見出し画像

三味線文化譜とMIDIのもどかしさ

どうも山影です。
白川軍八郎の、じょんから新節を最終編までようやくまとめる事が出来ました。
もう既にご覧になっているかもしれないのですが、ここまで10ヶ月もかかりました。しかし未だに通しで弾いて、納得出来るような感じではありません。

私はリズムを引っ張る傾向があって、彼のように全てを淡々と弾くという事はとても難しいのです。速さの中でのちょっとしたタメだったり、バチ付のリズムに遅れたり。
通常スピードではまだまだなところもあります。

ギターをやっていた時に、イングヴェイというめちゃくちゃクラシカルなフレーズを早いパッセージで弾くギタリストが出てきた時、皆
こぞって彼の真似をし始めました。
いっぱい出てきたけれど、私の中で唯一の残っているのではないかという方は、ケリーサイモンさんです。
彼も数え切れないほどコピーをして、このフレーズの時にはイングヴェイはアップピッキングから入ります。な事まで解説出来るくらいなんです。
さぁ、私はどうでしょう?ケリーさんの足元にも及ばないと思いつつも、持っているパッションなのは変わらないんじゃないかと感じでいます。
ここはきっと薬指だろうとか、ここは勢いで弾いちゃってるなぁ(笑)とか、ギターのそれとは違うのだけど、何となく弾いてる時の情景とか勝手に感じるようになりました。
曲にはいる時の息の音、所々で入るドンって音。これはコピーしてる時(主に夜中)に、
「え?なに?」
ってくらいにビビりました(^^;録音している最中に入ったノイズだということに今更ながら気づきました。

何を弾いているのかは何となくわかるのは、過去にお伝えしてるかと思いますけど、練習が嫌で、歌番組に合わせて三味線を弾いていたからで、本格的にコピーをしたというのはこれが初めてになります。
なめていた訳ではなく、そこに価値というものが見いだせなかったのは事実。しかし、今こうしてやってみて改めて真似をするというのは大事なんだと思っています。そして、過去の自分を叱ってやりたいとまで思っています。
なんだ?個性って(笑)

ひとつでも得ることが出来たら、それは武器ではなくて、コミュニケーションに繋がると考えます。仲間にも伝えられますし、それはマイナスには働きません。
あの曲弾けるんだ。という自己満足でも良いじゃないですか。
教えるというよりも伝えるという方が自分にはしっくりきます。

そんなわけで、最終編はとりあえずの終了です。これを使っての応用編というのも作ってみようかと思っています。ただ、この時点では、
「次はよされかな?」と言っていますが、少し民謡から離れるのもありかと思い、ちょっとかねてよりリクエストがあった「情熱大陸」をと思っています。
基礎、基本は大事とは前々から言っていますけど、それさえもどうでも良くなりました。
先ずは楽しく弾きましょう。ということを伝えたいです。

話が長くなりましたけど、そのじょんから新節の文化譜を作成しています。
「和楽一筋」というフリーソフトを用いてます。

ここから先は

640字
津軽三味線を何にも縛られず自由に奏でたい人向けに書いてます。

読んで、実践すると、ちょっと上手くなったり、意識が変わったり。 天パ三味線弾き山影の有料マガジン。ヤマカゲノートと変えることにしました。

サポートがあると嬉しいです。