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コツコツ出来るのは才能です(三段攻略その1)

糸の張り方から、調弦、音合わせ、一段、二段と続けてきて、ようやく三段へ入ります。
ここで一旦、見直していただきたい事があるんです。それは撥の運び方なんですね。
動画の方でも言っていますが、何故そうなのかというと、
独学だと「自分の判断は自分でしなくていけないから」
なんです。僕は皆さんの弾き方を知らないのです。そしてどこまで上達しているのかもわかりません(サークル開設時には出来るかもしれませんが)

とある愛好家の演奏をネットで見て気づいた事なんですけど、撥の運びが不安定なんです。撥づけが出来ていないのです。なので糸をスカしてしまう事があったり(スクイも叩きも)リズムが均等に取れなかったりしている事が多いです。(その方はそれで良いかも知れないのですが・・・)
稽古前に音合わせの練習として、撥づけをするのはものすごく地味な事です。僕もまだ自分では完璧だと思っていません。延々と続く課題みたいなものです。
ですが津軽三味線を弾くにあたって一番重要なんです。

今をときめく若手奏者の一人は、延々と一の糸を叩き続けるということをしていたと昔聞いた事があります。それくらい撥と仲良くならないとカッコよくは鳴りません。
ちょっと厳しく書きましたが、ここまでやってこれているのです。ほんの少しだけでも良いです。音合わせの練習をまず初めにやって、それから曲の練習に向かってください。では三段の最初の譜面です。

三段1~8

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