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DOKI DOKI博多編


5/15 福岡
集合時間に起きる。
通常の人間はありえないだろうがアタシにとっては日常茶飯事である。

本当にごめんなさい…とみなさんに謝りながら車に乗り込み福岡に向かう。
行きの車は声が出ないために、『起きてればずっとしゃべってるし寝てろ。』と言われる。
持参していた病院に処方されている睡眠薬を飲み無理矢理寝て福岡まで爆睡する。
まるで発情期を迎えたゴリラを抑えつけるかのようである。

行きの車でかけていたメガネがない。
寝てる間になくなったのだ。カメラマン留置とスタッフ高田と車内を大捜索するが無い。
テンションがMAX下がるが、推しメン楽器テック大久保さんが居たのでヒステリックを起こさないで済む。大久保さんありがとう。

ライヴでは初っ端から『どうも、東京初期衝動です。今日は喉をぶっ潰しに来ました。どうぞよろしく。』とイキっていたが本当に後半声が出なかった。申し訳ない。喉が痛すぎて泣きそうになった。
端から端まで女、女女女女、女であった。
トキョショキギャル、博多にいたんだ…と思うほど博多に女が集中していた。幸せだった。
早く男限定ライヴ、女限定ライヴとかやってはちゃめちゃしたいなぁ。

福岡で伊達メガネをつけてきてくれた男性がいた。ありえないくらい嬉しい。女性ファンが多くて男性ファンが少ないアタシからすると超絶嬉しい出来事であった。一週間経っても『これ伊達メガネなんです!サブカル男子に少しでも近づくために!』というあの胸キュン言葉は忘れないレベルだ。


福岡からセットリストをいじってみたり、チューペットをワンフレーズ歌ってみたりしている。
弾き語りの曲ってあんまりリズムやメロディーを気にせず言葉をいれれるから意味のない造語とか言葉を入れてなくて何も気にせず本当の言葉をあながち入れているので本当の気持ちだなあと思える。

だけれど、昔バンドマンに『しーなちゃんはすぐ歌にするからしーなちゃんと恋愛するのはリスキーすぎる。まず特定人物に向けて曲を作る時点でアフォ』と言われた過去があるので全ての曲の輪郭をボヤかしていきたい。
この言葉言われるの恥ずかしかったなあ…


ライヴ後、物販に立ってみる。全国ツアーなんてアルバムを出したタイミングでしか回れないだろうからちゃんと全てに向き合いたいね〜と思って。
全国ライヴ折り返し地点で突如始めてみた。
アタシたちは行き当たりばったりで誰かを喜ばせて誰かを悲しませる。(全国ツアー前半戦の方々ごめんね。)
物販の時にみなさんと一言一言話していく。
女の子が『アタシ風俗で働いてるんですけど、そのせいで、なんたらかんたら』と話してくれた。
とりあえず超早口で脳内が追いつかなくて聞き取れなかった。わかる。わかる。緊張したらめっちゃ早口になるよね。

その時ちゃんと伝えてあげれなかったけれど、普通にその辺に居るわけのわからん自分を大切にしてくれない適当な男と無料でSEXをして心がすり減るより、ちゃんと法に定めたお店を経由してお金を貰ってSEX致して心がすり減った方が正しいし、賢いと私は思う。だから君は正しい。
ただ心がすり減ってしまうのには変わらないんだけれど。
だけれどお金で自分を買われてしまったら買われる前の自分には戻れないからリスキーなんだけれど。

自立した女性になっていきたいよね。全てにおいて

ライヴに来てくれるいろんな人に会えて楽しかったなぁ。きっともう会えない人とかも、もちろん居るでしょうね。
こんな時、『生きてればまた絶対会えるから!』とか言える人間でいたかったけど。
どうせ会えないことわかってる。どうせどっかで音楽を聞かなくなったり、音楽性が〜うんぬんかんぬん言う人だって居ると思う。
それはそれで大いに結構
きっとこの先もまた会える人の方が少ないだろうね

(こういうことを書くとまた清水くんにこれ書く必要あった?誰も幸せにならなくない?と言われる)

それに今仲良く会ってる友達に対してもどうせ2年後とか好きな人とか彼女とか彼氏とか嫁とか旦那とかできて『あ〜しーなちゃん?そんな子居たねぇ。元気かな?』なんて言われることくらい想像できてる
本当に生きるってムカつくよね
生きることを積み重ねても誰かの記憶から薄くなっていくだけなのに!

