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【今日見た夢】クソスピ覚え書き
今日はあちこち遠出をしていた。バスに乗ることが多くて、疲れて途中の車内で何度も寝ていたら、例のごとく夢を見た。
一昨日、ついに荒木についての夢を見れたせいか、いつもよりざわざわしている。眠っている間、戦国時代の色んな人の声が聞こえてきてとめどない。
しかしほとんどは聞こえても声が遠すぎるのと、どういう状況で話してるのかがわからないため、意味が捉えきれずひっきりなしに浮かんでは消えていった。記憶にも残らない。
ただ、このイメージだけは強く出たので受け取れたし目が覚めても覚えていた。
甲冑をまとった秀吉が立ってる。後ろから主君信長が呼ぶ声が聞こえてハッと振り返ると、自分じゃない別の家臣が呼び止められた声だった。
呼ばれた家臣が主君と話している。親しげに。
(主君に呼ばれたのが自分ではない!)
たったそれだけのことに、秀吉が目を見開き、顔をこわばらせてブルブルと震えている。
嫉妬というより強い不安。主君の愛情が他の家臣に移ってしまうのではないかという、極度の不安感に身体が震える。メンタルにかなりの負荷がかかっているのが伝わってくる。
これは…
恋愛感情?いや、それよりももっと深刻ななにか。主君の愛情ひとつで金と権力の何もかもが手に入る。
あるいは主君の気持ちが離れれば命を失うことすらある。
このことを一度知ってしまった男には、もう主君を失うことは恐怖でしかない。主君が誰を愛するのか、今誰に期待しているのか、それだけが気になって安心して眠れない。
「ハッ、ハッ、ハッ!」と、呼吸音がやけに早い。…だ、大丈夫か?これ、過呼吸じゃないのか?
恋愛であれば失恋したとしてもまだ幸せだったのかもしれない。
秀吉の追い詰められた心理が伝わってくる、大変息苦しい映像だった。
これはきついなぁ…
ここまで極限状態になると、もう長くは持たないだろう。
ここから何年かあとの秀吉の映像を今まで何度も夢に見た。秀吉が主君を見限るべきかと悩んでいる悲しい夢だった。
ここまで心理的に追い詰められたら、やがてああなるのはさだめであったのかもしれない。
ああ〜。
可哀想な映像見ちゃったなぁ…
それにしても、久しぶりにめちゃくちゃ戦国時代の人々の幽霊が寄ってきてる感じがする。
まだ三十代の頃、本能寺の変前後の夢を見た時は、起きてる時も半分戦国時代の映像が見えてる状態になったので、あそこまで酷くならないようコントロールしたいところ。
それにしても、ずっと嫌いだった秀吉のことがなんか気の毒に思えてきた。人それぞれの立場や目線を知らないとわからないことってあるよなぁ…
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