【デュエプレ】<天地爆裂>軸赤白超次元XX(ダブルクロス)【ガイアールオウドラゴンカップADマスター】
デッキリスト
構築経緯
コッコ・ルピアを3ターン目にプレイしたい…
《コッコ・ルピア》はドラゴンを2軽減できる強力な効果を持つシステムクリーチャーである。3ターン目に《コッコ》を出し、4ターン目に6コストドラゴンをプレイする動きは非常に強い。
ただ、現環境の速度では3ターン目に《コッコ》を出せないと間に合わない。3ターン目に4積みのカードが引ける確率は先攻で55.2%、後攻で60.6%と心もとない確率である。
コッコ・ルピア8枚体制
16弾で登場した《フレフレ・ピッピー》。ドラゴンを1軽減、コマンドを1軽減できるこのカードは、コマンドを併せもつドラゴンにとっては《コッコ・ルピア》と同じ効果である。
《コッコ》《フレフレ》を合計8枚採用した場合、3ターン目にどちらかを引ける確率は先攻で81.9%、後攻で86.3%となり、それなりに信頼できる確率となる。
XX(ダブルクロス)との親和性
3ターン目《コッコ》《フレフレ》からつないで、4ターン目に出せる6コストコマンド&ドラゴンの中で、XX関連のカードが3枚ある。
《爆竜 GENJI・XX》
《爆竜ストームXX <天地爆裂>》
《爆竜パーフェクトストーム・XX》
《天地爆裂》の能力はファイアー・バードを参照するものであり、《コッコ》《フレフレ》と相性が良い。また、《GENJI》《パフェスト》は墓地のカードを参照する能力をもつため、《天地爆裂》の墓地肥やしと相性が良い。
このシナジーに着目し、今回は4ターン目《天地爆裂》を軸としたXXデッキでマスターを目指した。デッキ作成にあたり抑えるポイントは、XX陣営の能力に関係する超次元呪文(とファイアー・バード)を大量に入れることである。
また、ドローとマナブーストの必要性、デッキカラーについては以下のように考える。
ドロー:4マナ、5マナでフィニッシャーをプレイできるので無くてもよい
マナブ:《コッコ》《フレフレ》で軽減するので無くてもよい
カラー:ドローとブーストが不要で序盤の色事故が大きく響くため、赤+もう1色で単色カードを基本としたい。
採用カード解説
《コッコ・ルピア》 《フレフレ・ピッピー》
コンセプト。初動。各4枚採用。
《爆竜ストームXX <天地爆裂>》
コンセプト。墓地肥やしでファイアー・バードか超次元カードでSA化。5枚以上墓地にあればT・ブレイカーに。
スペックは正直《GENJI》の劣化だが、そもそも6コストでスピードアタッカー&Wブレイカーというスペック自体が強い。4枚採用。
《爆竜 GENJI・XX》
コンセプト。登場時より通りは悪くなっているがまだまだ強い。4枚採用。
《爆竜パーフェクト・ストーム・XX》
コンセプト。超次元呪文が墓地にある限り場を離れないので、対コントロールや最後の詰めとして非常に強い。ただし4ターン目に出しても超次元呪文が墓地に落ちておらず効果的ではないため、2枚採用に留めた。
《超次元ボルシャック・ホール》
赤の超次元呪文。《天地爆裂》のヒット率を上げるため4枚採用。
《超次元シャイニー・ホール》
《ボルホ》で《時空の火焔ボルシャック・ドラゴン》⇒《シャニホ》でタップキルして覚醒。《天地爆裂》のヒット率を上げるため4枚採用。
《超次元シューティング・ホール》
最後のひと押しに《シューティング》⇒《ガイアールカイザー》。《GENJI》でできない《時空の支配者ディアボロス Ζ》の対策。出せるサイキック・クリーチャーの範囲が狭いので2枚採用。
S・トリガー枠
前向きに殴り倒すデッキなので有効トリガーを最低限の8枚で十分と判断した。
《DNA・スパーク》
《超次元サプライズ・ホール》
《超次元オーフレイム・ホール》
残り4枚の枠は流動的だったが、最終的にこれに落ち着いた。《サプホ》を初動として《時空の戦猫シンカイヤヌス》⇒《時空の魔陣オーフレイム》の動きを見据えて入れた。
サイキック・クリーチャー
以下を採用した。
《時空の英雄アンタッチャブル》×2
5コス超次元呪文から2面展開。選ばれないのが強い。《時空の踊り子マティーニ》×1
《サプホ》を有効トリガーにするために。《時空の探検家ジョン》×1
ADなのでスノーフェアリー対策に。《時空の戦猫シンカイヤヌス》×1
赤クリーチャーをSA化して打点増強。《時空の精圧ドラヴィタ》×1
呪文主体のデッキに対して。《時空の火焔ボルシャック》×1
《ボルホ》⇒《シャニホ》でタップキル覚醒。《ガイアール・カイザー》×1
シューティングガイアールで打点増強。
…《時空の魔陣オーフレイム》を入れ忘れていた。実はヤヌスオーフレイムの動きは一度も使わなかった。入れるなら《アンタッチャブル》1枚と交換か?
その他採用候補だったカード
《永遠のリュウセイ・カイザー》:レッド・コマンド・ドラゴンなので《フレフレ》で2軽減できる。ハンデス対策として2枚入れていたが、XXのシナジーを重視したほうが強いと判断し抜いた。
《ライラ・アイニー》:ファイアー・バードのシナジーと最後のひと押しに。殴り返しで盾を消費してしまうのが痛かった。
《レッピ・アイニー》:墓地肥やししつつ超次元呪文回収。3ターン目にプレイしても後のつながりが悪いので非採用。
《スーパー炎獄スクラッパー》:トリガー枠として。シナジーが無いのと手打ちしても勝てない場面も多いので思い切って抜いた。
《キズナ・ブラスター》:5枚目以降の《GENJI》。《パフェスト》とシナジーがあるが、《パフェスト》を重視して動くことは少ないので非採用。
デッキの回し方
《コッコ》《フレフレ》から展開し、《天地爆裂》《GENJI》で盾を殴りつつ超次元呪文でさらに展開する。
《天地爆裂》と《GENJI》が両方手札にあるなら、《天地爆裂》から出して《GENJI》のブレイク数増加を狙える。
ボルホ⇒シャニホ⇒ボルシャック覚醒や、ヤヌスオーフレイムといった動きも見据える。
3ターン目《コッコ》《フレフレ》が出来ても、相手のターンに除去される可能性があるなら、4ターン目にも何かしらの動きができるようにしておく。
対MRCは《天地爆裂》がMRCを軽減してしまうので、なるべくプレイしない。
《永遠リュウ》を出されるとほぼ対処不能なので諦める。
おわりに
踏み倒し、シンパシーやブリザード、MRCといった理不尽な動きが跋扈する環境ではありますが、きちんとコストを払ってプレイするビートダウンでもまだなんとかなることに安心しました。
XXはデザイナーズにしては各カードの能力が散らかっていて、中々まとめるのが難しいように思います。このデッキもXXデッキと言えるかというとかなり微妙なところではあります…
本記事にアクセスして読んでいただいた皆様の何かの参考になれば幸いです。