抜け出せ!第七世代地獄

第七世代という芸人さん達が、席巻し始めて、早一年、その勢いは未だ劣らず、毎日どこのチャンネルをつけていても、番組のどこかに第7世代がいる、過熱ぶり。

いわゆる若手お笑い芸人ブーム。
ただこれまで僕が体験してきたお笑いブームと違うのは、第7世代を代表する番組がないということ。めちゃいけ、爆笑レッドカーペット、レッドシアターなど、その当時のお笑いブームを語る上で必ず登場する番組がない。

霜降り明星、Exit、四千頭身などなどなど、が主人公の特番やレギュラー番組はポツポツと出てきているが、それが社会現象になるほどの人気はない。

確かに、ハナコ、霜降り、が賞レースで優勝したことがきっかけに、20代の若手に目が向けられ、人気番組でそれぞれの芸人が頭角を現し、第七世代ブームができあがったのだから、番組が努力して彼らをスターにしたのではなく、彼らが実力でスターになった。だから番組にはパワーがない。

これがぼくのような制作者の立場からすると、彼らから番組として、スタッフとしてジャッジされることになる。この番組は、出ても特にならない、面白くないから出ない、このスタッフとは、息があわないからやりたくない、攻めた笑いはYouTubeでやればいい、というなんとも悲しい未来しかないように思います。

でそうなると、やはり、制作する側も、この人にどうしてもお願いしたい!となるブランディングは必要だなと。対等に第七世代を含めた実力のあるタレントと向き合うためにも。となると、テレビ局発信の番組のオファーを待ち、その指示に従うということのみの働き方では、これから広告収入がどんどんと下がり、低いギャラしか支払えないテレビ局と共倒れするだけ。ただ、テレビが倒れても一部の第七世代は倒れない。

なぜなら、彼らには実力があるから。

とりあえず、コツコツがんばろーっと!

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