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伝えたいことは、思考力

どうも、山影です。
僕は、依頼されて、津軽三味線を演奏したり、演奏のアドバイスをしたりしています。
現在、優ノ塾というオンラインサロンも始めました。
今日は生徒さんの個人レッスンがあって、その時に気づいたことを書いておきます。
生徒さん一人一人個性があって、取り組み方が違いますし、それによって指導の仕方も変わります。直ぐに上達する人もいれば、ゆっくり時間を書ける人だっています。ですが、この数年間の指導の中で意外と同じところでつまづく人は多いんじゃないかと考えてました。

暗譜は必要?

講座をオンラインでするようになってから、譜面を作成するようになりました。
そして、99%求められます。僕の持論ですけど、クラシックと違い、津軽三味線での譜面の役割というのは「確認」です。
僕は、基本楽曲を覚えましょうと伝えています。その時には譜面はまだ存在していません。ある程度覚え、そしてそれを口に出せるようになった時に譜面を渡してあげる方が確実に上達度は上がります。
演奏の技術よりも、どうやって演奏をしているのか?という思考力が働き始めると、僕たちの脳はそれに向かって、動き始めます。

僕たちは、一回見たことを忘れる生き物なんです。なので、今日稽古したことが役に立ったと思っても、稽古が終わり自宅に戻った時点で半分以上そのことを忘れるのです。
それを習慣つけるために、何度も繰り返し覚えるということが重要になってくるのです。

最初は、何弾いてるかわからなくて困ることがあっても、同じことを繰り返すと、勝手に意識が働きます。本当に不思議なくらいです。
今日は、生徒さんが譜面を見ながら何度も演奏をミスることがありました。
その後譜面を見ず、口三味線と演奏を合わせながら、一緒に演奏した後、一人で見ずに演奏した時は、半分以上躓かずに弾くことができました。これは頭の中で流れている覚えたメロディーを口と演奏する音がリンクされるからです。
これには生徒さんもびっくり、保険のために置いていた譜面で演奏ができなくなるというのは、本末転倒ですよね。
なので、暗譜する必要はありません。確認のために使いましょう。
というか、暗譜はその時には覚えているはずです。

いやいや、それは山影がプロだからでしょ?という話じゃないんです。
誰もができることなんです。
譜面を持つことというのは大事ですが、羅列する記号や、あまり目にすることのない三連符なんかは、弾く前から自身を堅くさせるものでもあります。
そこで伝えたいのは、譜面を手にしたらまず演奏を聴きながら、譜面を追いかけていきましょう。できたら口三味線もやってみると良いです。
そして一旦譜面を閉じ、弾いてみましょう。最初から直ぐにつまづくと思います。
それが普通です。そしたら譜面をもう一回見て確認をします。
徐々に流せていけるようになってきたら後もう一息のところまできています。
時間はかかります。ですが、競争意識は捨てて、この曲を演奏したいというビジョン、イメージを持つということがとても大事なんです。
技術よりも、考える力。思考力は演奏のみならず、スポーツやはたまた、人間関係まで上手くいくようにできています。

もし、譜面がなければ弾けないという方は、ぜひチャレンジしてみてください。
一回だけではなし得ないことですけど、続ける気持ちが変わることはあります。
そして、諦めたとかいうこともなくなります。

譜面を見て、ツボ番号を確認するだけでも、演奏スタイルが崩れて、変に肩が凝ったり手首が痛くなったりします。口も半開きになります(笑)

イメージして、臨んでください。
そして、譜面を見ずとも演奏ができるスタイルを身につけてください。

ではまた。山影でした。

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