かなり私的なサイン会レポと反省文

LIVE STAND FUKUOKA にてロングコートダディのサイン会に参加させていただきました。ありがとうドコモ。
推しにサインをもらったのも会話できた(仮)のも初めてだった。
本当に本当に嬉しくて、幸福というのはこういうことだって感じだったけど、冷静に思い返すと割としくじりまみれだったし、自分の人間性に絶望するなどしたため、乱文したためたい。

出来事ベース

辿り着くまで

前々日にロングコートダディがブースに現るという情報を得たが、詳細を読んでも何が行われるのか確信が得られなかった。サインがもらえるようではあるが、条件が明記されていない。
確実なことが分からず、どういう形になるかもわからないので、結局そこまで本気で準備ができなかった。

当日朝、ドコモブースでスタッフを捕まえて、ロングコートダディのサインが欲しかったらどうしたらいいんですか?(迫真)と聞いたら、今クリアファイルをゲットして、時間になったら並べとのことだった。

公演中、後ろ髪を引かれながら途中抜けしてブースに並んだ。サインをもらえる未来が確定した。
サイン会が始まった。最後列に並ばされたので何が起こっているのかイマイチわからん。一人分遅かったら最前だったのに😠😠😠というのを隣のお姉さんと話した。もうちょいステージ見てから来ても間に合いましたよねー😣という話もした。堂前さんが絡むと他人に話し掛けるハードルが途端に下がる。

どうやら喋っているな?喋れる時間あるな?10秒くらい?どうしよなん喋ろ。列は進む。しっかりと相手の顔を見て喋ってくれている様子が群衆の隙間から見えた。
5人前くらいになるとやっと視界が開けて、全体が確認できた。でも、なんにもまとまってなかった。待ってる間、アクティブトラッカーが高ストレスと異常心拍を伝えた。

堂前さんの前で

心の準備なんか一生できんまま、堂前前に案内された。着いた時に何か言ってくれたっぽかったんだけど、聞き取れなかったのである。痛恨。でも、確実に目は合ったのである。eye to eye ……

わけもわからず「ありがとうございます」と言って頭を下げた。
サインを書いてくれる堂前さん。を見ている私。ヤバイ、こんまま終わる。
「なんも喋れん」独り言かのように言うと、下を向いたまま笑ってくれた。多分。記憶が正しければ。

書いてくれたサインを見て、「これって宛名とかお願いできるんですか?」と聞いた。
ほぼほぼ無理だって思ってたけどワンチャンさぁ。なんかサインの情報調べてる時に過去会場でもらった人が一部隠して上げてるの見たから、宛名もらえるんかも?って思ってたし、書いてくれるならどうしても堂前さんがいいし、あぁそうさ、名前を呼んでほしかったんだよ!!!
まぁ、もちろん無理で、係の人に制されたので、「そうですよねそうですよね!すみません!」と、堂前さんの言葉も遮ってしまった。

その後の流れは曖昧だが、「めっちゃ応援してます」と悲痛に訴えているところでお時間になり、自主的にはがれながら「劇場にも行きます!」という断末魔とともに終了した。

兎の前で

兎と話すことを何も考えてなかった。

もちろんロングコートダディをコンビとして好きだけど、堂前さんを好きすぎるんだ。でも、兎を呼び捨てなのはそれが理由じゃないよ。芸名すぎるから。兎は兎やし、ケツはケツ。他意はない。

本当に一言も出なかった。お礼を言って受け取ろうとしたら、係員経由で渡されてちょっとなんでやねんってなって終わった。
(渡すのも渡されるのも係員経由やったけど、興奮したファンの勢いが危ない可能性とかなんかな???)

