世界の終わりと夜明け前


なんてこった。明日はフラゲ日、そして明後日はアルバム発売日なんだよ。この日まで来てしまったんだ。もう本当に今の気持ちはバンジージャンプから飛び降りる気分だよ。本当にいくの?いかないの?どっちなの?って。大変だー。
本人たちがあわあわしたところで、時間というのは良くも悪くも進んでいく。

今日も自然に眠りについて、明日の朝に『今日はフラゲ日だー!店頭に並ぶのだー!』って飛び起きるんだ。そうだそうだ。

今日は大阪にラジオの収録で行ってたよ。
こんなご時世なのに!とか言われてしまったらそうかもしれないけど、しっかりと自分の役目を果たしてきた。
ラジオでギャルっとお悩み相談室という私がみんなの悩みに超最短を導き出して、解決するという相談コーナーは、とっても好評。
その後に劇薬(笑)と言って自分の流したい曲を流せるのだけど、そのコーナーが大好き。
ラジオで自分の好きな曲を流せるなんて、こんな贅沢なことあるかしら?この場を借りてお礼をさせていただきます。どうもありがとうございます!

ラジオの収録を終えて取材の合間にヤマトパンクス とお昼ご飯を食べに行ったよ。
ヤマトパンクスとの関係を疑われることはよくあって(当時付き合っていた彼氏にも、お前はヤマトのことが好きなんだよ。その気持ちに気付いてないだけ!なんて言われたこともあった。)いつも色んな人からヤマトパンクスのことが好きですかー?とかDM来ることがある。
確かに彼は顔もかっこいいし、色気もある、そして才能もある、繊細でとても素敵な人だ。
ただほんとに人間として欠落している。

ヤマトはというと、完全にわたしの好きなタイプを把握してるのね。
『わたしの好きなタイプ当ててみ〜よ』とか言うと『しーなちゃんは、ちょっと潔癖症みたいなところあるやねんな!!普通の真面目な清潔なサラリーマンみたいなのが好きやねんな!ホンマ!』ってピッタリ当ててくるわけ。

きっと自分がぐらぐらゆらゆら危ない人って本能的に自分を真っ直ぐ支えてくれる人を好きになるのよねー!
あと音楽とか漫画とか映画とか自分より圧倒的に詳しい人!
あー、、、それもう読んだ。観た。って作品言われちゃうと結構萎えちゃうの。

わたしはとにかくヤマトに恋愛の仕方とか、きっとこういう人を好きになると思うよ。好きになってみなよ。とか教えてあげてる。
そんなわたしの真面目な話を今日も全て聞き流して、飯食ってたけど。
そんでいつも、わたしといる時つまんなそうにするから『お願いだから、もっと楽しそうにしてくれない?』って頼んでる。

あー前説というか日記長いよ。もはやこれ日記じゃないよ。

結構わたしの口から聞く音楽的話ってとってもつまんないと思うのね。
だってわたしのキャラ的に女の子が4人集まってギャーギャー楽器かき鳴らしてパンキッシュに音楽やってます!イェイ!って感じが合うじゃん。
そんなボーカルが音楽的な話をしてもつまんない。ぁあ、つまんない。だけどこれを読んでアルバムを聴いてくれる人だっているかもしれないわけだからやっていくね。

イントロをSONIC YOUTHのSwimsuit lssueぽくしたかったんだけど、まぁそんなの無理なわけ。
無理なことをやると自然と東京初期衝動になるんだよねー。

イントロのまれちゃんのギターはとにかくカッコ良いよ。

楽器テクニシャン大沼智雄さんと共に色々試行錯誤しながらギターで色んな音を出してみました。(世界の終わりって静かよりも、めちゃくちゃ騒がしそうだから色んな音を入れた。)

私、こういう愛のある作業とても好きだったので凄く楽しかったです。

iPhoneを弦に滑らせてギィィィーーーンと鳴らしてるところもあります。
ぇえ!これしーなちゃん、ギター弾いてるの!?みたいなのもあるけど、ちゃんと弾いてるんだからね!ギャップだよ!
ぜひいろんなギターの音に注目して聴いてほしい一曲になっております。

この頃は浅野いにおさんの世界の終わりと夜明け前を何度も読み返し、読んでるうちに自然とこの世界観で曲を作ろうと思い、このタイトルになりました。
(ここでしーなの豆知識、この人、なんとなく!素敵!と思う人はなぜか浅野いにおを通ってこなかった人間です。でもみんな共通で手塚治虫は良いって言ってくれる。火の鳥とかね。)


最初にサビの歌詞とメロが同時にできて、元々 自分の中に放置してたAメロBメロがあったので合体させて作りました。
この曲も最後の悪あがきで無理矢理レコーディングした曲です。

"最後に撮ろうねフィルムカメラでシャッター切る時君が笑った"って歌詞は不自然かな?と思ったけれど、違和感のある歌詞の方が突っかかりがあって個人的に好きなのでこの歌詞にしました。
変なのとか臭い匂いとかってやっぱり超だいすち★

特にこの曲は男の子にカバーしてほしい曲です。
とってもかっこよく歌えると思います★

なんだかとっても長い文章になってしまった。
こんな言い方したら悪いんだけど、このアルバムは1時間もある。きっと長すぎて聴けないかもしれない。けど、この世には沢山の音楽があって漫画があって映画がある。
興味がなくてもとりあえず手に取って自分の中に入れてみてほしい。
もし好きなアーティストが居るのならば、その人が何を聴いて育ったのか、何を観てきたのか、何を読んできたのか、麻薬取締官のように芋蔓式で色んなものを掘っていってほしい。
人を好きになるというのはきっとそういうことです

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