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日本の歴史の流れpart3 「日本で最初のリモートワーカー、 卑弥呼」

弥生時代は、米という食料を求めて村同士で争いが始まりましたね。

村通しで争いがあるということは、争いに勝つため村のメンバーを統率指導するリーダーがいます。その人のことを豪族と呼びます。

強い村の豪族は弱い村を従えてどんどん大きくなっていきます。これがクニと呼ばれるものです。この強い豪族は王と呼ばれるようになりました。

この時代の日本(倭「わ」)には小さなクニがたくさんあったのでしょう。

3世紀の日本(倭)には30ほどのクニを従える邪馬台国というクニがありました。この国の王は女性で卑弥呼(ひみこ)と言います。

卑弥呼は中国(魏「ぎ」)に使いを送ったようです。中国の歴史の本(魏志倭人伝)に書いてあるのです。下のような感じで書いてあります。

 【倭の国の王は、もともとは男だったんよ。そんでもって、クニ同士の戦いが続いてみんな疲れたから、相談して新しく女を王にしたとよ。その人の名前は卑弥呼というらしいね。この卑弥呼さん、うらないが得意で多くのファンがいたようだね。不思議な力を持っているようだと。だけんど、だけんど、女王になってからは、引きこもり状態。令和では引きこもりがいっぱいいるけど、卑弥呼さんはうーんと昔から引きこもりだけんね。そんで、卑弥呼さんは、女の召使1000人ほどに身の回りの世話をさせているんだよ。宮殿や、やぐらのまわりにはいつも兵士がいて守っとる。

卑弥呼さんは、中国に使いを送りました。中国は卑弥呼さんからプレゼントをもらいました。そのお返しに中国の皇帝は、卑弥呼さんに称号を与えました(卑弥呼はこれがほしかった!中国のボスに、日本で一番偉いのはお前だと認めてもらった)。織物や銅の鏡も与えました。】

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まだ日本には文字がない時代だから、日本には弥生時代の文献がないんですね。それに対して中国にはすでに文字があって、日本に関する文献があるのです。それが魏志倭人伝です。

その中に日本のこと、卑弥呼のことが書いてあるのです。

当時、日本から中国に行った人は、どのようにして中国語をマスターしたんでしょうね。語学学校に通ったのでしょうか?グーグル翻訳でしょうか?

また、どのような舟で中国に行ったのでしょうか。国際線フェリーで行ったのでしょうか?それとも飛行機でひとっ飛びでしょうか?考えてみると面白いですね。


卑弥呼女王、引きこもりながらもタンタンと仕事をこなす。日本で最初のリモートワーカーだったのです。




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