考え事フェーズ

せめて、人間として

後から一番キツかったのが、兎をちゃんと見たか覚えていないこと。
そもそも移動しながら堂前さんに話し掛けていたので、兎前に着いた時に顔を合わせてないと思う。よろしくお願いしますの挨拶が確実にできていない。

私のためのサインを書いてくれているというのに、その姿を見もしていなかった可能性がある。心ここにあらずで宙を見ていたかもしれない。正直一瞬堂前さんの方を見て、いかんいかんと思ってやめたし。そんで、ちゃんと目を見てありがとうって言えてたっけ?

別に向こうからしたら、誰がどうしとったかなんか気にせんやろうし、こっちが申し訳なく思うのもおこがましいと思ってるけど、普通に自分が人間の行いとしてないなと思って嫌だった。

ひとのことを、想えない。

他にサインをもらった人のツイートを見て衝撃だったのが、「たくさん書いて腕痛くないですか?」と聞いたら「大丈夫!」と笑ってくれた、というもの。その発想はなかった。
兎も一生懸命書き続けて何度も汗を拭っていて、見ていて申し訳なくなるほどだったとか。

まぁ、ずっと書いてる様子は後列から見えなかったっていうのはあるが、なんというか、私は自分がどうしてもらいたいかだけでしかなかったなと思ってつらくなった。

カイワカッコカリ

一番悲しいのが、多分ちゃんと会話できてないんですよね。
堂前さんが何を思っていたかなんて分かるわけないけど、ずっと気の毒そうな顔をしているように見えた。残念ながら、この記憶については確度が高い。

そんで、ようよう考えたら何も言葉を返してもらってないなと気付いた。
「応援してます」も「劇場行きます」も気の毒そうにこちらを見てくれていただけだったように思う。リアクション的な身振りはあったはずだが。

スタンダードな会話であれば、そこには「ありがとう」が返ってくるものだと思う。AIならそうなる。
なんで言ってくれなかったの😠じゃなくて、そうならないくらい私がヤバかったんじゃないかという不安である。白目剥いてた可能性すら否定できない。
私どんな顔してた?正常な発声だった?ちゃんと人間の形を保ててた?

聞けなかった言葉

宛名のくだりも遮るんじゃなかった。なんて言おうとしてたんだろう。「そうよねー」的な感じで始まっていた気がするが定かでない。
ワンチャン お断りからのボケがあったかもしれない。天才やし。まぁ、それは夢見すぎやけど。
でも、言おうとしたことは言い切りたいのが人の常ではないだろうか。それをはばんでしまったのが嫌だ。

あと、こんな混雑してて無理って考えたらわかるやんと思ったけど、次の時間帯の芸人さんは宛名ありだったらしく、ロングコートダディが人気すぎるのがいけん😡
あり得ないお願いでもなかったのかと少しは気持ちが軽くなった。どうせ言わないのも後悔したろうし。

おわり

人生を悲しくする天才

終わった直後は最高すぎて、また話したい!どうしたらいいんだ!と思ったけど、そんな害悪思考を抑えるために理屈で色々と考えたり今回のように冷静に振り返った結果、良くも悪くもボルテージは下がった。

あの体験を追い求めるのはかなり厳しいから、こんな記憶もはやなくなった方がいいのでは?と冗談半分に思ったが、割と本当に楽しかった気持ちはなくなってしまい、なぜわざわざ思い出をつまらなくする必要があったんだろうと切ない。わざわざ対応してくれた彼らにも悪いし。

自分の人間性が終わってることは別にいいと思って生きてるけど、こういう時に正しいコミュニケーションが取れなくて困る。剣を握ったままではお前を抱き締められない、といったところ。

最後は前向きに

なんか暗くなりすぎたけど、貴重な経験には変わりないし、もらったサインは消えない。部屋に飾って毎日拝んでいる。それだけでいいじゃん。

もしもまた対面できる機会があるなら絶対にもっと上手くやろう。失敗からしか学べない俺。イチかバチか好きすぎておおい町にふるさと納税したって言おうかな。

余談ですが、堂前さんのPRツイートが北九弁気味だったのはデルマパンゲやドーナツ・ピーナツの影響なんだろうか。LOVE...…

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