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真似事は嫌いですか?

これ、いいな、歌ってみたいな。
って思って、大体曲を聞いて覚えるじゃないですか。
それも耳コピーなんです。モノマネ。それがコピーです。
人の真似をするというのは恥ずかしいことだとは思いません。
みんな誰かを参考にしていることってないですか?
仕事場。上司、同僚の真似してません?
それよりも何よりも、僕たちは日本語の喋り方を、親の真似をして覚えていませんか?
全部真似事なんです。だから先人はすごいなと思っています。

僕は今回、手を出さなかった耳コピーでとても良い発見ができました。
お手本は山ほどあったということです。

何故か、個性というものに囚われると、真似をするということはいけないことじゃないか?という間違え。
音楽の理論を知ると、考えが狭まるというなんだかよくわからない説を唱えているロケンローな人もいますけど、それも逆で、知れば知るほど余計に楽しくなるというのを知るのに、僕は随分と時間がかかりました。

ということで始めたコピーです。
正直言います。めちゃくちゃ面倒くさいし、弾けなくて腐ること、しょっちゅうです。
プロと呼ばれている僕は事実、完璧に近い状態の真似事ができなかったんです。なんとなく聞いて、あ!こんな感じか〜で終わってしまっていました。リスペクトまるで無し。適当だったんですよ。
ただですね、耳コピーを続けると未来が広がりました。なのでおすすめをずっとしているのです。

出したい音は思考によって作られる。
もう何百回も聞いている曲ですけど、聞く度に発見があるのは、ある程度コピーできるようになってからです。それまで何が何だかでした。
そして、あの音はどうやって出すんだろう?という思考がどんどん育ちます。一つのジャン!って音もよーく聞くと、胴のどこら辺で鳴らしているのか?とまで気を付けて聞くようになります。

職場でもなんでも、突き詰めていくという行動は、その人自身をとても豊かにしてくれると思います。
楽器も上達できて、そして耳が鍛えられることによって、プレゼン力も増すのです。
この人の声色真似しちゃえとかです。
なので、耳コピー、真似事は何にでも使えるのですよ。

是非、好きな曲を改めて聴いてみてください。ちょっと違う世界が広がるかと思います。
そして、自分が尊敬する人の真似をしてみてください。生きていくきっかけにも繋がると思います。いや、本当に大袈裟じゃないんですよ。

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