トラブルメイカーガール



2021年の夏、私たち東京初期衝動は山中湖の奥地のスタジオに赴き、泊まり込みの曲作り合宿を敢行。
ここでアルバムの曲を完成させる予定だった。

しかし、これは予定で終わってしまう。

私たちはなぜか焚き火にハマり、夜な夜な火を巻き起こし、焼きそばを食ったり散歩をしたりバカ騒ぎをして合宿を終えてしまったのである。最悪である。

このブログを読んだP青木(東京初期衝動の飼育員)は、さぞかし怒りで血圧をぶち上げているだろう。

とりあえず、山奥にまで作曲合宿に来たからには曲を作らなくてはいけない。
私たちは焚き火の空き時間に曲を作った。
もちろん、焚き火が優先。

トラブルメイカーガールはサビ以外は結構すんなり作れた。
しかし、肝心なサビのメロがなかなかうまくいかない。
こういう時はBaあさかになすりつける。

私はあさかに「東京初期衝動を今すぐ脱退するか、この曲のサビのメロを即興で作るかどっちかを選べ」と言った。

あさかはホニャホニャとメロを口ずさみはじめたのだ…

あさか曰く、朝方に外で意識朦朧と山中湖の周りを徘徊してたら小鳥が教えてくれたらしい。
ちなみに本当にあさかは朝から『小鳥のさえずりがメロディーをおしえてくれたねん!!』と騒いでいた(ボイスメモにも収録済み)

それ!それ採用!とあさかのホニャホニャと口ずさんだメロを採用した。

あさかはパワハラされすぎて、最近は私に何を言われても何も感じなくなったらしい。

とにかく天才あさかのホニャホニャ小鳥メロのおかげでサビが完成した。

この曲を作っていた2021年の夏は私が車の免許を取り、車を買うのではなくベスパを購入し原付で走り回ってた時期で、深夜早朝問わず高円寺から下北沢、渋谷、三軒茶屋などにベスパをかっ飛ばし、当時好きだった人に会いに行ってた時の曲である。

『産みたいくらい愛してる!』という歌詞は、女性しか感じられない表現だと私は思っております。

男子諸君、この曲を聴いてヒステリックな女ほど愛すべきですよ。

尚、この合宿で出来た曲はクリスマス、トラブルメイカーガール、クラッシュ(幻の没曲)である。

この曲を作った当時は『これはうちらの代表曲になる』とメンバー口を揃えて言っていたが、日が経つにつれ、全員が「パッとしねぇな…」と言い、半年かけて改良に改良を重ねた。
ライブのリハでも鳴らし、今回のアルバムで1番早く披露した新曲でもある。

小鳥達よ、あさかにメロディーを繋いでくれてありがとう。

2022年1月18日時点ではしーなのお気に入りソングである。

ライヴで「産みたいくらい愛してるー!」と叫びたいです。よろしくお願いします。

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