に放っておけない娘なんだと思います。
ただそれは過保護とは違う。
例えば料理中のせつ菜のような見張っていないといけないような危なっかしさとか、そういうベクトルなのではなくて、常に視線を送っていないと、すぐに成長して先に進んでいっちゃう。
天才といえど14歳ですからね。まだまだ未熟な部分も多いですし、失敗も沢山経験するんだと思います。
ただ、彼女は聡明なので同じ失敗は繰り返しませんし、失敗を繰り返さないということは、失敗した分だけどんどんできることが増えていく。
もし未知のことに触れたときでも、過去から得た糧から失敗をしてしまう回数が少なくなっていき、また先に進むスピードが加速していく。
だから「見ていて飽きることがない」これが彼女の魅力だと思います。
しかも、ちゃんと自分が見られていることに気づいてますからね。時折立ち止まって、しっかり目線合わせてファンサービスもくれるし、生粋のエンターテイナーですよ。あの娘。
そんなファンサービスを一身に受けてしまったらもう最後。あなたも立派な「ベイビーちゃん」の仲間入り。
そんな新しいベイビーちゃんがこの春からどんどん増えてくれることを楽しみにしています。
最後に4thライブ企画「みんなで作るL!L!L!」で投稿した私からミアへ向けたメッセージと、スクスタ公式サイトのミア・テイラーの意気込みコメントを引用してこの記事の結びとしたいと思います。
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「小さなステージから、自分の歌を届けられるように頑張る。
だから見ていてくれると嬉しいな。スクールアイドルを始めたボクのことを、ね!」
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