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人生の半分を共にしたエヴァの最後に、おじさんはどう向き合うのか

エヴァが来年1月についに最後を迎える。

いわゆる旧劇場版で一度終わっているので、正しくは"シンエヴァンゲリオンの最後"なのだろうけど、でもやっぱり「今度こそ本当にエヴァが終わるんだな」という感じがする。

個人的には、もしかしたら最後に予告で「ナウシカ2制作決定!」みたいなものが出て、新たな庵野サーガへの案内があるんじゃないかと少し期待しているけれど。

さて、思い起こすと、初めてエヴァを知ったのは高校生のころで、テレ東が写らなかった私の田舎にもエヴァのブームがやってきた。声優系ラジオや、アニメ・プラモデル雑誌等、様々なメディアを通して伝わってきて、うちの田舎に1件しかなかったレンタルビデオ店で借りて見始めたのが最初だった。

当時はアニメをあまり見ていなかった私もそれなりにはまって、ちょうど大学生の時に公開されたジ・エンドオブは、徹夜して公開日初日に見に行ったりした。

公開終了後も布教活動用のようなことをした記憶もあるが、次第に興味はその他のアニメ作品に移っていって、エヴァは"一大ブームを起こした有名作"というカテゴリに自分の中では収まっていった。

そして就職してしばらくたった頃に、まさかの新劇場版が公開された。

正直、最初に聞いたときは蛇足感を感じたが、実際に出来上がったものは流石と思える出来で「やっぱりエヴァって面白ない」と素直に思ったのだった。そして就職してお互い環境も大きく変わった友人と、子供心に戻れる時間は何物にも代えがたく、貴重なイベントの1つとなったのだった。

そして、そのシンエヴァもついに最終話が来年1月に公開となる。
前作の"Q"は"破"程に刺さらなかったが、今回はどうなんだろう。
シン・ゴジラでも存在感を見せ、クリエーターとしても経営者としても成功した庵野監督が何を見せてくれるのか、アスカは幸せになるのか、マリはどこまでメインストーリーに絡むのか、いろいろ気になる事は多い。

そんな事を考えていると「この最後のお祭りに、自分も何か参加できないか?」という思いがふつふつと沸きあがってきた。
(いつも一緒に見ていた友人が今は海外で、今回は一緒に見られないのも1つの理由かもしれいない。)

40才も過ぎたおじさんには、今更ブログで考察を書く元気も知識もないし、SNSで語るほどの熱量もない。でも、何かしたい。

そこで思いついたのは、オリジナルTシャツのデザインだった。

なぜ?と思われるかもしれないが、最近誰に売るでもなく、アニメやニュースを見てひらめいたことをTシャツにするのがマイブームになっているのだ。

絵心もないデザインのド素人の自分が、エヴァへの思いを紡いでTシャツを4つデザインしたところ、結構満足ができた。(SNSで少し反応もらったり、メルカリでイイネを1つもらったのでそれで十分だ。)

そんな自己満足のお祭りで悦に入っていた時に、ふと思い出したのが、そういえば子供のころも、ボール紙を使ってオリジナルのグッズや、すごろくを作っていたなという事だった。

まさかこの年になって、小学生の自分が顔を出すとは、本当にびっくりだ。

最後に少年の自分に出会わせてくれたエヴァンゲリオンには感謝しかない。

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