見出し画像

白川軍八郎奏法 その1「曲を覚えよう」

この講座は曲をまるっとコピーをするという事で始めていきたいので、私のコピー方法を公開しながら、徐々に公開していく企画です。
何故、初代白川軍八郎氏なのか?というところからちょっと紐解いていきます。

技の革新はあれど、変わらないスタイル

先日、日本民謡協会が主催する津軽三味線大会を観に行ってきました。
皆さんとても素晴らしく、優勝した方は貫禄させも漂っていました。
70名ほどの参加者の中で、似たようなフレーズが多かったことに気がつきました。
それは、じょんから節の曲弾きの冒頭部分。およそ半数以上の方が白川軍八郎氏の手を使っています。いや、藤田淳一さんでしょ?藤田さんも白川流直系です。脈々と受け継がれてきているのです。
その他にも、白川軍八郎氏の手はあらゆるところで用いられています。仕方ないですよね、曲引きを作り出した張本人ですから。
変えようのない説得力が違います。

だからこそやる意義はある

私の流派は川崎の佐々木流。師である佐々木壮明氏は現在、木田林松栄氏の流れを組んでいると伝えられています。
木田氏、白川氏、両名とも時代を作った二人です。私は両方からパクりたいと考えています(笑)
この講座が終わったら、木田氏の奏法もやってみたいなと考えています。
幸いなことに、今はYouTubeなどで愛好家が様々な形でアップロードしてくださってます。
それを利用して、コピーを始めていきたいと思っています。
そして、この講座は譜面を用いません。全て、耳と目で確認をして欲しいのです。一曲分でその後の稽古具合が格段にアップすることは間違いないはずです。最初はよくわからないかもしれませんが、徐々に慣れていってください。
コピーする曲はじょんから節(新節)の曲弾きです。

ここから先は

376字 / 1ファイル
津軽三味線を何にも縛られず自由に奏でたい人向けに書いてます。

読んで、実践すると、ちょっと上手くなったり、意識が変わったり。 天パ三味線弾き山影の有料マガジン。ヤマカゲノートと変えることにしました。

サポートがあると嬉しいです。