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大人になっても読書感想文

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宿題じゃないのに感想を書きたくなった本について。
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#読書感想文

麻布競馬場『令和元年の人生ゲーム』第2話:古傷に塩を塗るというエンタメ

発刊されたばかりの、麻布競馬場・著『令和元年の人生ゲーム』(2024年)を、期間限定・無料公…

三色たんご
5か月前
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『断片的なものの社会学』:まかない飯のように暖かくおいしい本

夏休みの移動時間で、岸政彦(2015)『断片的なものの社会学』朝日出版社を読んだ。 これは、…

三色たんご
11か月前
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吉川徹(2018)『日本の分断 切り離される非大卒若者たち』

吉川徹(2018)『日本の分断 切り離される非大卒若者たち』光文社を読んだメモ。 「レッグス…

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『日曜の夜ぐらいは…』と『ゆっくり、いそげ』 ―「人を手段化しない」カフェをつく…

ドラマ『日曜の夜ぐらいは…』の感想を4行でまとめると、 ①3人の友情、いいなあ ②元ヤンで気…

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部活中止が残念じゃない中学生もいる、それが重要だ

「コロナ禍と児童生徒」に関する調査を紹介した記事で、興味深いものがあった。 簡単に言うと…

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岸政彦『リリアン』

岸政彦さん著(2021)『リリアン』新潮社 を読みました。 主人公とその恋人・美沙さんの2人…

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『エルピス』シナリオブックを読んで

2022年に見た中で1番心に突き刺さったドラマ『エルピス ―希望、あるいは災い―』のシナリオブックを借りて読みました。 自分の関心が生きるときがくる(かもしれない) 巻末に、脚本の渡辺あやさんとプロデューサーの佐野亜裕美さんの特別対談が収録されていました。 このドラマが紆余曲折を経て実現に至ったことは以前から目にしていたのですが、 この本では、企画の初期段階で、そもそもなぜ冤罪というテーマを取り上げるに至ったのかという経緯が書かれており、面白かったです。 渡辺さんは、

『海をあげる』:上間さんでも「ざらり」とするのかぁ。

上間陽子さん著(2020年)『海をあげる』筑摩書房 を読みました。 目の前の人、事実と向き合…

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