見出し画像

白川軍八郎奏法 最終編について

ものすごくご無沙汰してます。津軽三味線の山影です。
更新が大幅に遅れ大変ご迷惑をおかけしました。
後述する予定ですが、先日海外の方へ演奏へ行き、今帰国後の自主隔離中の身です。
帰国してすぐに三味線を弾き始めたのですが、一週間以上、きちんと練習することも出来ず(ホテル内では無理)なんかちょっといつものルーティンを掴むまでに時間がかかりました。歳をとるということはこういう事なんですね、嫌だな〜
超初心者講座購入もありがとうございます。お陰様でフォロワーさんの半数以上がご購入されていますし、「超初心者」という言葉が他の方からも散見されて嬉しいです。どんどん真似してください。

耳コピーを推奨する理由


さて、本題に入ります。という前に、YouTubeでもですが、譜面を所望される方が多いことに気が付きました。
稽古に行くと
「じゃあ次はこの曲ね」と言って譜面を渡されるということが多いそうなんですね。僕が子どもの頃、稽古に行くと、
「何やりますか?」
という師匠からの質問が入ります。そして、
「今日は、りんご節」とか言って、先生の弾く音、手を見ながら合わせていくスタイルでした。なので、既に教えてもらう側は、
「唄を知っていて当然」という形が既にあります。元来、練習をしていて当たり前、自分なりの予習をつけておくということが師匠にあったので、
「何をやりますか?」のプレッシャーは子ども心にもありました。
そして、うまくいかなかった時は譜面をコピーして渡されます。そして自宅でおさらいをする。それが普通だったんですね。
”やりたい曲〜先生のお手本〜聞いて見て覚える〜弾いてみる〜出来ない〜譜面”という図式ができます。
やりたい曲をまず覚えて、そしてどうなっているのかを「想像」するっていうのが実はすごく大事になってきます。これをやっていて、損をすることはありません。そしてやってみて、改めて譜面という答えを渡される。

頭の体操とか知ってます?マッチ棒を一本動かして、とかいうやつです。ものすごく考えて、どうしても解けなかった時の答えに対するリアクションて、すごくなかったですか?ちょっと考えて、無理だと思ってすぐに答えを見ちゃうと「あ、なーんだ」という風だと、その問題も忘れてしまうんですね。これ凄くつまらなくないですか?
譜面って、その答えなんです。なので、譜面で解決しちゃうのって、意外と忘れやすいんです。忘れる〜譜面〜弾く〜忘れる〜譜面〜エンドレス・・・

意外と気づかないかもしれないですけど、譜面に慣れると、ツボを見てしまいがち。弾いてる音をずっと目で追っていると、姿勢が崩れます。
譜面を見て練習するときは、必ず譜面台を使ってください、正面に来るように。それでだいぶ改善されます。
※決して譜面を見る。譜面第一ということは悪いということではありません。
ただ、この講座を続けていくうちに、耳は格段に鍛えられるということはお伝えしたいです。

ま、長々と書いてしまいましたが、今回も譜面は無し。耳と目で追って欲しいと思います。もう既に耳コピー編で音は取れていると思いますので、それを細かく丁寧に説明していきたいと思っています。
いや〜もう完璧だよ。という方ももう一度見て頂いてくれたらなと思います。このシリーズが終わる頃には希望者のみ譜面をお渡しできるかと思います(ちゃんと用意はします)

何故これに拘るのか?

僕の講座対象者という方は超初心者〜初心者という風に考えて行っています。経験者、そして将来指導者希望の方もいるかも知れません。
今回、耳コピーを通じて、何故白川軍八郎なのか?ということをお伝えします。

曲弾きの基礎中の基礎。

ここから先は

756字
津軽三味線を何にも縛られず自由に奏でたい人向けに書いてます。

読んで、実践すると、ちょっと上手くなったり、意識が変わったり。 天パ三味線弾き山影の有料マガジン。ヤマカゲノートと変えることにしました。

サポートがあると嬉しいです。