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大会挑戦中に山影がしてこなかった事

どうも、山影です。
ようやく、レシピを確認しないでスパイスカレーを作ることができる様になりました(笑)それも美味しく。
自炊好きという割には、段取りが下手で更にですね、調理中でもシンクに洗い物が溜まるのが嫌で、その度に洗い出したりするので時間がかかる悪循環。
何故か?猫がシンクの食器とかをいじるのです。

犯人のカンナ♀

まぁ、そこら辺は仕方ないにしても、このレシピを見ないできちんと作るという事に関しては少し理由があります。
どれくらいで、50過ぎのおっさんがしっかりと覚えることが出来て且つ、アレンジが出来る様になるかということなんです。はい、ここ凄く重要です。

大体、3ヶ月でした。まぁ毎日作っていたらもっと爆速で速いのでしょうけど、毎日カレーなんてイチローさんじゃないし。スパイスフリークでもないし、カレーブロガーでもない。ちなみにスパイスカレーとかいうと、とあるカレーブロガーは鼻で笑います。そもそもカレーはスパイスじゃん。カレーカレーじゃんってことらしいです。なんでしょうね?

ちょっと脱線しましたけど、この3ヶ月の間で何回作ったかというと、6回でした。あれ?覚えるのは毎日だったら一週間だ。気が早い。大事なのは早さではなくて、行程な訳ですよ。

チキンカレーがベーシックなんですけど、ここをどうやったら上手くなるのか?ルーで作られたカレーもたまには良いけれど、15〜20分で出来てしまう手軽さでこちらに分があるんですね。微塵切りを短縮させるためにブンブンチョッパーを入手し、カレー作り専門に深めのフライパンを買いました。スパイスも、ターメリック、クミン、コリアンダーの三種のスパイスを専門店で袋買い。
そう、意識を変えるのに3ヶ月を要したんです。
「俺はカレーを作るんだ!」的な。
具材も変えたりすると、最後に入れるのが牛乳か、生クリームとかで変わりますし、6回の間で大分思考が変わります。僕はシーフードが苦手なのでそれ以外で作りましたけど、まぁ最終的に美味しくできるようになりました。

さ、ここからようやっとタイトルの方へシフトしていきます。
GWになると、青森県では三つの津軽三味線大会が行われます。
弘前、金木、青森ですね。僕は40になるまでに何回か出場していました。けれど受賞には至りませんでした。それは何故か?を今更ながら記しておきたいと思っています。カレーと一緒なんです。

何故出場をするのかが明確でなかった。

実は無冠と言っても、とある三味線屋さんの企画の大会で受賞をしたことがあります。その時の受賞タイトルが、
「観客が選ぶナンバーワン賞」でした。
自由にやれるオリジナルでの大会でしたので、これはとても嬉しかったのと同時に、次は古典で取らなければいけないんだ。という変な意識があったのを覚えています。
そう、自分の承認欲求のために出場したといっても良いくらいです。
多分、メジャーとかも考えていたんじゃ無いでしょうか?めちゃくちゃ動機が不純。

曲弾きをきっちりと作ることが出来なかった

まず、曲弾きを作れなかったというのがあります。色んな奏者のおいしいところをパクって(このパクり方もいい加減でした)とりあえずなんとかやっておこう。と思っていました。
実際に大会でどんな人が出るのかも知らず、必死だったのは覚えています。その必死もカッコだけでした。もうここだけでも書くのが辛い(笑)とにかくバカでした。
その後の打ち上げに参加しても惨めなこと、惨めなこと。

練習不足を仕事のせいにした。

津軽三味線は大音量です。僕自身、住んでいたところは鉄筋コンクリートだったのと、大家さんの許可をもらっていたのもあったんですけど、階下の人をノイローゼにしてしまいました。なので、引っ越しを余儀なくされたこと何回かあります。
そんなこともあり、遅くまで仕事をしているのもあって、練習不足は否めなかったのですが、全て仕事のせいにしていました。

結果、悪いのは自分の甘さでした

今、僕が大会に出場するのであれば、一年かけて徹底的に過去の出場者の洗い出しをするでしょう。そして、その為に何が必要かも分析すると思います。
そして、3ヶ月前にはきっちりと手を決めてひたすら練習するのみなんです。

大して知りもせず、フラフラっとA級エントリーして、出た結果は緊張で腕もガチガチ、人の目が痛いほど伝わってきて、情けない気持ちになるのは当然でした。
他の出場者たちは真剣でした。

けれども、嘯いて強気になればなるほど情けなくなり、40手前になる前に師匠の門を再度叩き、今のスタイルに落ち着くまで相当な時間を費やしています。
最後の大会は、やるだけのことをやった。けれど他の人たちはもっとやっていた。という結果でした。

大会至上主義の方もいます。僕も日本一になっていたらと思う時もありました。
けれど、この経験って決して無駄じゃなくて、こうやって自分をさらけ出して、あ〜やっぱり大会って大変だけれど、やったらやった分はきちんと返ってくることはわかります。
もし、大会に出場するという人がいたら、言いたい。
「逃げるな、とにかくやれ!」です。

自民党に入党したら総理大臣になれますか?


流派とかの忖度はあるかもしれないという噂はありますけど、青森山田に入ったからといって、レギュラーになれないのと一緒です。出た結果、やり切ったかそうじゃないかで、やっぱり進み方って変わると思うのです。
山影は、最低ランクの成績だったかと思いますけど、頑張れば仕事がきます。
嘘じゃないんです。才能とかではないんです。持って生まれたとか、運がとかではないです。けれど頑張っていたということは間違いじゃないです。

カレーを作るときに必要な具材がわかっていれば、悩みません。
それを作り上げる行程を大事にすれば、美味しくなります。
具材もわかっていなくて、いきなりカレーを作るって人はいないと思いますが、そういった行動をしていたのは自分です(笑)
練習をするというのも、ただ闇雲に弾くのではなく、毎回ゴールを見つけてそれに向かっていくことこそが、良い結果に繋がる最短の道かと思ってます。

常にゴールを見つけよう。達成したらまたゴールを見つけよう。
それが僕が思う今のやり方です。

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