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日本の歴史の流れを簡単にまとめてみた part28「戊辰戦争」

徳川慶喜は、新政府でがんばれるから幕府の政権(政治を動かす力)を朝廷に返したのに、新政府への参加が拒否されてしまいました。

そこで、旧幕府軍(すでに政権を朝廷に返していており幕府は存在しないので、あくまでも旧幕府)は新政府軍と京都の鳥羽伏見で戦いました

これで勝利した新政府軍は、自らを官軍とし、徳川慶喜を朝廷の敵として戦いを続けました。

そして、西郷隆盛(新政府軍)と勝海舟(旧幕府軍)の交渉によって、幕府の拠点である江戸城が新政府に明け渡され、江戸を占領しました。

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それでもまだ福島県の会津藩は新政府軍へ抵抗を続けました。

これを支持する東日本の諸藩(長岡藩など)は、奥羽列藩同盟を結成。

新政府軍はこれに攻撃。会津の若松城を攻め落とした。

また、函館の五稜郭に立てこもっていた旧幕府軍の榎本武揚も降伏。

結果、新政府軍のもと国内統一。

鳥羽伏見の戦いより後の一連の内戦を戊辰戦争といいます。

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幕府が政権を朝廷に返したのに、このような戦争が起こると、外国としては旧幕府と新政府のどちらを日本の正当な代表機関とすればよいのか分かりませんね。困ったものです。

そこで、戊辰戦争が始まると、新政府は、諸外国に対して、

①天皇を中心とする新政権が成立したこと

②これまで幕府が結んだ条約を受け継ぐこと

を通告しました。

要するに、外国に対し、幕府ではなく新政府が正当な日本の代表する国家権力ですよと発表したのですね。

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