だけど私が死ぬ死ぬ騒ぎ立てた時に(昔からだけど)清水くんが『しーちゃんが死んでも、ほらね。やっぱりな…って思うだけだから何も面白くないよ…それより日大悪質タックル問題の時に出てきた江戸っ子ババアみたいになる方が面白いんじゃない…?』って言われてから意地でも生きてやろうと思った。
単純なのです

話を戻して福岡。
夜はスタッフの皆さんとバンドメンバーとご飯へ。
出来立てホヤホヤのもつ鍋絶品、隣に座る大久保さんもバリイケメン。最高の夜。言うことなし。 

ヒロタカ(PAの若い男スタッフさん)が前日の夕飯の際、アタシの隣に座ってた時すげえしんどそうな顔して黙りこくって何度もタバコを吸いに出て行っていたのに、福岡の日はあさか、なお、高田さんの席でとても饒舌になっていた…そしてタバコを吸いに外に出ることもなかった…
アタシは撃沈です…

このもつ鍋屋に謎のアンティークのおしゃれな椅子があった。
アタシはそれをとっても気に入って、自分が気に入った人や物は自分のものにしたいし、アタシの城にとってもピッタリ合うからお金を出して買うから買わせてくれと頼んだ。
『値段じゃないのよ。コレ』とキッパリ言われた。
そりゃそうだ。けどあれ本当に欲しかったな。
本当に欲しかった。また次も欲しいと言ってみよう。言うのはタダだからね。何でも言葉にするといいよ。口は災いの元で問題しか生まれないけどコスパが悪かったりめんどくさい方が生きてると実感するってあの菊池成孔も言ってた気がする。

その夜はとても長く、屋台に行ったり(大久保さん有り。最高。)福岡を楽しんだ。

その後大久保さんに逃げられた為、ホテルの部屋に帰宅。(最悪)

隣の隣の部屋から『はぁ?ありえねぇ!全員ぶっ殺す!飲まないならこのバンドやめてやるよぉ!!!』などの怒鳴り声が聞こえたので、もしや…と思いあさかとなおの部屋に行く。

部屋に行ったらなおちゃんがストロングゼロを片手に『しーちゃん。部屋に来て飲みに付き合ってくれてありがとう。本当に救世主…?天使かと思ったぁ〜てか、てかウチ楽しいことしか探してないし(笑)つまんねぇやつ全員消えろ(笑)』と、支離滅裂、分裂病?みたいな発言をしていた。
後半の発言はほぼアタシが憑依しているかのような発言である。

あさかに関しては『てんちむみたいなおじさんが好き!』とハチャメチャな造語を何度も言っていた。
てんちむみたいなおじさんって何。
ギャルステマおじさんなのだろうか。
真相は闇の中である。
是非我こそはギャルステマおじさんであると言う方はあさかちゃんにてんちむおじさんです。と立候補して欲しい。


まれちゃんは広島、福岡遠征の際、精神を壊してしまったのだろうか。

何度も同じチワワや岩を見てしまい何十時間もホテルで寝ていたのであまり会話をしていない。
別次元、別世界に居たのだ。
可哀想に。それとも彼女だけ彼女の周りだけ時空が歪んでいたのだろうか。
先日、まれちゃんと世田谷線チャリ爆走旅をしていた際に何度も何度も違う土地で同じ飼い主同じコーギーを見てしまった。
あれは本当に怖かった。

留置は全国ツアーで時空が歪み、精神が乱れ、繰り返され拗れゆく躁鬱を抱えたメンバーを見て何故か『お清めをした方がいい』と言ってダッシュでコンビニで"アジシオ"を買ってきた。

『これ、ステージと自分に撒いとき…』と。

おそらく、このバンドとスタッフはアフォしかいない。
留置さんのアジシオのお清めを信じ、ステージと自分にアジシオを撒きライヴをしたが、途中でビックマフ(エフェクター)が不調になり、ギターの音までも出なくなった。

ビックマフ気持ちよかったなぁ

屋台のバカウマラーメン
屋台深夜何時かわからない
台湾風の福岡

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