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なぜ今更?

長い演奏生活の中で、これほどまでに奏者を注目してコピーをしたことは無かったと思っています。
改めて聴くと「飽きない」この飽きないっていうのはなんでだろう?とずっと考えてました。単純に、
「音が馴染む」
これだけなんです。なので、今一番白川軍八郎を聞いている三味線奏者の一人だと思います。

多分、他の方も気づいているはずで、それを否定するような書き方は私の本意ではないので割愛しますけど、これからは、改めて原点を知るという事に尽きるのではないかと思うのです。それが基礎、基盤、基準となり、枝葉として広がりを感じられたらと思っています。

12年前に、大会出場を辞めることにした理由は、感動する音が無かったからで、それと求められているものが随分と違うのだなということもありました。入賞できない言い訳みたいに思われるかも知れないですけど(汗)

一体誰の為に、何の為に三味線を弾いているんだろう?
仕事としても、趣味としてもなんだか宙ぶらりんになっていた時期でもありました。結果、師事して頂いていた師匠の元へと行くのですが。

音って、なんだろう?自分の好きな音ってなんだろう?そればかりを追求して、いろんなことをやっていたら、とても身近にあったのにはビックリです(笑)
曲弾きが苦手で、どうやって組み立てるかがわからなく、様々な曲弾きを聞いていた時のCDでした。

余談ですけど、私は今まで曲弾きというものを教えてもらったことはありません。過去にどうやって作るのですか?と友達と思っていた大会優勝者にメールを送ったら、二度と連絡が来ることはなくなりました。とても失礼な質問だったんだろうな〜と思い出してもその思いは変わらずです。

なので、曲弾きとは自分で作り出すものなのだと思っています。今はそういうのに特化した教室はあるみたいですけど。

改めて聴き直し、その技術力、歌心にびっくりしました。小説でもそういうのありません?感じ方が違っていたり。
そんな感じがようやく自分に染み付いてきたことなのかも知れません。充分遅いです(笑)
なので、やり抜く力はついていると思います。
是非皆さんも、共にやっていきましょう〜!

耳コピーをすると、確実に音感が養われます。
先ずは騙されたと思って、コピーしてみたいと思う曲を延々聴いてみましょう。
先ずはそこからです。流れを感じ取れるようになったら、こっちの物。
その時の脳は新しい刺激で、回転を始めてます。そしてもっとと要求を始めるのです。
良いことだらけです。今更とは言わせません(笑)

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