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不純喫茶にてまた会いましょう


私が曲作りで息詰まった時、ギターのまれちゃんはいつもお題を出してくれます。

この時は『中野でデートした場所で一番美味しかった時のご飯の話を歌にして。たまにあるじゃん。これ!革命的においしすぎる!みたいなの。』ってお題でした。

美味しいご飯、美味しいご飯…高円寺ならウシータ、中野なら武道家、タレ山、中野不純喫茶ドープ…不純喫茶のナポリタン!!!
と、まれちゃんのお陰で閃き、中野不純喫茶ドープをお題に曲を作らせていただきました。(もちろん無許可)

曲の方向性としては、BABY DON'T CRYのようなカタカナ盛りだくさんのキャッチーでパンキッシュな音楽。

まれちゃんの家でこの曲を作って居たのですが、ベランダから見える青い空がとても綺麗だったので、歌い出しを『青い空流れるピンカートン』という歌詞にしました。
(実際にまれちゃんと2人でいる時は常に音楽を流していて、その時に流していたアルバムがweezerのピンカートンだった。)

サビが最初は全然違うメロディーだったのですが、全く歌い上げれない為、レコーディング中にメロと歌詞を変えました。

歌詞はあらかじめ何パターンか作っておきます。
こうすることによって使えなかった歌詞は他のメロディーに乗せて成仏させてあげることができるのです。

完成verの現在のサビのメロは、まれちゃんが弾いてたギターのメロそのままに沿って歌詞を入れたもの。
せっかく考えたギターのメロをサビにして怒られるかと思いましたが、全く怒られませんでした。
寛大なまれちゃんの心よ、まれちゃんのような子を育て上げたまれの親よ、ありがとう。

サビで
君の少し伸びた髪が私を揺らすディストーション 
涙もろい君が好きなあの曲で今夜は踊り出す 
自慢のBABY!私が望む彼になってね?

と歌ってますが、ほんとに好きな人とたまに会った時に(好きな人じゃなくても男女問わず)髪が伸びてるとドキってしますよね。
その伸びた髪の長さに会ってなかった自分との時間や距離、歴史を感じるのです。

とっても気持ち悪いですね

そして、揺らすという言葉と音楽を混ぜたかったのでディストーションで表現させていただきました。

涙もろい君が好きな曲はきっときっと寒い夜を包み込んで今すぐ踊り出したくなるようなステキな曲だと思います。

私が望む彼になってねというのは女の子全員が男の子に思う気持ちであると私は勝手に思っております。
理想をこじつけるのは良くないけど、付き合ってない男の子もこの世に存在する男性全てが私の理想の彼になってほしい!

サビ終わりからの間奏のギターがとても聴いてて気持ちいいのですが、Gtまれさんはリトルマーメイドに出てくるフランダーが海を泳いでいる気分で弾いてます。
(通称、水中ギターと呼ばれる。)

ベースラインはあさかが適当に弾いてたものが良すぎて、そのまま弾いて!と頼みました。 

なおちゃんはこのアルバム作成中にDTMを覚えてかなり曲作りに貢献してくださりました。
作った曲を一度全て打ち込みで完璧に作り上げてそれを聴きながら各メンバーが個人練習できる環境を整えてくれました。
そのおかげでたくさん曲を作る環境が整えられました。

まれ、あさか、なおはこの曲のようにポップで動きのある曲が得意なのでこれからもこんな感じの曲を作っていきたいです。
バンドメンバーが天才でよかった!

そしてこの曲のCメロまで聴かないやつは死にます。
Cメロは最初、メンバーに「変だよ!」と大反対されましたが、「絶対いいよ!」と突き通しました。
完成したら「やっぱりいい!この曲はCメロあっての曲だ!」と!

『野に咲くバカになれ!』という歌詞はオナニーマシーンの1996年から2006年までのライヴ映像をまとめたDVDのタイトル
『裸の大将~野に咲くバカのように~』
からきています。
偶然Cメロを作ってる時に自分の棚に飾ってあったこのDVDが目に止まりました。

オナニーマシーン、イノマーさん、不純喫茶中野店さん、weezer、どうもありがとう。



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